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プラスチック成形品の力学特性評価と破面解析技術

プラスチック成形品の力学特性評価と破面解析技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の基本的な機械特性評価、長期信頼性の評価から、破壊強度の測定、破面解析手法 (フラクトグラフィー) まで事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年9月25日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計・開発担当者
  • プラスチック製品の品質保証担当者
  • プラスチック関連の技術者
  • プラスチックの強度評価・破面解析で課題を抱えている担当者

修得知識

  • 機械的特性の評価 (耐疲労性を含む)
  • プラスチックの構造と機械的特性の関係
  • 破面解析に関する基礎知識

プログラム

第1部 プラスチック成形品の構造と力学特性の評価

(2019年9月25日 12:30〜14:15)

 プラスチック成形品は、現在の社会ではなくてはならないものとなっており、使用される環境はますます厳しいものになっている。新製品の開発のために、強度や剛性といった機械的特性の評価は行われるが、これらの特性は、材料そのものの特性は当然のことながら、加工方法から生じる材料の構造とも密接に関係している。
 本講座は、高分子材料の微細構造について解説を行った後、成形加工品の構造について詳述する。また、基本的な機械特性の評価について,微細構造と合わせて解説する。さらに、今後ますます重要になるであろう、長期信頼性の評価についても触れる。講義は専門外の方にも理解できるように、丁寧に説明を行う予定をしている。

  1. 高分子材料の構造
    1. 高分子の性質
    2. 高分子の内部構造
    3. プラスチックの成形方法
    4. 成形品の構造
    5. 成形品に発生する残留応力
  2. プラスチックの力学特性評価
    1. 力学特性の評価手法
    2. 成形条件と力学特性の関係
    3. 複合材料成形品の配向と力学特性
    4. 結晶化状態と疲労特性

第2部 プラスチックの破面解析技術

(2019年9月25日 14:30〜16:15)

 破面解析 (フラクトグラフィー) は、破面を観察することで破壊に至る履歴や不良箇所を読み取って、製品の破損原因を解明する手法です。プラスチック製品において、当社は40数年の技術の蓄積を基に、製品の破損原因を提供してきました。今回、分析事例等を中心にお話します。

  1. 破面解析の意義
    • 破面解析を何故行うのかなど
  2. 破壊の性質
    • 破壊強度の特徴など
  3. 破壊強度の測定方法
    1. 低速変形破壊
    2. 衝撃破壊
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊など
  4. 破面解析手順
    • 破面解析を実施する上での注意点など
  5. 破面解析事例紹介
    • 各種試験した破断面など

会場

豊洲文化センター

8F 第1研修室

東京都 江東区 豊洲2-2-18
豊洲文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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