技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CSV (コンピュータ化システムバリデーション) とデータインテグリティの実務理解

CSV (コンピュータ化システムバリデーション) とデータインテグリティの実務理解

~海外のGMP査察指摘事項から学ぶ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、CSV対応が求められるプロジェクトにおいて必ず理解しておくべきCSVの要点を解説するとともに、様々な事例紹介を交えながら効率的かつ適切なCSV活動を行うための考え方と手法について紹介いたします。
また、昨今の査察の観点としても重要視されるデータインテグリティについて、押さえておくべき要点と、データインテグリティ対応を進めるための検討手順を、事例紹介も交えながら解説いたします。

開催日

  • 2019年3月27日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • CSVに関する根底の考え方
  • CSVに関する基本的な活動手順と活動内容
  • 様々なプロジェクトに応じたCSV対応の思考方法
  • データインテグリティに関する当局指摘とガイダンスの要点
  • データインテグリティ対応の検討手順と対応事例

プログラム

医薬品に関わる業務においてシステムを導入する際、CSVに関する課題 (悩み) を多く聞きます。

  • ユーザ企業の悩み
    • 「CSVをどこまで行えばよいか分からない」
    • 「そもそも今回導入するシステムにCSVは必要なのか」
    • 「CSVに時間がかかりすぎている」
    • 「CSVをもっと効率よくできないものか」
  • サプライヤ企業の悩み
    • 「お客様の求めるCSVの要求が不明瞭のため見積が膨らんでしまう」
    • 「いざプロジェクトが始まるとCSVに関する細かい要求が発生しその対応に工数をとられてしまう」
    • 「お客様とのタスクの切り分けがしづらい」
    • 「CSVを理解している要員が少なくアサインできない」

 これら課題の解決にあたっては、ユーザ側とサプライヤ側の双方がCSVに対する正しい理解と実務的な知識の学習を行うことが極めて重要となります。そこで本セミナーでは、必ず理解しておくべきCSVの基本を解説するとともに、様々な事例紹介を交えながら効率的かつ適切なCSV活動を行うための考え方について解説します。
 また後半では、昨今の査察の観点としても重要視されるデータインテグリティについて、押さえておくべき要点と、データインテグリティ対応を進めるための方法を事例紹介も交えて解説します。

  1. CSVに関する基本理解
    1. CSVとは
    2. ER/ESとCSV
    3. CSVの進め方と活動体制
    4. CSVにおけるユーザとサプライヤの関係およびコスト
    5. CSV活動の要点解説
      1. CSV計画
      2. 高次リスク評価
      3. サプライヤ評価
      4. ユーザ要件定義 (URS)
      5. 機能要件定義 (FS)
      6. 設計仕様定義 (DS)
      7. 機能リスク評価
      8. 設計時適格性評価 (DQ)
      9. 据付時適格性評価 (IQ)
      10. 運転時適格性評価 (OQ)
      11. 性能適格性評価 (PQ)
      12. 教育訓練
      13. 運用準備
      14. CSV報告
      15. 逸脱管理・変更管理・設定管理・文書管理
      16. リタイアメント
  2. CSV対応の実務理解
    1. 様々なプロジェクト状況におけるCSV対応の考え方
    2. 様々なシステム/ツール導入におけるCSV対応の考え方
    3. 対応事例
  3. データインテグリティに関する基本理解
    1. 概況
    2. データインテグリティの要件 (ALCOA原則)
    3. データインテグリティに関する主な指摘事例 (FDA Warning Letter)
    4. データインテグリティに関するガイダンスの要点
    5. データインテグリティとCSV
  4. データインテグリティ対応の実務理解
    1. データインテグリティに関する対応の検討手順
    2. 対応事例
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9階 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/7 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/11/7 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/7 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/8 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/11 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/11/11 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/11 医薬品製造・試験における電子化・DXの推進による課題解決、MES・LIMS等の導入と活用、データインテグリティの確保 オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/13 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方