技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製造販売業にとって遵守すべきGQP入門

いまさら聞けない

製造販売業にとって遵守すべきGQP入門

~GQPのポイントとはなにか、関連法規制、製造販売承認書・品質契約書~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

開催日

  • 2016年10月17日(月) 10時30分 17時00分

修得知識

  • 製造販売業務に必要な 「GQP及びGMPに関連した関係法規類」
  • 製造販売業が遵守すべき 「品質保証基準 (GQP省令) 及び査察指摘事例」
  • 製造所における製造の基礎となる「製造販売承認書記載事項 (GMPに関連した事項) 」
  • 製造所のGMP管理の基礎となる「品質契約書作成のポイント」

プログラム

 最近、社会問題化した諸問題に関連して製品のライセンスホルダーである製造販売業の責務が問われることが多くなってきた。一度、原点に帰り足元を見直す必要性についても云われている。
 このセミナーでは、GQP及びGMP経験が少ない方々を対象に、まずGQP及びGMPに関連した関係法規類を分かりやすく、かつ体系的な解説をします。続いて、製品の品質保証に係わる製造プロセスと製品品質に関連した承認書記載事項と品質契約書を踏まえたGQP (品質保証) 基準との関連性を分かりやすく解説します。

  1. 製造販売業務に必要なGQP及びGMPに関連した関係法規類 (体系化) とは?
    • GQPのQA部門が関連する業務 (医薬品の研究開発・製造・販売) のライフサイクルを通してどのようなレギュレーションがあるのかを体系的にするとともに、GQP及びGMPに関連した関係法規類が相互にどのように緊密に関連しているかを解説する。
      1. 医薬品のライフサイクルと主な規制類
        (GLP⇒GCP⇒治験薬GMP⇒GQP⇒薬局等構造設備規則⇒GMP等の諸関係)
      2. GQP・ GVP・GMP・GPS及びGDPの関係法規の諸関係
      3. 再審制度の概要
      4. 日米欧で合意されたICHガイドライン
      5. PIC/S GMPガイド及びANNEX
      6. 我が国におけるGQP及びGMPのグローバル化と今後の展望
  2. 製造販売業が遵守すべき品質保証基準 (GQP省令) 及び査察指摘事例のポイント
    • 製造販売業者と製造業者との関わりを中心として、品質保証業務 (GQP) をわかりやすく (GQP事例集及び施行通知を含む) 解説する。GQP業務の主要事項 (例えば、“製造管理及び品質管理の確保”) などは、行政による指摘事例についても解説します。
      1. 製造販売業が遵守すべき品質保証基準 (GQP省令) のポイント
      2. ライセンスホルダーとしての製造販売業者の役割
      3. 製造販売業ににおける品質保証業務
        (製造販売業が順守すべきGQP省令の枠組み)
      4. GQPの趣旨及び用語
      5. 総括製造販売責任者の業務及び品質管理業務に関わる組織及び責任
      6. 品質標準書
      7. 品質管理業務の手順に関する文書
      8. 製造業者との取り決め文書 (Quality Ageerement)
      9. 品質保証責任者の業務
      10. 市場への出荷の管理 (製造業者への委託を含む)
        (行政による指摘事例も含む)
      11. 製造管理及び品質管理の確保 (GMP監査/行政による指摘事例も含む)
      12. 品質等に関する情報及び品質不良等の処理 (行政による指摘事例も含む)
      13. 回収処理
      14. 自己点検 (行政による指摘事例も含む)
      15. 教育訓練 (行政による指摘事例も含む)
      16. 医薬品の貯蔵等の管理 (行政による指摘事例も含む)
      17. 文書及び記録の管理 (行政による指摘事例も含む)
      18. 条項別の査察指摘事例
  3. 製造所における製造の基礎となる製造販売承認書記載事項 (GMPに関連した事項)
    • 製造販売業における主要業務の一つである承認申請書の中で、製造管理及び品質管理に関わる作成方法の概要を理解するとともに、製造管理及び品質管理 (GMP管理) との関係について理解を深める。
      1. 承認申請書記載事項一覧及び概要 (医療用医薬品)
      2. 製造方法欄について (化学薬品製剤・原薬の場合)
      3. 製造方法における一変/軽微の区別について
      4. 一変に該当する変更について
      5. 重要工程とは
      6. 製造方法の記載例 (化学薬品製剤)
      7. 規格及び試験方法欄について
  4. 製造所のGMP管理の基礎となる品質契約書作成のポイント
    • 製造販売業 (GQP) と製造業 (GMP) との緊密な連携は品質契約書 (Quality Agreement) を基礎としている。両組織の確立と実行の基準となるGQP、GMPの手順書及び製品の品質保証のためにはこれら結ぶ両者間の取り決め書の十分の整備が必要である。
      1. 薬機法にもとづく製造販売業者及び製造業者との諸関係及び責任分担
      2. 製造販売業者及び製造業者との緊密な連携
      3. 製造管理及び品質管理に関わる品質契約書の位置付け
      4. 基本事項
      5. 基本契約書
      6. 製品仕様書
  5. 小演習及びQ&A
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/17 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集