技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品における糖鎖試験法・ペプチドマップ法と規格の決め方/試験方法設定方法、分析法バリデーションの根拠

バイオ医薬品における糖鎖試験法・ペプチドマップ法と規格の決め方/試験方法設定方法、分析法バリデーションの根拠

~局方に記載された糖タンパク質糖鎖の評価に用いられる試験法 / 特性解析、規格設定の妥当性と開発初期に重視すべき規格試験法設定~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年3月28日(木) 10時30分 16時40分

プログラム

第1部 局方 糖鎖試験法をふまえた糖鎖分析/糖鎖特性解析とペプチドマップ法を用いた品質評価試験

(10:30~13:00)

 抗体医薬品などの糖タンパク質医薬品の特性解析及び品質管理の際には糖鎖も評価する必要がある。またバイオ後続品においても、先行品との比較も含め糖鎖の評価は重要である。本講座では、局方に記載された糖タンパク質糖鎖の評価に用いられる試験法について実例を交えながら紹介する。
 一方、ペプチドマップ法はタンパク質医薬品の一次構造解析や確認試験法に使用される重要な試験法の一つである。本講座では、ペプチドマップ法の基礎から試験法の設定などについて実例を交えながら紹介する。

  1. 糖鎖試験法
    1. 糖鎖試験法に関連する局方試験法
    2. 糖タンパク質医薬品の糖鎖構造について
      1. 糖タンパク質医薬品の構造と不均一性
      2. 糖タンパク質医薬品を構成する単糖及びグリコシド結合
      3. 糖タンパク質医薬品の糖鎖構造
    3. 糖鎖解析技術について
      1. 単糖分析
      2. オリゴ糖分析/糖鎖プロファイリング (糖鎖マップ)
      3. 糖ペプチド分析
      4. グリコフォーム分析
  2. ペプチドマップ法
    1. ペプチドマップ法に関連する局方試験法
    2. タンパク質の一次構造について
      1. タンパク質を構成するアミノ酸及びペプチド結合
      2. タンパク質の一次構造と翻訳語修飾
    3. ペプチドマップ法
      1. ペプチドマップ法とは?
      2. ペプチドマップ法の解析支援ツール
      3. ペプチドの断片化方法
      4. ペプチドの分離及び同定方法
      5. 試験法の検討・設定
        1. バリデーション
        2. システム適合性
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ医薬品における規格の決め方と試験方法設定方法、分析法バリデーションの根拠

~特性解析、規格設定の妥当性と開発初期に重視すべき規格試験法設定~

(13:40~16:40)

バイオ医薬品の特性を理解するため、特性解析方法を解説する。特性解析方法を基に、規格及び試験方法の設定へのアプローチを解説する。また、バイオ医薬品特有の多様性をどの様に管理するべきかを製造工程を含めて解説する。

  1. バイオ医薬品のCharacterization
    • 物理的化学的性質
    • 特性解析方法
  2. バイオ医薬品の規格及び試験方法
    • 原薬の管理
    • 製剤の管理
  3. バイオ医薬品の分析法バリデーション
    • バイオ医薬品特有の試験
  4. バイオ医薬品承認へのアプローチ
    • 照会事項対応
    • 最近の照会事項
  5. バイオ医薬品の一部変更及び軽微変更の評価
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 水野 保子
    株式会社 東レリサーチセンター ライフサイエンス営業部
  • 織部 秀樹
    株式会社IDEC

会場

連合会館

5F 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 製薬企業における電子記録/MES・LIMS導入・連携の留意点と工夫点 オンライン
2024/11/26 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 グリコシル化パターンの違い及びアグリコシル化が抗体の生物活性、PK、安定性/安全性に及ぼす影響 オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)