技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リアルワールドデータの統合・解析による医薬品市場分析とマーケティングへの応用

リアルワールドデータの統合・解析による医薬品市場分析とマーケティングへの応用

~事例・演習で学ぶ、データのモデリングのコツ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年3月7日(木) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. リアルワールドデータを活用した医薬品市場の分析とデータ解析演習

(2019年3月7日 10:00〜14:45) (途中昼食休憩有)

 医療の世界で「ビッグデータ」、「リアルワールドデータ」や「統計学」などの言葉が一般に話題に上るようになって久しいが、日本でも国民皆保険制度の下レセプト情報を中心にその利活用が進んでいる。その一方、カルテなど診療記録は、数十施設単位で集積されたスモールデータが散在している状況である。個々のデータベースは有益な情報を与えてくれるが、それぞれに情報の粒度やカバレッジは限定的である。したがって各種のリサーチクエスチョンに対して回答を導き出すためには、さまざまな情報と統合するモデリングやデータサイエンスが鍵となる。
 本講座では、医療ビッグデータの現状と課題を体系的に明らかにするとともに、具体的な事例を通じてそのデータ解析法について学ぶ。

  1. 日本の医療ビッグデータとリアルワールドデータRWD
    • 医療ビッグデータと RWD (リアルワールドデータ)
    • 医療情報データの集積状況と特徴
  2. 医薬品に関するリアルワールドデータRWD
    • 医薬品販売、宣伝活動のデータ
    • 民間が提供している医療情報データベース
    • 医療関連の政府統計 (オープンデータ)
    • ナショナルデータベースNDBとMID – NET
  3. リアルワールドデータRWDの解析
    • 医薬品マネジメントでの活用
    • 医薬品市場のモデル化とマーケティングでの活用
    • 医薬品開発での活用
    • PMS、PCV (RMP) での活用
    • アウトカムの評価
    • 解析事例の紹介
  4. ミニ演習
  5. 日本における医療ビッグデータの活用 – 限界と課題 –
    • それぞれのデータベースの活用と限界
    • 医療リアルワールドデータRWDの利活用を阻む要因
    • 解析に必要なリソースと注意事項
    • 複数のデータベースからの情報の統合と解析プラットフォーム
  6. 医療ビッグデータの進化と可能性
    • 医療ビッグデータ × AI
    • 医療のイノベーションを目指して
    • 質疑応答

第2部. リアルワールドデータの医薬品マーケティングへの応用

(2019年3月7日 15:00〜17:00)

 マーケットリサーチデータとRWDのマーケティングへの活用は、各々独立的に行われるケースも少なくない。
 本講座では、各々のデータの活用にあたっての特徴と活用シーンを具体的事例により述べる。広義でのマーケティング活動としての情報創造における、マーケットリサーチデータとRWDのマーケティングの補完的活用と狭義での活動としての薬剤処方選択の把握などでの補完的活用の可能性について検討する。

  • マーケティングリサーチデータとは
  • 定量データと定性データ
  • RWDとは
  • RWDの種類と特徴
  • マーケティングリサーチデータの活用事例
  • RWDの活用事例
  • 情報創造におけるマーケットリサーチデータとRWDの補完的 (相互) 活用
  • 薬剤選択の把握におけるマーケットリサーチデータとRWDの補完的 (相互) 活用
  • まとめと今後の可能性
  • 質疑応答

講師

  • 清水 央子
    東京大学 大学院 薬学系研究科 ファーマコビジネス・イノベーション教室
    特任准教授
  • 小久保 欣哉
    二松學舍大学 国際政治経済学部 国際経営学科
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/28 Excelを使った医薬品売上予測 オンライン
2025/7/29 局方/GMPに対応する原薬・製剤の不純物評価・リスク管理および原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/7/29 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMSの効果的かつ効率的運用 オンライン
2025/7/29 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/7/29 非臨床試験の信頼性確保のポイントと適合性書面調査対応 オンライン
2025/7/29 最近の裁判例の論点をふまえた核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2025/7/29 海外製造所に対して実施する監査のためのGMP英語表現 入門講座 オンライン
2025/7/29 EU GVP Moduleの理解に基づく当局の考え方/PV Inspectionへの対応 (事例と共に) オンライン
2025/7/29 医薬品モダリティの特許戦略 東京都 会場・オンライン
2025/7/30 高薬理活性医薬製造における洗浄負荷の軽減/最適化と曝露リスク評価 オンライン
2025/7/30 医薬品/原薬/添加物/包装材等を対象とした中国医薬品開発の基礎と応用 オンライン
2025/7/30 GMP超入門講座 オンライン
2025/7/30 抗体薬物複合体 (ADC) におけるペイロードの生体膜透過メカニズムと細胞内動態評価 オンライン
2025/7/30 開発・薬事担当者のためのeCTD v4.0適応にむけた重要ポイントと見直し事項 オンライン
2025/7/30 国内外の査察対応にむけた製造設備の適格性評価及びメンテナンスに関する文書化対策 オンライン
2025/7/30 ドロップアウト防止にむけたAIによるリスク回避・評価と意思決定にむけたデータ補完 オンライン
2025/7/30 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/7/31 技術マーケティングを活用した新規R&Dテーマ発掘と商品コンセプトの創出 オンライン
2025/7/31 薬事申請をふまえたICH Q5A (R2) ウイルス安全性評価 / 次世代シーケンシング (NGS) 導入の考え方とVirus Filtrationのポイント オンライン
2025/7/31 開発担当者が習得すべきクリティカルシンキングの習得とチェックリストからの脱却 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/26 新たな患者満足度測定手法と増患・増収対策
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策