スクリーン印刷の基礎と不良対策の総合知識
~原理、条件、ペースト、トラブルシューティング、プロセスの最適化~
京都府 開催
会場 開催
概要
本セミナーではスクリーン印刷について基礎から解説し、印刷トラブルとペースト・スクリーン・基板・スキージ特性との関係を解明しトラブルを無くす為にその場限りではない、再現性のある不良・トラブル対策技術について詳解いたします。
開催日
-
2019年6月6日(木) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- スクリーン印刷に関連する技術者、品質担当者、管理者
- スクリーン印刷で課題を抱えている担当者、管理者
修得知識
- スクリーン印刷の基礎
- トラブル発生メカニズム
- ペーストの設計・測定・評価と粘度、たれ、降伏値、接着力
- 「にじみ」「かすれ」の原因と対策
- ペーストの化学的特性とメカ部分との関係の最適化
プログラム
スクリーン印刷は量産に入るとトラブルが多発する。不良は単純に言うとニジミとカスレであり、不良の原因は、スクリーンと基板の密着度、ペーストの粘着度合い/だれ、基板の濡れ性など多岐にわたる。ペーストの化学的特性とメカ部分との関係の最適化が必要である。部材の特性ばらつきが大きく、特にペーストは、設計、製造によるばらつき、経時変化による特性劣化が大きい。また、これまでのペースト特性の定量化方法では不十分である。充填、版離れ、レベリング特性を直接測定できる方法が必要である。
本セミナーでは、印刷トラブルとペースト、スクリーン、基板、スキージ特性との関係を解明しトラブルを無くす方法を解説する。
※【動画による充填説明】セミナー開始5~10分前
- 概要編;印刷トラブルと対策
- 印刷トラブル=にじみとかすれの種類と原因
- ペースト不良によるにじみ、かすれの例
- スクリーン不良によるにじみ、かすれの例
- スクリーン、基板の表面状態とにじみ、かすれ
- 印刷方向によるパターンの傾き
- 短パターン問題;100μ以下で、膜厚不足、かすれ
- スキージ形状と印刷性/ゴム硬度と印刷性
- ゴムスキージの充填力は弱い/ペーストが入っていかない
- 印圧設定の重要性
- スクリーンと基板の密着度合いが印刷品質を決める
- スキージの役割/印圧と押し込み力
- スクリーンのテンション (反力) ばらつきと印刷品質
- 充填/版離れは接着力バランスが重要
- スクリーンと基板との間のペーストの粘着度合いが印刷品質を決める
- 表面張力が印刷品質に大きな影響を与える
- ペースト内部の接着力バランスと表面状態
- 充填、版離れしやすく、だれにくいペーストとは?
- ペースト粘度測定法/充填、版離れと粘度測定法
- 充填、版離れ、レベリング別ペースト直接評価法
- ペーストの内部特性、表面特性が印刷に影響を与える
- 高粘度ペーストは高膜厚だが、凹凸ができる
- 詳細編;印刷メカニズム解説とトラブル対策
- 印刷不良発生メカニズム、充填向上法
- 充填メカニズム、問題点
- 連続写真による充填メカニズム解説
- 高粘度ペーストはローリングだけでは充填不可
- 小孔径での充填/版離れの難しさと対策
- 小孔径ではペーストが流動せず充填しにくい
- ゴムスキージの充填力向上法
- ゴムスキージの充填力限界対策/圧力充填等
- 印圧メカニズム詳細、問題点、印圧均一化法
- 印圧不良=基板との密着不良;スキージとスクリーンの変形対策
- ダウンストップとフローティング/コンタクト印刷とオフコンタクト印刷
- べたパターン;膜厚均一印刷法、印圧不良防止;印圧が特に重要
- ビアホール印刷例
- 版離れ不良発生メカニズム、版離れ向上法
- 30μ線幅印刷での版離れ不良の原因
- 版離れメカニズムの詳細;充填と版離れとペーストの関係
- 現状のコンビスクリーンの課題と解決法
- 版離れしやすいペーストとは?
- ペーストの表面張力、粘度、降伏値/溶剤、バインダ、粒子
- 充填版離れ性を直接評価する方法とは?
- 版離れしやすいスクリーンとは?
- メッシュ強度、反力、変形、撥水・撥油性
- 版離れ向上法;各社の対策法/加圧版離れ法の種類
- ペースト特性と充填版離れ
- ペーストの基本構成/ペースト製造法
- 構成材料/形状、量、混練方法と粘度、チキソ性
- 粉砕と分散の違いと重要性/各種分散装置
- 凝集コントロールの重要性
- バインダ不要低温焼成ペースト
- 充填版離れを向上させるためのペーストの内部/表面特性
- 量産・製造・ペースト評価編
- ペースト評価方法/粘度計の種類と原理
- 流体方程式系/運動方程式系/だれ接着系
- ペーストの内部特性と表面特性評価方法
- 回転粘度計/だれ測定/振動・音波粘度計/粘弾性
- 乾燥・焼成工程概要/乾燥焼成の原理
- スクリーン設計上の注意点
- 基板スクリーン位置決め方法の種類
- 量産工程設計概要
- ペースト設計参考技術
- 参考技術
- 表面張力による0.8μmパターン形成/表面張力測定法
- 印刷/真空成膜/コーター/ロータリースクリーン/ロールツーロール
講師
村野 俊次 氏
3DPowers,Inc. (株)
代表取締役
会場
京都リサーチパーク 東地区 1号館 4F C会議室
京都府
京都市
下京区中堂寺南町134
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
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- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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- 他の割引は併用できません。