技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

現場で役に立つ化粧品の製造委託先に対する監査および製造所に対する指導育成の勘所

ISO 22716 (自主基準) およびGQPをふまえた

現場で役に立つ化粧品の製造委託先に対する監査および製造所に対する指導育成の勘所

~入門コース~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月29日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 化粧品製造所では、ISO22716 (自主基準) により受託された化粧品に要求される品質を確保する活動を開始してから8年が経過しました。しかし、浸透するにはクリアすべき課題があると言われています。
 “化粧品の製造管理及び品質管理の確保:消費者に対する品質保証”する上で、このセミナーでは、化粧品特有の品質を確保するために押さえるべき化粧品GMPのポイントとは何か?及び製造販売業者が委託先に対し行う指導育成のポイントについて委託側、受託側の双方に役に立つ勘所を講師の経験にもとづきやさしく解説します。

  1. 第1部 化粧品特有の品質特性及びその品質を造り込む上で必要となるGMP
    • 化粧品製造になぜGMPが必要か、医薬品GMPと化粧品GMPとの違いは何か、化粧品に特有の品質及び品質を作り込む諸要件、GMPを遵守しない場合に発生が懸念される諸問題などを理解して頂きます。
      1. 化粧品に求められる製造品質とGMP
      2. 化粧品の品質保証に関する規制及びGMPガイドラインの動向
      3. 化粧品GMPの背景及びGMP3原則
      4. GQP省令に基づく化粧品の製造管理及び品質管理の確保
      5. 化粧品製造業におけるGMPの位置づけ
      6. 化粧品の製造管理及び品質管理過程で起こり得る事象 (事例)
  2. 第2部 化粧品委託先製造所へのGMP監査の技術的側面 (委託先監査で抑えるポイント)
    • 委託先へのGMP監査の目的は、GQP省令では適正な製造管理及び品質管理の確保の状態をモニターすると定めています。しかし、真の目的は、“相互が安心して仕事を頼めて、今後もお互いの信頼のもとに、付き合っていける関係の保持⇒WIN WINの関係の保持”することにある。このような目的を踏まえ、委託先監査で抑えるポイントを解説します。
      1. 化粧品GMP監査の目的と課題
      2. 化粧品GMP監査の基本事項
      3. 化粧品委託先企業へのGMP監査
      4. 化粧品製造所へのGMP監査計画立案
      5. GMP監査の具体的な着眼点
      6. システム監査
      7. サブシステム監査
  3. 第3部 実地監査で役に立つ実務的具体的手法及び指摘事例
    • 化粧品委託企業に対するGMP監査は、安心して委託できるのかどうかを評価することであるが、一般にすべてを満足できる委受託はありえない。改善すべきことがあれば指摘し改善を促す又は支援することも必要となる。
      この活動 (GMP監査) は1~2年の一過的監査では際立った成果に結びつけることは困難である。相互の信頼関係にもとづく中期的視野を見据えた継続的な監査が必要となる。実地監査で、お互いに成長して行くことを踏まえた実務的具体的手法及び指摘事例を解説します。
      1. 監査計画書立案におけるこつ及び計画書の記載事例
      2. 監査チェックリスト作成上の留意点
      3. 現場における情報収集がうまくなる「効果的な聞き取り方の”こつ”」
      4. 効果的な監査に役立つ調査の仕方の虎の巻”こつ”/三つのキーワード
      5. 指摘事項と改善要求書のフォーマットと記載事例
      6. ISO22716の条項別要求事項の当て嵌め方とその指摘事例 (17事例)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表
  • 外山 博美
    花王 株式会社 技術開発センター 生産技術グループ (化粧品・品質)

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法