技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

グローバル承認申請や商業生産対応をふまえた固形製剤の操作条件の検討・変動と製剤品質評価・影響

グローバル承認申請や商業生産対応をふまえた固形製剤の操作条件の検討・変動と製剤品質評価・影響

~グローバルを考慮したQuality by Design (QbD) の基礎~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、Quality by Design (QbD) の基礎に加え、グローバルを考慮した各種ガイドラインを交えて解説いたします。

開催日

  • 2017年12月11日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 固形製剤の全製造プロセスの操作変動と製剤品質との関係性
  • 実際の製剤検討、商業生産対応
  • QbDの基礎
  • 商業生産を見据えた各種グローバルガイドライン
  • 製法検討・製法変更等の留意事項

プログラム

 固形製剤は、様々な単位操作の組み合わせにより製剤化される。各単位操作は、次に続く単位操作に何らかの影響を及ぼすことが多い。そのため、操作条件の変動が製剤品質に及ぼす影響を理解することは重要である。そこで、固形製剤の代表的な単位操作である造粒、乾燥、整粒、混合 (滑沢混合を含む) 、打錠、フィルム・糖衣コーティングにつき、これら操作条件の変動が製剤品質に及ぼす影響につき、多くの模式図 (概念図) を用いて解説する。
 更に、Quality by Design (QbD) の基礎に加え、グローバルを考慮した各種ガイドライン (US-FDA、ICH等) を適宜交えて解説し、グローバル承認申請や商業生産対応までを俯瞰した製剤検討の重要性にも触れる。

  1. 固形製剤の製法と各単位操作での検討事項の概要 (全体)
  2. 各単位操作が製剤品質に及ぼす影響 (全体概略図)
  3. 造粒 (US-FDAガイドライン含む)
    1. 造粒顆粒の形成過程
    2. 薬物特性及び含有量による造粒顆粒の形成状況
    3. 高速攪拌造粒法の操作条件の変動と製造性・製剤特性
    4. 造粒による薬物の分布状況と製剤への影響
    5. 流動層造粒法の概要、製造条件と品質特性
    6. 流動層造粒法の操作条件の変動と製剤品質 (造粒顆粒の品質特性)
    7. 流動層の異常現象 (代表例)
  4. 乾燥 (ICHガイドライン含む)
    1. 固形製剤の乾燥操作の目的
    2. 流動層乾燥法の製造条件と品質特性
    3. 流動層乾燥法の乾燥軌跡の評価
    4. 棚式乾燥法での顆粒特性と留意点
    5. 乾燥条件の変動と製剤品質 (錠剤の物理化学的特性への影響)
  5. 整粒 (ICHガイドライン含む)
    1. 湿式整粒法と乾式整粒法の目的と違い
    2. 各種整粒機の粉砕能力 (機器選定のクライテリア)
    3. 整粒条件の変動と顆粒品質特性
    4. 整粒顆粒の粒度別含量と薬物の均質性
  6. 混合 (US-FDA、ISPE、ICHガイドライン含む)
    1. 混合機種・混合条件と混合状況 (薬物の均一性)
    2. 微粉末及び微量成分 (薬物) の混合とその留意点
    3. 混合機種の変動と混合均一性評価
    4. 混合均一性の評価方法
    5. 各種滑沢剤・滑沢混合条件の変動と製剤品質
  7. 打錠 (US-FDA、ISPE、ICHガイドライン含む)
    1. 打錠機構と杵形状
    2. 打錠用顆粒の特性変動と錠剤特性
    3. 打錠での薬物結晶形評価
    4. 打錠障害の発生とその防止策 (生産での具体的な対応事例/11例)
  8. フィルムコーティング (FC) (ICHガイドライン/Quality by Designの基礎)
    1. FCの重要特性
    2. FCの種類・目的・利点 (概要)
    3. FC成分の構成と機能
    4. 素錠に求められる特性
    5. FCの処方設計 (Quality by Designの基礎1)
    6. FCの製造条件の検討と製剤品質評価 (Quality by Designの基礎2)
    7. FC時のトラブルとその防止策
  9. 糖衣コーティング (SC)
    1. SC法の主な変遷
    2. SCの特徴と各糖衣層の役割
    3. SCの成分
    4. SCの製造方法と留意点
    5. SC時のトラブルとその防止策
  10. グローバル承認申請対応
    1. 日米欧の新薬・後発医薬品・一変申請でのCTD対応の留意点 (概要)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 池松 康之
    エーザイ株式会社 メディスン開発センター ファーマシューティカル サイエンス&テクノロジー機能ユニット CMCレギュラトリー部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ