技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリウレタンフォームの材料設計と成形加工技術

ポリウレタンフォームの材料設計と成形加工技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ポリウレタンフォームについて取り上げ、ウレタン原料の特徴、選び方からフォームの製造、成形トラブル対策までを解説いたします。

開催日

  • 2019年10月8日(火) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 ポリウレタンの合成、構造と物性

(2019年10月8日 10:00〜11:30)

  1. はじめに~ポリウレタンの特徴と一般的用途~
    1. ポリウレタンの諸物性
    2. 成形加工性について
    3. ポリオール/イソシアネート制御による特性の発現
  2. ポリウレタン合成の基礎と配合例
    1. イソシアネートの反応と特徴
      1. イソシアネート基の基礎
      2. 架橋反応と結合
        • 自己付加反応 ・挿入反応
        • 環状付加反応 ・重合反応
    2. ポリオールの種類と特徴
      1. ポリエーテルポリオール
      2. ポリエステルポリオール
      3. その他のポリオール
    3. 鎖延長剤の種類と特徴
    4. 触媒とその作用機構
    5. ワンショット法とプレポリマー法
  3. ポリウレタンの化学構造と一般的特徴
    1. ソフトとハードブロックの化学構造
    2. 高次構造と物性および解析手法
  4. ポリウレタンの劣化と安定化
    1. 熱 (酸化) 劣化対策と安定化
      1. 熱 (酸化) 劣化機構
      2. 熱安定剤の作用機構
    2. 光 (酸化) 劣化対策と安定化
      1. 光 (酸化) 劣化機構
      2. 光安定剤の作用機構
    3. その他の劣化機構
  5. ポリウレタンの高機能化
  6. まとめ
    • 質疑応答

第2部 ポリウレタンフォームの反応と触媒の選択・使用法および規制対応

(2019年10月8日 10:00〜11:30)

  1. ポリウレタン用触媒の基礎と活性機構
    1. ポリウレタン用触媒の種類とその役割
      1. 触媒の種類と役割
      2. ウレタンフォームに及ぼす触媒の影響
      3. 触媒の泡化/樹脂化活性と反応性、フォーム物性の関係
    2. ポリウレタン用触媒の活性とその評価方法
      1. イソシアネートの反応
      2. 触媒の活性と評価方法
  2. アミン触媒の構造と活性、局所構造の関係
    1. アミン触媒の構造と活性との関係
      1. 触媒の活性化機構
      2. 触媒の構造と活性との関係
      3. アミン触媒の温度依存性
  3. 環境に配慮したポリウレタン触媒の開発動向
    1. 軟質フォーム用VOC対策触媒
    2. 硬質フォーム用難燃性改良触媒
    3. ウレタンエラストマー用重金属代替触媒
    • 質疑応答

第3部 ポリウレタンフォームの製造設備とプロセス

(2019年10月8日 14:00〜15:30)

  1. マテリアルズ・インフォマティクス概要
    1. AI for Materialsとマテリアル・ゲノムプロジェクト
    2. 国内外のプロジェクト動向
    3. 機械学習の基礎
    4. 機械学習応用の流れと課題設定の重要性
    5. 代表的な機械学習応用事例の紹介
    6. マテリアルズ・インフォマティクスの課題と解決・今後
      • 物質・材料データの特徴と注意点
      • 「分かりたい」のか「見つけたい」のか
      • 情報科学市民権
  2. 高コストな結果から低コストで予測する
    1. 予測技術が解決する課題
    2. 予測モデル作成のワークフロー
    3. 例:アモルファス材料内の拡散経路探索
    4. 例:計算データから触媒収率を予測する
  3. 機械学習を応用する前に考えること
    1. 情報科学者とのコミュニケーション
    2. 「課題設定」の重要性
    • 質疑応答

第4部 ポリウレタン発泡機の種類、特徴と成形事例

(2019年10月8日 15:45〜17:15)

  1. ポリウレタン発泡機について
    1. ポリウレタン発泡機
    2. ポリウレタン発泡機の種類
      1. 低圧発泡機
      2. 高圧発泡機
      3. 発泡機の選択
    3. 発泡機の詳細説明
      1. 混合システム
      2. 原料の温度調節方法
      3. 原料の計量 (メタリング)
  2. ポリウレタン発泡製造設備
    1. 軟質スラブストック発泡設備
      1. バッチ発泡設備
      2. 連続発泡設備
    2. サンドイッチパネル製造設備
      1. バッチ発泡設備
      2. 連続発泡設備
    3. 冷蔵庫発泡設備
      1. キャビネット発泡設備
      2. ドアー発泡設備
    4. モールド発泡設備
    5. 表皮一体成型 (モールド成型)
    6. RIM成形設備
    7. スプレー発泡設備
    8. RTM成形機
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/3/26 電子実験ノートの導入とデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/3/26 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/3/26 マテリアルズインフォマティクス (MI) の最新動向と小規模データ駆動型MIの展開 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 マテリアルズインフォマティクスの基礎と活用事例、導入の仕組み化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/20 発泡成形・中空成形・圧空成形の量産実施に向けての準備と、環境負荷低減の具体的な手段の解説
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価