技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゴム・プラスチックの劣化メカニズム・評価法と耐久性向上方法

ゴム・プラスチックの劣化メカニズム・評価法と耐久性向上方法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年8月28日(火) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 各種インフラ設備に使用されている高分子製品の長寿命化のための分子設計
  • 高分子製品の劣化のメカニズムと評価法に関する基礎知識
  • 高分子の劣化の極初期を捉えられる”ケミルミネッセンス法“に関する基礎知識と各種劣化への応用事例
  • 高分子の機械的耐久性向上への分子設計の方法 (力学物性から考える構造設計)
  • 結晶性高分子の結晶構造・非晶構造・タイ分子に関する基礎知識

プログラム

 高分子製品を出来るだけ長持ちさせること (高耐久性) は、資源問題、環境問題、製品信頼性などの観点から重要です。これに対しては高分子の構造設計段階からの高性能化を図り、耐久性を向上させることが必要です。高性能化のための結晶構造、有効タイ分子の増大などについて解説します。
 一方、高分子製品の劣化度や寿命を適切に、なるべく短期間で判定することが求められています。高分子材料の酸化劣化、光劣化などのメカニズムについて説明するとともに、現在用いられている各種の劣化に関する試験法・評価法の概要を解説します。その中でも高分子のごく初期の劣化度を評価できるとして注目されているケミルミネッセンス法について基礎から応用事例まで説明します。

  1. プラスチック製品の長もち化とその意義
  2. 高分子の劣化要因とその科学
    1. 各種劣化要因とその作用
    2. 耐久性の促進試験法と評価法
    3. 寿命予測 (Arrehnius式)
  3. 高分子製品での長持ち化の取り組み
    1. 高耐久性のための分子設計と製造法
      • 固体状態におけるタイ分子の役割
      • タイ分子と高次構造
      • 高次構造への分子構造の影響と高性能設計
      • パイプ、大型ブロー用途など高性能製品の分子設計と製造法
    2. 酸化防止剤、光安定剤と安定化機構
  4. 化学発光法 (ケミルミネッセンス) による高分子材料の劣化評価
    1. 原理と研究例
    2. 熱酸化、光劣化、機械劣化、電気劣化の評価法としての利用例
    3. 測定技術の進歩
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/24 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都 会場
2024/9/24 高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例 東京都 会場
2024/9/25 プラスチック材料における劣化・破損のメカニズムと評価方法 オンライン
2024/9/25 高分子複合材料の強度と耐衝撃性 オンライン
2024/9/26 アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方 オンライン
2024/9/26 EV電動化モビリティの高電圧絶縁評価技術の基礎と実例 オンライン
2024/9/26 ポリウレタンの化学、原料の特徴と使い方、構造と特性、フォーム・塗料・複合材料用途での技術動向 オンライン
2024/9/26 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/9/26 高分子の延伸における分子配向・配向結晶化のメカニズムと物性制御 オンライン
2024/9/26 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2024/9/26 固体高分子材料の動的粘弾性測定入門講座 オンライン
2024/9/26 ポリマー・高分子材料用の各種添加剤の種類、作用機構と選択・処方・配合設計の基礎 オンライン
2024/9/27 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/9/27 アクリル樹脂入門 オンライン
2024/9/27 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/9/30 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2024/9/30 フィラー表面処理・分散技術の考え方、処方テクニック、分散評価 オンライン
2024/9/30 人工皮革・合成皮革の入門講座 オンライン
2024/10/1 高分子材料における偏光・複屈折の基礎と光学特性の制御方法 オンライン
2024/10/3 高分子絶縁材料の基礎と劣化対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)