技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂/繊維複合材料の成形加工と繊維配向、衝撃解析

樹脂/繊維複合材料の成形加工と繊維配向、衝撃解析

~混練、成形条件が力学特性に及ぼす影響とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年9月26日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 樹脂・ガラス繊維の複合化、界面制御に携わる技術者、開発者
  • 樹脂・ガラス繊維の複合化、界面制御で課題を抱えている方
  • CFRP の応用製品に関連する技術者、開発者
    • 自動車
    • 航空機、ヘリコプター
    • 船舶
    • ロケット、航空宇宙機、人工衛星
    • 軍用機
    • リニアモーターカーの車体、内装
    • 太陽電池パネル
    • 風力発電
    • プラント
    • 機械部品
    • 電池部材
    • 電子電気部品
    • 医療機器
    • 住宅・土木・建築材料
    • スポーツ用品 (自転車、釣具、ゴルフ、ラケットなど)
  • CFRP により軽量化、高強度化、振動減衰、耐疲労などを求めている方
  • CFRP に関連する技術者

プログラム

第1部 繊維強化樹脂のスクリュ・混練条件が及ぼす分散度、繊維長及び力学特性への影響

(2018年9月26日 10:00〜12:00)

 長繊維強化樹脂 (FRTP) の成形における混練押出 (射出) では、力学物性を発現するための残存繊維長の保持と、物性の向上と均一化を発現するための分散と言う、成形加工面では相反する性能を同時に実現することが求められ、スクリュ形状の開発に加え、分配配合機能部品などの開発が進められている。
 本講では、FRTPの成形加工での混練分散において、この相反する性能を同時に発現するためのスクリュ形状および制御法を紹介する。

  1. 長繊維強化熱可塑性樹脂とは
  2. 残存繊維長と成形品物性
  3. 成形加工における問題点
    1. 流動特性
    2. 熱伝導特性
    3. 残存繊維長の確保 (長繊維強化樹脂)
    4. 繊維分散不良
  4. 特殊用途例
    1. 長繊維強化樹脂の超臨界ガス発泡成形
    2. 直接成形装置
    3. 表面性状の改善
  5. おわりに
    • 質疑応答

第2部 射出成形過程の強化繊維の配向挙動

(2018年9月26日 12:45〜14:45)

  1. 繊維強化射出成形品のそり変形と繊維配向
    1. リブ付き平板のゲート位置とそり変形
    2. 繊維配向とそり変形の関係
  2. X線CTによる強化繊維の3次元観察
    1. X線CTからのガラス繊維の抽出手法
    2. 円柱フィッティングによる強化繊維の抽出
    3. 射出成形品における繊維配向の3次元評価
  3. 成形中の繊維配向挙動の観察
    1. 可視化金型の構造およびガラス繊維の処理
    2. キャビティ内を流れるガラス繊維の挙動
    • 質疑応答

第3部 樹脂/繊維複合材料の成形解析と衝撃・構造解析

(2018年9月26日 15:00〜17:00)

 CFRPは軽量かつ高強度、配向により設計者の意図に沿った剛性を設計できるという利点がある一方、製造工程に発生した僅かな不具合が製品強度に影響するなど安定的な特性を得る事が困難な材料でもある。
 本講ではCFRPの製品評価例を示し、品質向上のための活用方法を紹介する。

  1. CFRPの成形解析
    1. 射出成形解析
    2. RTM成形
      1. プリフォーム工程解析
      2. 含侵工程解析
        • 基材織構造の違いを考慮した製品含浸解析
        • 積層構造を考慮した含侵解析
  2. CFRPの衝撃・構造解析
    1. 材料特性予測
    2. 射出成形工程を考慮した衝撃・構造解析
      1. 射出成形解析と構造解析の連携方法
      2. 繊維配向分布を考慮した衝撃解析
      3. 繊維長・繊維配向分布を考慮した構造解析
    3. 積層構造を考慮した衝撃解析
    • 質疑応答

講師

  • 長岡 猛
    長岡国際技術士事務所
    所長
  • 山部 昌
    金沢工業大学 工学部 機械工学科
    教授
  • 一ノ瀬 規世
    株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部
    チームマネージャ

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/20 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 東京都 会場
2024/12/23 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/12/23 熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用 オンライン
2024/12/23 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2024/12/24 ポリマーナノコンポジットの基礎と電気絶縁特性・熱伝導性の向上 オンライン
2024/12/24 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2024/12/25 プラスチック廃棄、海洋汚染防止、再生プラスチック、PFAS問題に関する国内外規格規制の動向と対応 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/25 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/10 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン