技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スプレッドシートバリデーションを含む電子データ管理とデータインテグリティ対策

スプレッドシートバリデーションを含む電子データ管理とデータインテグリティ対策

~データインテグリティ要件に見るデータ管理方法とCSV/ER ES のポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年9月30日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • スプレッドシートのバリデーションに対する規制要件とその対応方法
  • データインテグリティ要件に見る紙の記録と電子データのデータ管理方法
  • スプレッドシートバリデーションのカテゴリ分類の考え方
  • データインテグリティを担保するCSVの取組みと対応ポイント
  • データインテグリティを担保するERESと監査証跡
  • スプレッドシートのバリデーションに対する規制要件とその対応方法
  • データインテグリティ要件に見る紙の記録と電子データのデータ管理方法の解説
  • これらの基盤となるCSV及びER/ES要件の確認とこれらへの対応

プログラム

 EXCEL等のスプレッドシートは有用であり広く多用されている。しかし、これらをGXP業務の一環として使用する場合は利用状況に応じたバリデーションが求められることになるが、これらに関する指針等は発行されておらず、どのレベルで、どのように取り組みむか迷うことになる。
 一方、近年データインテグリティが騒がしくなっている。CSVだけでは個別の “データの完全性”まで保証することは難しく、紙の記録と電子データとの違いをよく理解することやERESへの適合など古くて新しい要件への対応が必要である。
 本セミナーでは電子データの管理という観点からスプレッドシートのバリデーションやこれらの基盤となるCSV/ERES 要件への適合とデータインテグリティの取組みを解説する。また、休憩時間には個別の「ミニコンサル」もお受けしています。講義内容のご質問に限らず、現在のお仕事でご相談したいこと、お困りになっている内容などに直接お答えします。

  1. スプレッドシートのバリデーション
    1. スプレッドシートのバリデーションに対する背景と各国の要件
    2. スプレッドシートバリデーションのカテゴリ分類の考え方
    3. カテゴリ分類におけるバリデーション方法
    4. スプレッドシート作成の手順とルール (申請許可)
    5. スプレッドシート管理台帳の作成と維持管理
  2. データインテグリティの要件とその解説
    1. MHRA (英国当局) ガイダンス
      「GMP Data Integrity Definitions and Guidance for Industry March 2015」の解説とのそのポイント
      1. データ・クリティカリティ (重要度) と完全性の固有リスクとその特定
      2. データの品質と完全性を保証できるシステム設計
      3. データの完全性に関する用語の定義とその解説
      4. データのALCOA原則とその考え方
      5. データのALCOA原則とその考え方
      6. 生データとメタデータ
      7. データガバナンスとその考え方
      8. オリジナル記録 / 真正コピー (紙の記録と電子コピーの考え方)
    2. WHO「GUIDANCE ON GOOD DATA AND RECORD MANAGEMENT PRACTICES」に見るデータインテグリティの概要
      1. 品質リスクマネジメントとデータインテグリティ
      2. データ管理に関するガバナンスと品質監査
      3. 外部セキュリティー保護策
      4. サプライヤーおよびサービスプロバイダとデータ管理
      5. 担当者のトレーニング
    3. PDAアイルランドチャプターにおけるデータインテグリティの取り組み
      1. 規制の枠組みとデータインテグリティ
      2. 標準規格とデータインテグリティ
    4. HPRA (アイルランド規制庁) から見たデータインテグリティ
      1. データの整合性とは何か
      2. 査察における重要ポインント
      3. サンプルの不備
    5. クオリティカルチャとデータインテグリティ
      1. グローバルサプライチェーンにおけるクオリティカルチャ
      2. データインテグリティと不正行為
    6. FDA警告文書に見るデータインテグリティ関連指摘事項とその対策
  3. データインテグリティを担保するCSVの取組みと対応ポイント
    1. 各国におけるCSV規制とガイドライン
    2. 国際的なCSV指針 GAMP5
    3. PIC/S GMP Annex11の主な要件
    4. 厚生労働省ガイドラインにおけるライフサイクルモデルの考え方
    5. データインテグリティに関わる厚生労働省GLの要件
  4. データインテグリティを担保するERESと監査証跡
    1. 米国FDAのPart 11の条文構成
    2. 電子記録の要件
    3. 電子署名の要件
    4. 厚生労働省ERES指針の発出とその内容
    5. CSVとERESからのデータインテグリティへのアプローチ
    • 質疑応答
    • 個別ミニコンサル

講師

  • 荻原 健一
    株式会社シー・キャスト
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/16 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2024/11/18 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方と日米欧の要求事項 オンライン
2024/11/18 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/11/18 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 分離工学の基礎、各種技術 (蒸留・抽出・吸着・膜分離) とシミュレーションによる簡単解析 オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/20 Excelを使用した統計学の初級・中級コース 2日間講座 オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 ビジネスパーソンに必要な統計学入門講座 オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 ディープニューラルネットワークモデルとMTシステムの基礎・学習データ最小化・ エンジニアリング応用入門 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -