技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

周辺視目視検査法の進め方と実施法

見逃しの根絶、検査員の習熟、検査生産性をアップさせるための

周辺視目視検査法の進め方と実施法

~『周辺視』『瞬間視』『衝撃性眼球運動』の活用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、周辺視目視検査法の基礎から解説し、外観目視検査を精度よく実施するための視覚システムの活用法と光源の種類や強さの最適化について詳解いたします。

開催日

  • 2017年2月24日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 外観検査の担当者、管理者
  • 製造・技術・調達・品質管理部門の監督者、指導者、マネジメント担当者

修得知識

  • 周辺視目視検査法の基礎
  • 周辺視目視検査法の導入の手順、ポイント
  • 検査を効率化するための光源の選定のポイント

プログラム

 外観目視検査の一般的なイメージは「集中力」、「不良探し」であり、とにかくよく見ることが求められています。実は、これこそが見逃しが無くならない大きな要因です。その訳は、「集中力」が短時間しか持たないからです。それではベテラン検査員はどうしているかというと、「良品の確認」と「リズム」で検査をしています。
 従来の検査では「よく見る」ことが指導されていましたが、ベテラン検査員の機能分析の結果、周辺視、瞬間視、衝撃性眼球運動という視覚システムを活用しています。これらの前提条件とリズムによって生産性は倍になり、さらに光源の種類や強さを最適化することで検査での見逃しが大幅に削減できます。
 本セミナーでは、この「周辺視目視検査法」を理解していただけるように解説します。日ごろ見逃しや長時間かかる検査員の育成でお悩みの検査の指導者や管理者、マネジメントされている方々に聞いていただきたい構成となっています。

  1. 周辺視目視検査法の理解
    1. 従来の目視検査の問題点
    2. 大脳視覚システムの機能と限界の理解
    3. 従来方法から周辺視目視検査の変更点 中心視から周辺視へ
      • 凝視から瞬間視へ
      • 活動性眼球運動から衝撃性眼球運動へ
      • 欠点探しから良品の確認へ
  2. 周辺視目視検査法の導入方法
    1. 原理の正しい理解
      • 周辺視目視検査法は大脳視覚システムの疲労を軽減する
    2. 限度見本の作製
      • 脳内の正確なデータベースの作りこみ
      • 正確な見え方の訓練
    3. スムースなハンドリング
      • 1日中作業をすることを考慮したリズミカルな動作の構築
    4. 正しい姿勢
      • リズムが良いと疲労の少ない正しい姿勢になる
    5. 導入時の特徴
      • リズムができていない時に特有の現象
  3. 見逃しの原因となる検査対象物と光源の関係
    1. 明るいほど見易いかどうか
      • 周辺の細胞は焦点の細胞より1000倍光に敏感
      • 明るすぎは肌荒れ、髪の痛みの原因
    2. 検査用途ごとの光源の種類と適用方法
      • 平行光、拡散光、透過光の正しい使い方で眼精疲労は大きく改善する
    3. 単純な見逃しに多い「明順応」と「暗順応」
      • 「明順応」と「暗順応」はどんな現象か
      • 危険な状況である「訓化」とはどんな現象か
  4. 形状ごとの検査方法
    • 平面
    • 円筒
    • 皿状
    • 小物
    • 原反
    • 透明もの 他
  5. うまく行かない検査方法
    1. 光源
      • 井桁状照明
      • 面照明
      • 多光源他
    2. 方法
      • 多数個取り
      • 平面のスキャン
      • 手直ししながら
      • 触覚検査 他
    3. リズム崩し
      • 取り置きに注意が必要
      • ステップのない立ち作業
      • 上体をひねる座り作業 他
  6. 事例紹介
    • タイの部品メーカーでの適用事例

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/5 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/8 信頼性試験の基本と統計的手法の使い方 オンライン
2024/4/9 信頼性試験に役立つワイブル解析の基礎と実践 オンライン
2024/4/9 異物不良ゼロを実現する異物の正体 / 34の発生源 / 7つの伝達経路と現場の経験則 オンライン
2024/4/11 不良ゼロへのアプローチ オンライン
2024/4/11 表面観察・分析装置を用いた電子部品の不具合箇所の特定・観察・解析と不良対策 オンライン
2024/4/16 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/17 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/4/17 ルールベースと機械学習ベースの画像認識技術 オンライン
2024/4/18 電子機器の故障メカニズムと未然防止・故障解析のポイント オンライン
2024/4/22 外観検査の概要、目視検査と自動検査の比較、その実際 オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/26 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/20 FMEAの必須知識と工程FMEAの実践手法 オンライン
2024/5/22 新製品開発における信頼性予測と役割 オンライン

関連する出版物