技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

細胞培養の研究・開発・製造現場で「知っておくべき基礎知識・技術」と「確実に知っておきたい品質管理手法」

新人/新規配属社員でもわかる

細胞培養の研究・開発・製造現場で「知っておくべき基礎知識・技術」と「確実に知っておきたい品質管理手法」

~ライブ配信対応~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、細胞培養の基礎から解説し、細胞培養における品質管理、細胞培養・管理のトラブルとその対処法、細胞の応用と産業活用について詳解いたします。

開催日

  • 2018年7月25日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 細胞培養に関連する技術者、開発者、担当者
    • 医薬品
    • 再生医療
    • 医療器具 など

修得知識

  • 細胞培養の基礎知識
  • 細胞培養における品質管理技術
  • 細胞培養・管理のトラブル対処法
  • 細胞の産業活用における今後の展望

プログラム

 細胞培養は研究・開発においては必要不可欠なツールとして幅広い分野で活用されている。このような汎用ツールであるため、細胞培養に関して真剣に学ぶ機会も少ないのが現状ではないだろうか?
 本セミナーでは、これまで何となく行っていた細胞培養の知識や技術に関してもう一度見直すとともに、これまで見逃していた意外な盲点などを学ぶことで、より一層理解を深めることが期待できます。また、細胞バンクが利用者から日常的に受け付ける質問や疑問を紹介するとともに、その内容・対応について学ぶことでスキルアップを目指します。

  1. 初心者でもわかる細胞培養の準備と基礎
    1. 細胞培養の歴史
    2. 細胞培養における問題点と細胞バンク
    3. 細胞培養施設の設計・準備・管理
      1. リスクグループとバイオセーフティーレベル (BSL)
      2. 無菌操作の確保、クリーンルームの条件
      3. 細胞培養施設の設計とポイント
    4. 細胞培養に必要な機器の準備・管理
      1. 細胞培養設備に必要な機器
        • 安全キャビネット
        • CO2インキュベーター
        • 遠心機
        • 冷凍冷蔵庫
        • オートクレイブ
        • その他あると良いもの
      2. 細胞培養に使用する関連機器の管理・メンテナンス
      3. 細胞培養に伴う廃棄物処理に関する管理
    5. 使用する細胞の選択、細胞情報の取得
      1. そもそも細胞とはどんなものなのか?
      2. 細胞の種類と特徴
      3. 細胞の情報取得、入手方法のやり方
      4. 関連する法令
    6. 培地調製の方法と注意点
      1. 粉末培地と液体培地
      2. オートクレイブと濾過滅菌
      3. よくありがちな質問・注意点
    7. 細胞培養手技の再チェック
      1. 細胞培養士認定制度
      2. 参考書・お役立ちサイト
    8. 細胞培養の記録方法・管理
      1. 細胞名と登録番号
      2. 培養種別とロット管理
      3. 培養記録とデータベース管理
      4. 培地、培養容器、培養設備等の管理
    9. 細胞の保存方法・管理
      1. 細胞保存、輸送に関する設備要件・管理
      2. 細胞バンクの細胞保存室の実際
      3. 液体窒素自動供給システム
    10. 細胞の国内・国外輸送方法
      1. 細胞輸送の方法 – 凍結状態、培養状態
      2. 温度管理記録
      3. 輸送における注意点
  2. 確実に知っておきたい細胞の品質管理
    1. 細胞品質管理の重要性
      1. 細胞の品質管理とは
      2. マイコプラズマとは、汚染による影響
      3. 細胞同士のクロスコンタミネーションとは、その影響
      4. 目に見えない汚染に対する対策
    2. 細菌・真菌を対象とした無菌検査の方法
    3. 細胞のマイコプラズマ汚染検査の方法と注意点
      1. 直接培養法
      2. 指標細胞を用いたDNA蛍光染色法
      3. ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) を用いた検出法
      4. 生物発光法
      5. 新しい検査法
      6. それぞれの長所・短所、注意点
      7. 検査方法陽性対象・陰性対照の選択
      8. マイコプラズマ汚染が発覚した時の対策
    4. 使用細胞の認証方法 (細胞認証試験の方法)
      1. 認証方法の流れとデータベース構築
      2. HeLa細胞について
      3. 国内外における取組み
      4. クロスコンタミを防止する9か条
    5. 細胞汚染の原因と汚染を防ぐための対策 (まとめ)
      1. シーンに応じた汚染原因と対策
      2. トラブルに繋がる!よく耳にするこんな細胞管理
      3. 早期発見の重要性
    6. 細胞のウイルス検査の方法
      1. ウイルスの基礎、細胞が感染した時の影響
      2. いつどこでウイルスに感染するのか
      3. JCRB細胞バンクにおけるウイルス検査・体制
      4. 各種ウイルス試験の概要
      5. ウイルスに関する国内外の基準・ガイドライン
    7. 細胞品質管理記録
  3. 今後の研究開発に向けた細胞の応用と産業活用の現状
    ~それぞれ最新動向や市場、様々な事例を交えながら~
    1. 細胞の種類から見る細胞応用・産業活用
    2. 医薬品開発における細胞応用
    3. 再生医療における細胞応用
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 小原 有弘
    国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 培養資源研究室
    研究リーダー

会場

ビジョンセンター浜松町

4F Iルーム

東京都 港区 浜松町2-8-14 浜松町TSビル 4階,5階,6階 (受付6階)
ビジョンセンター浜松町の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

ライブ配信について

ライブ配信をご希望の方は、 ライブ配信における留意点 をご覧いただき、
動作環境、ライブ配信が視聴できなかった場合のご対応について確認をお願い致します。
またお申込の際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載いただけましたら幸いでございます。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/16 スプレッドシートの合理的バリデーションとデータインテグリティ管理・運用の具体的ポイント オンライン
2025/1/16 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/21 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/21 分析法バリデーション超入門講座 オンライン
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/12/27 生体吸収性材料の開発と安全性評価
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2016/12/16 バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)