技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法

プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法

~添加剤の選定や添加量、成形加工のポイント、各種評価・試験法の基礎とポイント等 / 最新のフィルム技術の開発動向やサーキュラーエコノミー・モノマテリアル化の動向まで~
オンライン 開催

このセミナーは2024年5月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2024年9月27日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年5月28日 ※映像時間:約4時間20分)

概要

本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向やサーキュラーエコノミーについても詳しく解説いたします。

開催日

  • 2024年9月27日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックフィルム技術開発者
  • ポリマーの研究開発者
  • プラスチックフィルムの取り扱いを検討している生産・技術者の方

修得知識

  • 主要プラスチックフィルムの樹脂種類別の特性、成形加工技術、評価・試験方法
  • 市場・用途別の現状、最近成長性の高いフィルム技術の開発動向
  • 最新のフィルム技術の開発動向
  • サーキュラーエコノミーとモノマテリアル化の動向

プログラム

 プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜が挙げられます。汎用樹脂をはじめとした様々な (スーパー) エンジニアリングプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには電子産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっています。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術などが検討されており、今後も市場要求の高まりなどにより、更なる技術開発が求められると思われます。
 本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向やサーキュラーエコノミーについても詳しく解説します。

  1. プラスチックフィルムの現状
    1. プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
    2. 用途別フィルムの動向
      1. 容器包装分野
      2. 農業分野
      3. エレクトロニクス分野
      4. 自動車分野
      5. 建築資材分野
  2. 樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤
    1. 汎用樹脂フィルムの特徴と課題 〜添加剤の選定や添加量のポイント等〜
      1. ポリエチレン (PE)
      2. ポリプロピレン (PP)
      3. ポリ塩化ビニル (PVC)
      4. ポリスチレン (PS)
      5. ポリエチレンテレフタレート (PET)
    2. (スーパー) エンプラフィルムの特徴と課題
      1. ポリアミド (PA)
      2. ポリカーボネート (PC)
      3. ポリフェニレンサルファイド (PPS)
      4. シクロオレフィン (COP)
      5. ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)
      6. ポリアリルエーテルケトン (PAEK)
      7. 液晶ポリマー (LCP)
  3. 成形加工技術:その方式とポイント
    1. 溶融押出成形
      1. Tダイ成形
        1. 一軸延伸
        2. 二軸延伸
      2. インフレーション成形
    2. キャスティング成形
    3. カレンダー成形
  4. フィルムの評価・試験:各手法とそのポイント
    1. 機械物性評価
      1. 引張試験
      2. 引裂き試験
      3. 耐ピンホール性試験
      4. 衝撃試験
        • ダートインパクト
        • フィルムインパクト
      5. 突刺し試験
      6. 剥離試験
      7. ヒートシール性試験
      8. ホットタック性試験
      9. 摩擦係数試験
      10. ブロッキング試験
      11. ガス透過試験
      12. 水蒸気透過試験
      13. 加熱収縮率試験
      14. 耐折試験
      15. ぬれ張力試験
      16. クリープ試験
    2. 耐候性・耐老化性評価
    3. 耐燃焼性評価
    4. 光学特性評価
  5. 最新のトピックス
    1. MLCC製造工程用フィルム (PET)
    2. FCCL用フィルム
      • LCP
      • PI
      • フッ素系フィルム
  6. サーキュラーエコノミーとモノマテリアル化
    • 質疑応答

講師

  • 八角 克夫
    八角コンサルティンググループ
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/12 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2024/9/12 粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング オンライン
2024/9/12 高分子材料における偏光・複屈折の基礎と光学特性の制御方法 オンライン
2024/9/13 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定、評価と表面・内部硬化における主要な硬化不良対策 オンライン
2024/9/13 押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化 オンライン
2024/9/13 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2024/9/17 ウェブハンドリング技術の基礎と不具合の対策法 オンライン
2024/9/17 アクリル樹脂入門 オンライン
2024/9/17 レオロジー入門 オンライン
2024/9/18 実務現場の技術者のための同時5軸制御加工技術 オンライン
2024/9/18 高分子材料における難燃化技術と評価方法、難燃剤の配合設計と実際技術 オンライン
2024/9/18 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2024/9/18 プラスチックリサイクルの技術・事業開発の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/9/19 ポリイミドの構造、物性、高機能化、低誘電化、5G / 6G / 次世代半導体 / Co-Packaged Optics周辺などへの応用と可能性 オンライン
2024/9/20 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2024/9/20 導電性高分子の基礎と合成・分析 オンライン
2024/9/20 PPS樹脂の基本特性と高機能化、応用技術 オンライン
2024/9/24 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都 会場
2024/9/24 高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例 東京都 会場
2024/9/25 ハードコートの材料設計、塗布製膜、耐候・耐久・密着性評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート