技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

経口抗凝固薬の市場・開発動向と今後の製品戦略

アテローム生動脈硬化症と深部静脈血栓症治療を見据えた

経口抗凝固薬の市場・開発動向と今後の製品戦略

~新たな適応取得のためにいかなるデータが今後必要となるのか / 新たな市場開拓のためにどのようなマーケティング戦略が重要になるのか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月19日(水) 13時00分 16時00分

修得知識

  • 新たな適応取得のために必要となるデータ
  • 新たな市場開拓のために重要となるマーケティング戦略

プログラム

 1950年代にビタミンK拮抗剤のワルファリンが承認されて以降、2011年に抗トロンビン阻害剤ダビガトランが日本で承認されるまで、50年以上の長い間、ワルファリンが唯一の経口抗凝固剤であった。その後3つの抗Xa阻害剤が次々と承認されるに至った。現在新規の心房細動患者の血栓予防にワルファリンが使用される機会は激減し、投与量の調節が簡単で、複雑の薬剤相互作用のないことがから、ほぼすべての症例で直接経口抗凝固剤 (DOAC) が使用されている。患者数が多く、一生内服する必要のある、心房細動患者の血栓予防症例は、最も大きな市場を占めているものの、ほぼ重要なデータは出尽くした感がある。製薬会社にとって差別化を狙ったデータがこれから出てくる可能性は少ない。現在のデータから判断するならば、内科的疾患、特に癌患者の静脈血栓症の予防ならびに心筋梗塞後・末梢動脈疾患患者における動脈血栓症の予防投与が、残された市場である。しかしこれらの適応に関しては、心房細動症例の血栓症予防のようなリスクベネフィットが比較的クリアな領域でなく、医師の処方動機が弱いことが最大の問題点とされている。
 本講演では、これらの新たな適応を中心に、問題点を整理し、いかなるデータが今後必要となるのか、いかなるマーケティング戦略が重要になるのか、解説を試みる。

  1. 抗凝固剤の歴史
  2. ワルファリンの適応
  3. 抗凝固剤処方時の問題点 – 処方を妨げる因子は?
    1. つのDOAC (直接経口抗凝固剤) – 現在の差別化データは?
    2. 薬剤の比較
    3. Pivotal試験 (心房細動) の比較
  4. 心房細動症例の市場 – 拡大する余地はあるのか?
  5. 以外の適応 – これらの市場は今後発展するのか?
    ~動脈血栓症予防における有用性/意義は?~
    1. ACS
    2. PCI/Af
    3. Cardioversion/ablation
    4. Stroke/PAD
    5. Special population (腎障害、超高齢など)
  6. VTE
    1. 内科的疾患、悪性腫瘍に伴うVTE
    2. 予防における処方時の動機
    3. 今後の動向

会場

江東区文化センター

3F 第1研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/18 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/18 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2024/12/18 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/18 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/19 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2024/12/19 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2024/12/19 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2024/12/19 ベンチマーキングの基本と実践法、研究開発テーマへの展開 東京都 会場・オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/19 自社保有技術・コア技術をベースとした革新的な研究開発テーマの創出活動 オンライン
2024/12/19 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 ソーシャルリスニングからの患者さんの声の事例紹介と活用のためのワークショップ体験 東京都 会場
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -