技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

UV硬化材料・プロセスの基礎と硬化不良・硬化収縮対策

UV硬化材料・プロセスの基礎と硬化不良・硬化収縮対策

~入門解説 / 各成分・装置の選択指針 / 硬化不良Q&A事例解説~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、UV硬化材料の基礎から解説し、課題と対策を中心に詳解いたします。

開催日

  • 2017年5月30日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 紫外線硬化樹脂に関連する技術者、開発者、研究者
    • ナノインプリント
    • 電子部品・光学部品などの接着・乾燥
    • 印刷インキの乾燥
    • 塗料・塗装コーティング剤の乾燥・硬化
    • 光ファイバ等の保護コーティング
    • 光造形
    • 3Dプリンター
    • ジェルネイル等の装飾品 など
  • 紫外線硬化樹脂の初心者、これからUV硬化性樹脂の開発に携わる方
  • 紫外線硬化処理で課題を抱えている方

修得知識

  • UV硬化のメカニズム
  • UV硬化における硬化材料の役割とその選択指針、配合設計のノウハウ
  • UV硬化材料とのマッチングを考慮した光源の選択指針
  • UV硬化における各種評価方法
  • UV硬化で発生する不具合とその具体的な解決方法

プログラム

 UV硬化材料は、無溶剤化が可能であることを活かした環境への配慮や速硬化性を活かした生産性の向上など数多くの長所を有しており、様々な分野で幅広く用いられている。
 しかし、実際に使用するにあたって、さまざまな不具合 (酸素による硬化阻害や硬化収縮による密着不良など) に遭遇する場合がよくある。
 本セミナーでは、初心者にも理解しやすいようにUV硬化の基礎から始め、各種材料や装置の特徴と選択指針を提示する。また、よく起きる課題や疑問に対し具体的な例を示した解決方法を中心に解説する。

  1. UV硬化材料の概要
    1. UV硬化の歴史
    2. UV硬化材料の特長
    3. UV硬化と熱硬化
    4. UV硬化材料の課題
  2. UV硬化反応とそのメカニズム
    1. 反応機構
      1. UV硬化の化学と材料
      2. 紫外線の作用
      3. 電磁波エネルギー
      4. Jablonski Diagram
      5. ラジカル発生とポリマー化
    2. 硬化に及ぼす各種要因の影響
  3. UV硬化装置
    1. UVランプの種類・特徴と照射方法
    2. 反射板の種類と形状
  4. UV硬化の主要成分
    1. モノマー、オリゴマーの種類・特性と選択
    2. プレポリマーの種類・特性と選択
    3. 光重合開始剤、増感剤の種類・特性と選択
  5. UV硬化材料の課題と対策
    1. 酸素による硬化阻害 (プロセス面からのアプローチと配合面からのアプローチ)
      1. 不活性ガス中での硬化
      2. アミンの添加
      3. 光重合開始剤の組み合わせ
      4. チオール・エン硬化系
      5. 構造による特徴
    2. 硬化収縮
      1. アクリル当量、Tgと硬化収縮
      2. 硬化形式と収縮
      3. 無機物の添加と収縮率
      4. 無機物とチオール・エンの組み合わせ
  6. よくある質問 ~UV硬化不良対策Q&A~
    • 反りを減らすための樹脂設計とは?
    • 開始剤添加時の膜厚と添加量の目安とは?
    • 最適な開始剤の組み合わせ方と添加量は?
    • 硬化速度と開始剤の濃度の関係とは?
    • 光の届かない部分 (影) を硬化させるには?
    • 照射強度とひずみの関係とは?
    • 表面と内部の硬化割合を均一するには?
    • 硬化収縮量の測定法は?
    • ラジカルとカチオン、収縮の小さい方は?
    • 阻害による表面硬度低下の対策は?
    • UV照射過程で発生する臭いの対策とは?
    • 反応率をあげるには?
    • 水性UVの性能は?
    • UV – LEDの特徴は?
  7. UV硬化材料 最近のトピックス
    • 質疑応答

講師

  • 肥田 敬治
    日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社 技術本部 戦略商品技術開発部

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/1/31 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/1/31 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場