技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

有機無機ハイブリッドにおける界面制御とコーティング材料の開発

有機無機ハイブリッドにおける界面制御とコーティング材料の開発

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ポリマー/ナノ粒子界面を制御し、目的の機能を発現させるポイントを解説いたします。
また、ハードコート、反射防止、高屈折率、自己修復性など、コーティング材料の設計事例について詳解いたします。

開催日

  • 2017年12月8日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • ポリマー/ナノ粒子界面を制御し、目的の機能を発現させるポイント
  • コーティング材料の設計事例
    • ハードコート
    • 反射防止
    • 高屈折率
    • 自己修復性など

プログラム

 無機材料と有機材料のナノ分散で得られる有機無機ハイブリッドには、様々な機能性の発現が期待されている。例えば、低屈折率から高屈折率までの屈折率制御された光学材料は、表示デバイスや反射防止膜などに不可欠である。屈折率制御された有機無機ハイブリッドには、シリカ、ジルコニアやチタニアなどのナノ粒子分散型ハイブリッドが有効であるが、有機ポリマーとナノ粒子の界面制御が必要である。
 本講演では、反応性ポリシルセスキオキサンを用いた有機無機ハイブリッド及び無機酸化物ナノ粒子の表面処理に基づく界面制御技術とそれらを駆使した有機無機ハイブリッドの作製とそれらのコーティング材料への展開について紹介する。

  1. 有機無機ハイブリッドの概説
    1. 有機無機ハイブリッドの特徴と材料特性
    2. ハイブリッド作製における界面制御技術の重要性
  2. シランカップリング剤を用いた有機無機ハイブリッド材料の作製
  3. ゾルゲル – 2元架橋反応による有機無機ハイブリッド材料の作製
  4. シリカナノ粒子間のナノ空隙を応用した低屈率ハイブリッド薄膜の作製
  5. ランダム型ポリシルセスキオキサンを用いたハイブリッド材料の作製
    1. 絶縁材料への応用
    2. フレキシブルコーティングへの応用
    3. 自己修復性コーティングへの応用
    4. 金属触媒薄膜への応用
  6. ジルコニアナノ粒子分散体の作製と高屈折率ハイブリッド薄膜への応用
    1. 2段階法によるジルコニアナノ粒子分散体の調製
    2. デュアルサイト型シランカップリング剤によるジルコニアナノ粒子分散体の調製
    3. ジルコニアナノ粒子を含んだ光架橋アクリルハイブリッド薄膜の屈折率制御
  7. チタニアナノ粒子分散体の調製と高屈折率ハイブリッド薄膜への応用
  8. 総括
    • 質疑応答

講師

  • 松川 公洋
    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ
    特任教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/29 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/29 セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析 オンライン
2025/9/2 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/9/2 シランカップリング剤の基礎知識と使いこなすためのポイント オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン
2025/9/17 シランカップリング剤の基礎知識と使いこなすためのポイント オンライン
2025/9/18 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/9/18 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/9/18 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) 基礎から最新活用まで オンライン
2025/9/19 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/9/25 押出・延伸・冷却による構造制御と可視化・解析による機能発現の最適化 オンライン
2025/10/8 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/10 高分子材料の劣化 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/20 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/22 塗工プロセスにおける乾燥技術の基本、実際とプロセス・条件の最適化、乾燥起因トラブルへの対策 愛知県 会場

関連する出版物

発行年月
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術