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エポキシ樹脂の低温、速硬化技術

エポキシ樹脂の低温、速硬化技術

~求められる硬化物物性を満たしつつ、 硬化の速度・温度をコントロールする~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年7月5日(火) 10時30分 17時00分

修得知識

  • エポキシ樹脂硬化剤の特性
  • 多官能チオール化合物の使用した場合の低温硬化性や耐候性などの性能

プログラム

第1部 エポキシ樹脂の構造制御による常温・速硬化技術

(2016年7月5日 10:30〜12:30)

エポキシ樹脂速硬化技術は、近年重要な課題であり、複雑化するフォーミュレーションの中で 他 の要求性能を満たしつつ達成しなければのが現状です。常温硬化領域において、速硬化技術の 基礎 (特長・メリット・デメリット) を学び、今後の開発に活かして頂く。

  1. エポキシ樹脂現状と速硬化の重要性
  2. エポキシドの反応性エポキシ樹脂速硬化技術の分類
  3. エポキシ樹脂速硬化技術の分類
    1. 反応促進
    2. 架橋度向上
    3. その他
  4. 反応促進 ~高反応性素材の利用~
  5. 反応促進 ~反応促進剤の併用~
  6. 架橋度向上 ~多官能性素材の利用~
    1. エポキシ樹脂
    2. アミン類
  7. 第3成分の併用
    1. アクリレート類
    2. 芳香族エステル類
  8. アミン系以外の素材 ~メルカプタン系硬化剤~
  9. まとめ (一覧対比表)
  10. エポキシ樹脂速硬化の今後の課題
    • 質疑応答

第2部 多官能チオールによるエポキシ樹脂の低温硬化と硬化物性

(2016年7月5日 13:15〜14:45)

多官能チオールをエポキシ樹脂硬化剤として使用した場合の特性について、硬化性、硬化物物性、耐候性などについて紹介する。

  1. チオール系硬化剤の種類と特性
    1. チオール系硬化剤の特徴
    2. チオール系硬化剤の種類
  2. チオール系硬化剤の使い方
    1. 配合比
    2. チオールとエポキシの安定性
  3. チオールとエポキシの硬化
    1. 低温硬化/速硬化
    2. 硬化時間のコントロール
    3. 硬化触媒
    4. 硬化剤の併用
  4. チオールを用いた硬化物の物性
    1. 機械強度
    2. 耐水性/耐薬品性
    3. 耐候性
  5. 応用例
    • 質疑応答

第3部 エポキシ樹脂のUV硬化技術

(2016年7月5日 15:00〜17:00)

  1. エポキシ樹脂の基礎
    1. 構造と特徴
    2. 硬化剤と硬化反応
  2. カチオンUV硬化
    1. 光酸発生剤の構造と特性
    2. UV硬化への応用
  3. 酸増殖剤を用いた高感度化と硬化不良対策
    1. 酸増殖剤の構造と特性
    2. 光反応性材料の高感度化 ~酸増殖剤の使い方~
    3. フロンタル重合
  4. アニオンUV硬化
    1. 光塩基発生剤
    2. 非イオン性光塩基発生剤構造と特性
    3. イオン性光塩基発生剤の構造と特性
    4. 光反応性材料への応用
  5. 塩基増殖剤を用いた高感度化と硬化不良対策
    1. 塩基増殖剤の構造と特性
    2. 光反応性材料への応用
    • 質疑応答

講師

  • 高岸 純一
    大都産業 株式会社 生産本部 製品事業所 生産技術室
    所長
  • 室伏 克己
    昭和電工 株式会社 事業開発センター 融合製品開発品研究所
    シニアリサーチャー
  • 有光 晃二
    東京理科大学 理工学部 先端化学科
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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