技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

生体親和性材料の表面・界面設計とスクリーニング方法

生体親和性材料の表面・界面設計とスクリーニング方法

~タンパク質の吸着と脱離、細胞接着性と中間水の関係・作用~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、生体適合性発現機構や開発の技術課題、次世代の予防、診断、治療技術を支える生体親和性高分子表面・界面の設計とスクリーニング方法について解説いたします。

開催日

  • 2018年3月23日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医療機器・医療材料の製品開発に関連する研究者・担当者など
  • これから医療分野へ進出を考えている研究開発者
  • 自社の材料の医療用としての実力を知りたい方

修得知識

  • 医療材料の基礎
  • タンパク質の吸着と脱離の評価
  • 生体親和性の評価方法
  • 生体親和性発現機構の考え方

プログラム

 健康寿命と生活の質向上のために必要とされるヘルスケア製品には、生体親和性が要求されます。
 本講座では、医療デバイスの表面処理材として製品化した高分子材料を事例に、生体適合性発現機構や開発の技術課題、次世代の予防、診断、治療技術を支える生体親和性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説します。

  1. 医療・ヘルスケア製品に必要とされる材料
    1. 親水性材料
    2. ミクロ相分離材料
    3. 両性イオン型材料
    4. 表面微細加工化材料
    5. 製品化されている材料の特長と課題
    6. 各種基材へのコーティング方法・品質保証
  2. タンパク質の吸着と脱離の評価
    1. タンパク質の吸着量
    2. 吸着タンパク質の組成・構造 (変性度) ・分布
    3. タンパク質の吸着と脱離の速度論解析
  3. 細胞接着の評価
    1. 細胞の接着・増殖・機能
      • 正常組織細胞
      • 血球細胞
      • 癌細胞
      • 幹細胞
    2. 細胞接着の機構と細胞接着選択性の発現
    3. 細胞 – 材料間相互作用の解析と制御
    4. 接着性と非接着性の発現機構 ← (追記)
  4. 生体親和性の評価方法と生体親和性発現機構の考え方
    1. 生理環境下における材料の評価
    2. 材料の物性 (構造と運動性) と生体親和性との相関
    3. 天然高分子と生体親和性合成高分子の共通点と相違点
    4. 材料に水和した水 (中間水) の評価方法
    5. 優れた材料の簡便なスクリーニング方法
    6. 次世代医療・ヘルスケア分野の将来展望
    7. 医療現場のニーズに応える高機能材料の設計方法
      - 健康寿命の延伸に貢献できる診断から治療まで –
  5. 新製品開発へ向けた市場の可能性と創出のポイント
    1. 医療分野の材料開発コンセプトと環境・エネルギー・電子・光材料開発分野との融合
    2. 再生医療の実現へ向けた新コンセプトの提案
    3. 新製品デザイン:失敗・成功事例など製品開発の裏話
    4. 中間水コンセプトの各種産業分野への応用
  6. 技術相談 (今後の開発の方向性や新テーマの設定)
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第3研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/18 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/18 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2024/12/18 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/18 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/18 ユーザビリティエンジニアリング要点セミナー オンライン
2024/12/19 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2024/12/19 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2024/12/19 高剪断成形加工法の基礎と新規材料創出への応用 オンライン
2024/12/19 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2024/12/19 ナノ粒子・ナノカーボンへの表面グラフト化による機能付与及び分散性制御 オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/19 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2024/12/19 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/19 シリカ微粒子の基礎 (分類・製法・特性と評価) とポリマーへの配合・複合化技術 オンライン
2024/12/19 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 設計・開発担当者向けの承認認証申請書作成のポイント オンライン
2024/12/20 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2024/12/20 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)