技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品工場における原価マネジメント

医薬品工場における原価マネジメント

~原価計算と製造原価低減への取り組み / 原価を構成する要素ごとの原価低減のポイント、原価情報活用~
京都府 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎について練習問題も交えながら解説し、事例を交えながら、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方、原価情報の活用について詳解いたします。

開催日

  • 2018年10月18日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の開発・設計・技術担当者、管理監督者、原価管理コストダウン関係部門の担当者など

修得知識

  • 原価計算の目的と原価計算方式の種類
  • 原価の分類、材料費会計、労務費会計、活動基準原価計算
  • 原価情報の活用:製造委受託での価格設定のイメージ
  • 医薬品のライフサイクルと製造コストマネジメント
  • 原価低減活動を進めるポイント

プログラム

 超高齢化社会を迎えて増加一方の医療費を抑制するため、薬価制度改革が進められており、毎年薬価改定や長期収載品薬価の大幅引き下げなど、薬価の引き下げ圧力が益々強まっている中、製薬メーカーとして適正な利益を確保していくためには更なる製造原価低減に取り組むことが必須となってきています。
 製造原価低減に取り組むうえで重要なのは、製造原価計算における数値の持つ意味を正しく理解し、活用し、原価低減活動の目標設定や評価につなげていくことです。
 本セミナーでは、医薬品工場の製造原価について、原価計算の基礎を練習問題も交えながら解説し、原価を構成する要素ごとに原価低減の進め方のポイント、原価情報の活用については事例を交えながら考察します。

  1. 医薬品企業をとりまく環境
    1. 海外製薬企業の動向 – ビジネスモデルの多様化
    2. 世界の中での日本の製薬業
    3. 医薬品産業強化総合戦略と医薬品産業ビジョン2013 のインパクト
    4. 医薬品メーカーのValue Chainとその変化
    5. 医薬品製造のアライアンスモデル
  2. 医薬品工場と原価
    1. 医薬品工場の原価構成
    2. 2018年4月薬価改定
    3. 薬価制度改定の影響
    4. 後発医薬品の数量シェア目標
    5. 長期収載品売上高推移
    6. 医薬品製造業の原価率
    7. 医薬品工場の抱えるリスク
    8. 医薬品工場の競争力
    9. 医薬品製造業の原価率
    10. なぜ原価マネジメントか
  3. 原価の仕組みと計算方式のいろいろ
    1. 原価計算の目的と原価計算方式のいろいろ
    2. 原価の分類 (練習問題 1)
    3. 費目別計算 材料費会計 (練習問題 2)
    4. 部門別原価計算
    5. 直課と配賦
    6. 間接費の配賦と操業度
    7. 費目別計算 労務費会計
    8. 労務時間管理と労務費単価計算 (練習問題 3)
    9. 費目別計算 経費会計
    10. 活動基準原価計算 (Activity Based Costing)
    11. 活動基準原価計算と伝統的原価計算 (練習問題 4)
  4. 原価情報の活用
    1. 生産効率を測る指標
    2. 実際原価と標準原価
    3. 標準原価計算における原価要素別の計算
    4. 原価マネジメントのサイクル
    5. 標準原価設定スケジュール
    6. 標準原価との差異分析
    7. 製造委受託での価格設定のイメージ
  5. 原価マネジメント
    1. Cost Reduction (CR) と Cost Control (CC)
    2. 医薬品のライフサイクルと製造コストマネジメント
    3. 労務費のマネジメント – 要員稼働率/直間比率
    4. 設備費のマネジメント
    5. OEEと設備の6大ロス/設備稼働率の定義
    6. 経費のマネジメント
    7. QCコストのマネジメント
    8. 原価マネジメント事例紹介
    9. KPIによる工場マネジメント
    10. 原価マネジメントまとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村田 兼一
    村田兼一コンサルティング株式会社
    代表取締役

会場

京都リサーチパーク

東地区1号館 4F 会議室A

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/13 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/11/15 GMP省令が求める医薬品品質システム (PQS) と実行的な品質マネジメントシステムの構築 オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/15 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/15 治験・臨床研究に関わる補償・賠償の実務対応 オンライン
2024/11/16 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2024/11/18 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2024/11/18 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2015/4/3 原価計算の基礎知識と活用ノウハウ
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書