技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

魅力的な新市場へ参入するための経営層説得の方法

魅力的な新市場へ参入するための経営層説得の方法

~市場規模の推定、妥当性のあるデータ、根拠の示し方~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年4月23日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 新規参入、新規研究開発テーマの魅力を上手に経営者に伝える方法

プログラム

第1部. まだない新市場規模を推定し新規R&Dテーマを通す為の根拠の示し方

(2019年4月23日 10:00〜12:00)

これまで全く存在しなかった新しい市場を創出する場合はもちろんのこと、既存市場であっても新しい技術により市場規模が変わります。こうした新しい市場を創出する、既存市場を変える可能性があるのがR&Dの醍醐味といえるでしょう。つまりR&Dテーマの魅力を説明するには、新しい市場にどれだけ魅力があるのか説明しなければ、経営者を説得できません。それでは、どうやってまだない新市場規模を推定すればいいのでしょうか。自分達に都合の良い数字では経営者を説得できません。本講演では、まだない新市場の市場規模、需要予測を科学的に推定し、その根拠を示す理論・方法・考え方について解説いたします。

  1. まだない市場を推定する考え方
    • 潜在的ニーズを有する無消費市場から消費を創出する考え方
    • 新市場創出ケースにおける競合 (代替) 技術の考え方
  2. 市場規模推定の方法
    • まだない新市場を推定する基準
    • 情報ソース
    • 推定の理論
    • 推定結果の検証
  3. 経営者を説得するための重要なポイント
    • 質疑応答

第2部. 技術ロードマップによる 新市場の発掘・推定と説明説得の仕方

(2019年4月23日 12:45〜14:45)

技術ロードマップは、提案する新規R&Dテーマの発掘・推定に不可欠の取り組みです。なぜなら技術ロードマップを作成すること (ロードマッピング) は文字通り未来を切り開くことであり、その設定した未来の妥当性を見極める活動だからです。 また作成した技術ロードマップは、自社全体のターゲット市場・製品・技術の3つの進化の展望が示されているので、提案する新規R&Dテーマの目標値・開発シナリオをポジショニングすることで、その整合性を見るツールとしても活用できます。 この技術ロードマップを策定し使いこなすには、技術ロードマップそのものの理解が必要です。本講座は、「技術ロードマップとは何か」、「技術ロードマップの具体的な作成手法とそのポイント」、「新市場の発掘・推定と説明・説得に役に立つ技術ロードマップ」について、豊富な事例を交えながら講師の経験を基に詳しく解説します。

  1. 新市場発掘・推定と説明説得の仕方に関わる技術ロードマップの役割と本講座の狙い
  2. 技術ロードマップとは
    • 技術ロードマップの基本構成と定義
    • 技術ロードマップの変遷と事例紹介
    • モトローラ社に始まる企業、産業界、公的機関などの技術ロードマップの事例を紹介
    • 技術ロードマップの分類
  3. 技術ロードマップの策定 (ロードマッピング) の進め方
    • ロードマッピングの概要
    • T – Planによるロードマッピングのフレームワーク
    • 納得できるロードマップにするための必須要件とサポートツール
  4. 新市場発掘・推定に役立つ技術ロードマップの深化
    • 深化の切り口
    • 深化の基軸コアコンピタンス
    • コアコンピタンスの抉り出し
  5. 技術ロードマップの期待効果とその維持・進展のためのロードマップローリングの薦め
    • 質疑応答

第3部. 未来予測による 新市場の発掘・推定と説明・説得の方法

(2019年4月23日 15:00〜17:00)

未来予測の意義は、「正しいことを言い当てる」ことではなく、「他社と異なる予測、他社が予想しえなかった予測を一歩先んじて言い当てる」ことにあります。その意味では新製品開発と同じです。独自性、差別化が伴わなければなりません。 ではどうすればできるのか?それは「知識」と「センス」です。情報というインプットは誰にでも等しく与えられます。未来予測における「知識」とは、古今東西かわらない「法則」です。「法則」を沢山知っておくことで精度が高まります。「センス」とは思考力です。独自性ある見解を生み出す、先を見通すには思考です。思考力は、天賦の才とみなされがちですが、後天的に鍛えることは可能です。 講演では、その「知識」「センス」を磨くポイントについてかいつまんで説明いたします。

  1. 未来予測の要諦
  2. 未来予測が当たらないパターン
  3. 未来予測の分析のフレームワーク
    • 変動因子を知る?人口動態から技術まで
    • 変動因子はどう影響与えるのか? 関連するのか?
      自社、顧客・市場、競合、業界~関連付けのフレームワーク
  4. 必然的に起こるパターン・流行り廃りのみきわめ方~知識としての必然法則
    • 市場の成長曲線とイノベーター理論
    • 技術進化論
    • 人間個人の変化
    • 社会、組織、人間集団の栄枯盛衰
  5. 未来予測の思考技術?先手をうつ、当たる、独自の見立てのつくりかた
    • 状況分析:過去~現在の状況を、気づかない視点で見直す
    • 歴史をふりかえる~業界、技術、商品・・変わらない法則を発見できるか?
    • 変化のシナリオを考える~「コインの裏返し」ではない変化が生み出す変化をシミュレーションする
    • シナリオプランニングからのロードマップ
    • シミュレーションする頭のつかいかた~ユニークブレインラボRの創造的思考
  6. 市場の予測、仮説立案の要諦~何を評価・検証するのか~マネジメントが持つべき評価の視点
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/24 研究開発のための技術ロードマップの作成・活用法と策定事例 オンライン
2024/5/27 医療・ヘルスケア分野参入に向けた新規事業・研究開発テーマ企画応援 全2日間セミナー オンライン
2024/5/27 新規事業・研究開発テーマ企画の心得と戦略 オンライン
2024/5/27 研究開発・技術部門が行う特許情報調査の基本とすすめ方、調査精度を高めるポイント オンライン
2024/5/28 R&D部門の研究・実験データのExcelにおける効果的な蓄積・分析技術 オンライン
2024/5/29 技術者、研究者のための実践的なタイムマネジメント (時間管理) オンライン
2024/5/30 未来予測による新規研究開発テーマ創出の仕方 オンライン
2024/6/3 不確実性を価値創造に変える衆知錬成の「意思決定」 オンライン
2024/6/4 ものづくり・問題解決のための機器分析の考え方と進め方 オンライン
2024/6/4 希少疾患におけるアンメットニーズ: ペイシェントジャーニーによる掘り起こしと分析、マーケティングや事業性評価への活用 オンライン
2024/6/5 生成AIと自社データの連携によるアイデア創出と研究プロセスの変革 オンライン
2024/6/5 研究開発部門を対象とした情報収集のテクニック オンライン
2024/6/5 研究開発のための技術ロードマップの作成・活用法と策定事例 オンライン
2024/6/6 自社の強みを活かした開発マーケティング実践講座 オンライン
2024/6/7 研究開発・技術部門が行う特許情報調査の基本とすすめ方、調査精度を高めるポイント オンライン
2024/6/7 シナリオプランニングをとりいれた市場・製品・事業・技術ロードマップの策定と実行手法 オンライン
2024/6/10 薬機法、景品表示法、健康増進法に違反しない健康関連食品に関する広告マーケティング戦略とコピーライティング 2024 オンライン
2024/6/11 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2024/6/11 電子実験ノートの導入とR&Dデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2024/6/12 医療機器開発のための事業化戦略とプロジェクトマネージメント オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2013/10/26 新たな患者満足度測定手法と増患・増収対策
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書
2011/11/2 インドの食習慣・食品産業と日本企業の事業機会