技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

共同研究開発のトラブル防止と契約実務

共同研究開発のトラブル防止と契約実務

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、共同研究/共同開発においてトラブルを防止するために、準備・利用すべき契約書、法律、判例等の法的ツールについて詳解いたします。

開催日

  • 2016年9月29日(木) 13時00分16時30分

プログラム

 近時、共同研究開発は活発化しています。相互の信頼関係によって維持される共同研究開発ですが、反面でお互いのルール設定や契約が緩くなりがちであり、一旦トラブルが生じると混迷化する場合もあります。トラブルを防止するためには、どのように契約書、法律、判例等の法的ツールを準備し利用すべきでしょうか。
 共同研究開発契約の標準的な契約条項・文言を実例の素材にしながら、法律や判例も参照しながら、共同研究開発にありがちなトラブルを防止・予防するための法的実務からの注意点をチェックし確認します。

  1. 共同研究開発契約の全体構造
    1. 共同研究開発契約はどのような条項によって組み立てられているか
    2. 契約としての4つの性質と注意点
  2. 共同研究開発契約の成立をめぐる問題
    1. 契約の成立を巡る問題
    2. 契約書、覚書、関係文書の在り方と位置づけ
  3. 目的と役割分担条項 業務・責任分担に関する問題 ~成果物と責任リスクの分担をどのように定めるか
    1. 開発の目標と業務分担規定の実例とその実践的意味
    2. 分担業務を第三者に対する場合の注意点とその規定
    3. 成果開発義務とはどのようなものか
  4. 共同研究開発の成果物をめぐる諸問題
    1. 成果物の種類と性質
    2. 発明と著作
      • 帰属についての法原則 (職務発明と特許法法改正)
    3. 成果物の帰属はどのように定めるか
    4. 誰が発明者であるかについての認定とその基準
    5. 成果物の出願についての取り決めはどうあるべきか
    6. 成果物の運用をどのようにポイントで定めるか
    7. 大学との共同研究 不実施補償等の問題点
  5. 共同開発契約・委託研究契約の秘密情報の問題Ⅰ
    1. 秘密保護のための法的ルールのアウトライン (不正競争防止法の全体構造)
    2. 法律はどのような保護手段を用意しているか
    3. 法律の保護を受けるための資格
      1. 判例とガイドラインから探る「秘密管理性」のレベル
      2. 情報管理努力の基準は何か
  6. 共同開発契約・委託研究契約の秘密情報の問題Ⅱ
    1. 秘密保護のための契約書・誓約書
    2. 共同開発契約の秘密保持契約と条項 ~秘密保持のためには、どのような条項が必要か
      • 実際の秘密保護契約・誓約書の文例による実践的検討
  7. 共同研究開発の中止と離脱
    1. どのような場合に中止と離脱を認めるか (継続性とのバランス)
    2. 中止と離脱の類型
    3. 中止後の法律関係をどのように処理すべきか
  8. その他最近の問題から
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/8 生成AIの活用×ガバナンスの最前線 東京都 会場・オンライン
2025/9/9 研究開発テーマの費用対効果算出と経営層への提案・説明の仕方 オンライン
2025/9/10 経営視点で磨くコア技術と新規事業開発の実践手法 オンライン
2025/9/10 様々な裁判例から見る医薬品の特許権存続期間延長の実務・LCM戦略とパテントリンケージへの対応 オンライン
2025/9/10 生成AI導入に備える法務の視点とリスク対応 オンライン
2025/9/11 特許情報調査の基本と調査精度の高め方、および競合他社調査、技術テーマ調査、技術動向分析の進め方 オンライン
2025/9/12 新事業における技術ロードマップの作成と活用 オンライン
2025/9/12 技術開発、研究開発者のためのマーケティングリサーチ オンライン
2025/9/15 技術開発、研究開発者のためのマーケティングリサーチ オンライン
2025/9/16 特許調査への生成AIの活用 オンライン
2025/9/16 技術者・研究者のための新規事業創出と成功の具体的方法 オンライン
2025/9/18 研究開発へのAIエージェント・生成AI導入と活用のポイント オンライン
2025/9/19 研究開発テーマの費用対効果算出と経営層への提案・説明の仕方 オンライン
2025/9/19 秘密保持契約の基礎、実務上の留意点とトラブル対策 オンライン
2025/9/22 ラボオートメーション (実験自動化) による研究開発効率向上の実践的アプローチ オンライン
2025/9/25 ステージゲート・プロセスを活用した研究開発テーマの評価・選定のマネジメント オンライン
2025/9/25 新規事業テーマ、アイデア創出における生成AIの創造的活用 オンライン
2025/9/26 研究開発の契約実務講座 オンライン
2025/9/26 新規事業テーマ、アイデア創出における生成AIの創造的活用 オンライン
2025/9/26 技術者、研究者のためのタイムパフォーマンスを高めるメール術・情報整理術・段取り術 オンライン