技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学物質を扱う研究所における最新法規制準拠の「危ないもの管理」と現実に起こった問題と対処法

化学物質を扱う研究所における最新法規制準拠の「危ないもの管理」と現実に起こった問題と対処法

~管理体制のトレンドと最低限必要なポリシー~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年4月27日(水) 13時00分16時30分

修得知識

  • 現実に起こった課題の対処、管理ポリシーの要件
  • 製造系企業が遵守すべき、近年変化しつつあるコンプライアンス絡みの要件
  • 製薬企業研究所における薬品管理の事例
  • 研究や生産に関わる薬品管理体制に課題を感じている組織にとって改善の際の要点

プログラム

 コンプライアンスに対する意識はこの数年異様に高まりつつあるが、その一方で製造や研究の活動に利用する化学物質 (薬品) について、従来の性善説に基づく管理では逸脱の発生を把握することは極めて困難となっている。
 本講座では、化学物質に関わる管理に関わる環境の変化とともに、何が『危ないもの』であり、それをどのようなコンセプトをもって管理すればよいのか、ということを、厳しい対応を準備している製薬企業研究所での実際の事例と比較しながら紹介する。聴講者が自組織での体制構築や水準向上を企図する際に参考となることを期待する。

  1. 危ないもの管理の対象と必要性
    1. 危ないものの定義
    2. 最近の法規制対象拡大
      • 実際に起こっている課題の例
    3. 危ないもの管理が直面する環境要因の変化
  2. 危ないものの分類と法規制
    1. 対象法規制の種類
      • 意外に知られていない遵守すべき法規制の事例
    2. 法律が意図する規制の対象と管理における着目点
  3. 危ないもの管理の方策
    1. 管理体制を支援するツール
      • 薬品在庫管理システム
      • 法規制照合システム
    2. 管理の実例の紹介
      • 研究用薬品在庫管理システムの運用形態
      • 電子実験ノートによる社内合成化合物のリアルタイム法規制チェック
      • 社内保有化合物、在庫薬品の法規制追加指定時のチェック体制
      • 消防法危険物指定数量の逸脱チェック
      • 輸出品該非判定委員会
  4. 管理体制構築の要点
    1. リスクマネジメントの考え方
    2. 構築した管理体制を維持するためには
    3. 現状把握の重要性
    4. 管理体制自己点検の進め方
  5. Q&A
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島本 哲男
    ラボコンサルテーション 株式会社
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/25 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/25 バリデーション関連文書作成時の必修事項と記載例 東京都 オンライン
2025/11/25 フロー精密有機合成の基礎と機能性化学品製造への応用・今後の展望 東京都 会場・オンライン
2025/11/25 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/11/25 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/11/25 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/25 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2025/11/26 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2025/11/27 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/11/27 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント オンライン
2025/11/27 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 東京都 会場・オンライン
2025/11/27 製薬分野に特化した生成AIによる知的財産業務の効率化 オンライン
2025/11/27 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン
2025/11/27 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/11/27 バイオ医薬品・再生医療等製品製造におけるシングルユースのリスク管理戦略・製造設計とE&L評価 オンライン
2025/11/28 HAZOPから学ぶ化学プラントのリスクアセスメント オンライン
2025/11/28 GHS分類SDS・ラベル作成のルールと混合物におけるグレーゾーンの解決法 オンライン
2025/11/28 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2025 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 製品含有化学物質のリスク管理、情報伝達の効率化
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2016/3/25 初心者のためのPHREEQCによる反応解析入門
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書