技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品承認申請資料の実践的ライティング

論理的・科学的で過不足のない

医薬品承認申請資料の実践的ライティング

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年11月10日(金) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部. CTD「概括評価/臨床概要」書き分けのポイント

(2017年11月10日 10:00〜11:30)

  1. 2.5臨床の概括評価では申請者の「思い」を書く
    • 個々の治験成績は最小限に
    • 治験全体の考察と承認申請の目的を明確に
    • 但し、検定結果のp値と数値は正確に
  2. 2.7.6臨床概要では個々の治験成績を「客観的」に書く
    • 治験総括報告書に基づいた記述で
    • 但し、治験の成績に重点を置いて
    • 考察は2.5に任せましょう
    • 質疑応答

第2部. 審査報告書の照会事項が出された背景

~申請データ及びCTDの記載は十分だったのか~

(2017年11月10日 11:45〜13:15)

 医薬品医療機器総合機構 (PMDA) の「医療用医薬品の承認審査情報」に公開されている審査報告書をレビューし、照会事項が出された背景について検討することは申請資料作成に有意義であると考える。代表的な照会事項を示した後、照会事項が出された背景について話してみたい。

  1. 新薬の承認審査情報
    1. 医薬品医療機器総合機構 (PMDAのホームページ)
    2. 各ガイドライン (ICHガイドライン等)
  2. 審査報告書の照会事項
    1. 代表的な照会事項
    2. 照会事項の種類
    3. 項目別の照会事項
      • 薬理作用及び作用機序
      • 安全性薬理試験
      • 薬物動態試験
      • 毒性試験
      • 臨床薬理試験
      • 臨床試験 (有効性、効能・効果、用法・用量)
      • 臨床的位置付け
  3. 照会事項が出された背景
    1. 申請データが原因か? (非臨床試験、臨床試験)
    2. CTDの記載は十分だったか?
  4. 照会事項を減らすためには?
    1. チェックリストの作成
    2. CTD2.5の改正について (H29年2月2日)
  5. 照会事項へ回答する際の注意と対
    • 質疑応答

第3部. 審査経験からみた承認申請資料への要望と着眼点

(2017年11月10日 14:00〜15:30)

  1. 承認申請添付資料作成の前に準備すべき事項
  2. 審査官が申請資料に感じる無駄な部分、科学的根拠の必要性
  3. 審査官はどのようなことに気をつけてチェックしているか
  4. 過不足のない文書を書くために
  5. 承認申請資料作成のポイント
    • 照会事項回答のポイント
    • 照会意図の確認とそれをとらえた回答作成
    • 回答方針の明確化
    • 回答作成の際の参考資料
    • 再照会を避けるためには
    • 最近の照会事項とその対応の例
  6. 専門協議対応における留意点
  7. 部会、分科会の対応における留意点
  8. 審査当局とのよりよいコミュニケーションについて
    • 質疑応答

第4部. データが少ない場合でも申請を上手に進めるコツ

~希少疾患での事例を中心に~

(2017年11月10日 15:45〜17:15)

 データが少ない (試験数が少ない、症例数が少ない) 場合でも申請・承認取得が可能なケースとして、希少疾患がある。本講座では希少疾患を事例として、希少疾患治療薬 (オーファンドラッグ) の申請に必要な手順、データパッケージ、開発する上での留意点等について紹介する。

  1. オーファンドラッグ開発の必要性
  2. オーファンドラッグについて
    1. オーファンドラッグとは
    2. 対象患者数
    3. 承認状況
    4. 指定数、承認数の推移
    5. 薬効領域別及び企業別承認数
  3. オーファンドラッグ承認申請の手順
    1. 開発するにはオーファンドラッグの指定を受ける必要がある
    2. 指定を受けるための要件
    3. 指定申請から指定を受けるまでの流れ
    4. 指定申請の方法
    5. 指定を受けるためのタイミング及びポイント
    6. 指定から承認申請まで
  4. 開発戦略
    1. 承認申請の特徴
    2. オーファンドラッグの開発パターン
    3. 未承認薬・適応外薬検討会議、薬事戦略相談
  5. オーファンドラッグの臨床データパッケージの例
    1. 臨床試験数、被験者数が少なく、非盲検試験のみで承認されたケース
    2. 医師主導治験で承認されたケース
    3. 二重盲検試験を実施したケース
    4. 国際共同試験を実施したケース
  6. 薬価と売上
  7. 事業性評価
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/28 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)