技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高熱伝導材料の基礎技術とフィラーの活用方法

高熱伝導材料の基礎技術とフィラーの活用方法

~高熱伝導化の理論・技術動向と高熱伝導フィラーの基礎、混練・分散技術~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高熱伝導材料の概要とフィラーの活用法を中心に、高熱伝導化の理論から実際の配合の仕方まで基礎から解説いたします。

開催日

  • 2018年11月8日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高熱伝導材料・フィラーの混練・分散技術に関心のある方
  • 高熱伝導材料・フィラーの設計・技術・評価・試験などに携わる方

修得知識

  • 高熱伝導材の理論と技術動向
  • 高熱伝導フィラーを使用した材料の用途、特徴
  • 基礎となるフィラーの特徴、特性
  • フィラーを使用した材料の混練、分散技術

プログラム

 近年、電子材料の高出力化、高密度化が進んでおり、それに対応した高熱伝導材料が求められています。特に、軽量化や絶縁性などの用途向けに樹脂材料の高熱伝導化の製品開発は活発化しており、樹脂を高熱伝導化するために高熱伝導性フィラーの添加が必須となっています。フィラーを用いて期待する機能を発現するにはその特徴や性質を理解する必要があり、また、その混練、分散手法によっても物性は変化します。
 本講座は高熱伝導材料の概要とフィラーの活用法を中心に、高熱伝導化の理論から実際の配合の仕方まで、基礎から学べる講座としています。

  1. 高熱伝導材料の概要
    1. 高熱伝導材料の位置づけ
    2. 高熱伝導性コンポジット材料の必要性
    3. 高熱伝導材料の種類
      • 接着剤
      • 封止材
      • 熱伝導性シート
      • その他
  2. 高熱伝導材料の理論と応用
    1. 高熱伝導化の理論
      • フィラー最密充填理論とパーコレーション
      • フィラー充填系の熱伝導率予測
        • 予測式と精度
      • 放熱の考え方と熱伝導率測定法
        • 熱伝導率測定法の違いと特徴
      • 樹脂の高熱伝導化
        • 樹脂の種類と高熱伝導化のアプローチ
    2. 高熱伝導化のためのフィラーの活用方法
      • 主な絶縁系無機フィラー
        • 窒化ホウ素
        • 窒化アルミ
        • アルミナ 等
      • 高熱伝導材におけるフィラーの選択基準
      • 酸化グラフェンによる窒化ホウ素の表面改質
  3. フィラーの活用方法
    1. フィラーの種類とその特性
      • フィラーの分類
        • 無機性
        • 有機性
        • 有機・無機ハイブリッド
        • ナノ粒子
      • フィラーの機能
        • 増量
        • 補強
        • 特殊機能
          • 導電性
          • 熱伝導性
          • 難燃性 他
    2. 高性能化のためのフィラーの活用方法
      • フィラーの界面制御
        • 界面制御の例と評価方法
      • フィラーの形状制御
        • 形状と流動性
    3. 複合化プロセス (コンパウンドプロセス) について
      • フィラーの分散制御:分散性の変化する要因と分散状態
      • ゴム・熱可塑性樹脂の混練のポイント
      • 熱硬化性樹脂の混合と分散のポイント
    4. ポリマー/フィラー界面処理技術
      • 表面処理の目的と表面処理剤の役割
      • シランカップリング剤の用法
      • グラフトポリマーによるカプセル化
  4. まとめと今後の展開

会場

ドーンセンター

4F 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/22 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置・化学工学必須知識 (2日間) オンライン
2024/11/22 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 東京都 オンライン
2024/11/22 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置必須知識 オンライン
2024/11/27 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/27 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/11/28 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2024/11/28 粒子の分散安定化と塗布・乾燥における課題、添加剤による解決策 オンライン
2024/11/29 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置・化学工学必須知識 (2日間) オンライン
2024/11/29 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置必須知識 オンライン
2024/12/3 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 EVの熱マネジメントシステムと冷却・加熱技術 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/11 粒子と適用系に応じた分散剤の選び方と配合設計技術 オンライン
2024/12/11 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2024/12/12 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/2/28 伝熱工学の基礎と熱物性測定・熱対策事例集
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/3/30 熱利用技術の基礎と最新動向
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2016/11/29 二軸押出機
2016/3/31 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方
2015/7/31 最新フィラー全集
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/3/21 目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南
2013/2/20 導電・絶縁材料の電気および熱伝導特性制御