技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分析法バリデーション超入門講座

分析法バリデーション超入門講座

~一から学ぶ人のために~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月26日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 今日、医薬品のみならず食品や環境でも科学的なエビデンスが求められるようになっているが、最も早く、医薬品分野で精確性を担保する制度が確立されている。そのため、医薬品・医薬部外品の申請や製造等においてバリデーションの考え方が導入されている、GMP省令ではバリデーション基準が、また、原薬GMPガイドラインや日本薬局方では分析法バリデーションが規定されている。
 本講座では医薬品や医薬部外品おけるバリデーションとは如何なるものか、その品質試験における分析法バリデーションを如何に捉え、また、どのような行為であるかなどを理解し、効率的な試験研究の基礎を学ぶこととする。

  1. 医薬品の品質保証とバリデーション
    1. バリデーションの背景と歴史
    2. 医薬品及び医薬部外品におけるバリデーションの概要
    3. 医薬品の品質保証と妥当性検証
  2. 分析法バリデーションの定義と目的
  3. 分析能パラメーターの種類と機能
    1. 特異性 (Specificity)
      1. 確認試験 (Identification)
      2. 定量法と純度試験
    2. 直線性 (Linearity)
    3. 範囲 (Range)
      1. 原薬又は製剤の定量法
      2. 含量均一性試験
      3. 溶出試験
      4. 不純物の定量試験
      5. 有効成分の定量法と純度試験が1つの試験
    4. 真度 (Accuracy/Trueness)
      1. 定量法
      2. 不純物 (定量試験)
      3. 必要とされるデータ
    5. 精度 (Precision)
      1. 併行精度 (Repeatability) :
      2. 室内再現精度 (Intermediate precision)
      3. 室間再現精度 (Reproducibility)
      4. 必要とされるデータ
    6. 検出限界 (Detection limit)
      1. 視覚的評価に基づく方法
      2. シグナル対ノイズ (S/N比) に基づく方法
      3. レスポンスの標準偏差と検量線の傾きに基づく方法
      4. 必要とされるデータ
    7. 定量限界 (Quantitation limit)
      1. 視覚的評価に基づく方法
      2. シグナル対ノイズに基づく方法
      3. レスポンスの標準偏差と検量線の傾きに基づく方法
      4. 必要とされるデータ
    8. 頑健性 (Robustness)
  4. 分析機器におけるシステム適合性について
    1. 医薬品等の品質関連試験でのシステム適合性試験
    2. 医薬品等のシステム適合性試験の項目
      1. 検出の確認
      2. システムの性能
      3. システムの再現性
    3. システム適合性試験の運用
      1. 許容限度値の設定
      2. システムの再現性の試験の質を落とさずに繰り返し注入の回数を減らす方法
    • 質疑応答

講師

  • 小島 尚
    東京バイオテクノロジー専門学校
    講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/28 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/8/28 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/8/28 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/8/28 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/8/28 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/8/28 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/8/28 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/8/28 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/8/28 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/8/28 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/8/28 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/8/28 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/8/28 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/9/29 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/9/29 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/9/29 申請をふまえCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2026/2/26 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発