技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄バリデーションの基礎と残留許容値設定

洗浄バリデーションの基礎と残留許容値設定

~誰がやっても同じ結果へ導く~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年3月28日(月) 10時30分 17時00分

プログラム

 医薬品に求められるもの、それは有効性、安全性と品質である。特に品質は製造する側にとっては最小限担保すべき課題であり、求められる品質の医薬品を恒常的に生産し供給することが求められている。最近のように多品目を生産する工場においてはクロスコンタミンが問題となるケースがある。洗浄が不完全であることによるケースがほとんどであり、如何に効率よく確実に洗浄することが出来るかがポイントである。
 その為の手段として洗浄バリデーションを確実に行うことが必須であり、その為の手法,許容限度値の決め方、洗浄方法等に関して解説する。また付随するSOP、教育等に関してもGMPと関連した話題として解説する。

  1. バリデーションとは
    1. GMPについて
    2. バリデーションとICH
    3. バリデーションマスタープラン
      • なぜ必要か
    4. ICHとは? ICHQ9,Q10,Q11について
  2. 洗浄バリデーションとは
    1. 洗浄バリデーションの基本理念
    2. 洗浄バリデーションの目的
    3. 洗浄バリデーションのポイント
  3. 洗浄バリデーションの方法
    1. 機械装置の基本的な洗浄可能な構造の留意点
    2. 設計時に検討する項目
    3. CIP洗浄の効果に及ぼす要素
      • 手洗い洗浄のポイント
    4. 洗浄の媒体と洗浄剤
    5. 洗浄剤の選定について
      • 洗浄剤に関する基礎知識
  4. 効果的なサンプリング法
    1. スワブ法
      • スワブの手法
      • 拭き取り方法
      • 拭き取り回数
      • スワブ材
      • スワブ溶媒
      • サンプリングポイントについて
    2. リンス法
      • リンス法と採用しなければならない装置
    3. 目視法
      • 目視法の手順
      • 目視法による許容基準の設定
      • 目視法とSpiking study
    4. サンプリング法と評価
    5. サンプリングに関するレギュレーション比較
    6. PIC/Sとは?
      1. PIC/S勧告の要求事項
      2. PIC/Sの今後の動向
  5. 残留許容基準の設定
    1. 設定方法と計算式例
    2. イーライリリー法による許容基準の設定
    3. NOEL法について
    4. 許容基準の具体的設定手順
  6. 回収率・抽出率の求め方
    1. 回収率試験の方法
    2. スワブサンプリングの手順
    3. 回収率の求め方
    4. 抽出率の求め方と留意点
  7. 表面積の求め方
    • 機器別の算出例
  8. 残留物分析法
    1. HPLC法
      1. HPLCの原理
      2. HPLC法と洗浄バリデーション
      3. HPLC法とデータ解析
    2. TOC法
      1. TOC法の測定原理
      2. TOC法と洗浄バリデーション
      3. サンプリング法とTOC法による洗浄バリデーション
        1. リンスサンプリング
        2. スワブサンプリングー水抽出
        3. スワブサンプリングー直接燃焼炭素測定法
  9. 分析法バリデーション
    1. 特異性と検出限界
    2. システム適合試験
  10. 品目切り替え時のポイント
  11. プロトコールの作成
    • 機器洗浄操作手順例
  12. 洗浄バリデーションによる重要ポイント
  13. SOPの重要性と作成について
  14. 記録書の書き方と留意点
  15. ヒューマンエラーと教育方法
  16. 日常業務における留意点
  17. 品質問題と薬害
    • 遺伝毒性不純物の取り扱い方
  18. まとめ
    • 製薬企業の動向
    • 質疑応答

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 会場・オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/6/27 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2024/6/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/27 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/6/27 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)