技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

最新改訂に対応したグローバルGMP・バリデーション担当者コース

最新改訂に対応したグローバルGMP・バリデーション担当者コース

東京都 開催 会場 開催
  • コース1: 3極バリデーション要件編
  • コース2: バリデーション文書編
  • コース3: 洗浄バリデーション編
  • コース4: 設備適格性評価編

開催日

  • 2015年11月9日(月) 13時00分 16時30分
  • 2015年12月4日(金) 13時00分 16時30分
  • 2015年12月15日(火) 13時00分 16時30分
  • 2016年1月27日(水) 13時00分 16時30分

プログラム

2015年11月9日「日米欧3極のバリデーション要件とバリデーション手順の改訂ポイント」 (コース1: 3極バリデーション要件編)

1970年代に提唱されたバリデーションは、その後の技術的進展や議論を踏まえ、2011年以降、FDAプロセスバリデーションガイダンス、EUのバリデーションガイドライン、我が国のバリデーション基準、そして2015年10月のPIC/S GMP Annex15の改正と進んできており、ハーモナイズされつつある。その概要を分かり易く解説する。

  1. バリデーションの歴史
  2. バリデーション関連公文書
  3. 最新のバリデーションの考え方
    1. FDAのプロセスバリデーションガイダンスの概要
    2. PIC/S GMP Annex15 (2015年10月発効) の概要
    3. 広義のバリデーションは3ステップ
    4. 日米欧3極でハーモナイズされた継続的工程確認の必要性
    5. 継続的工程確認 (Ongoing Process Verification) とは
    6. リスクマネジメント手法の要請
  4. バリデーションでよくある誤解
  5. バリデーションの対象範囲
    1. PIC/S GDPガイドの発出によるバリデーション対象の拡大
  6. プロセスバリデーションとは
    1. 従来法のプロセスバリデーション
    2. 予測的バリデーション
    3. コンカレント (同時的) バリデーション
    4. より進んだバリデーション (QbD手法)
    5. ハイブリッドアプローチ
  7. 変更時のバリデーションと再バリデーション
    1. 再バリデーションとは
    2. Verificationと再バリデーションの違い
    3. 変更時のバリデーションとは
  8. リスク抽出 (継続的改善) と保全
    • 質疑応答・名刺交換

2015年12月4日「バリデーション文書の必須記載項目と作成例」 (コース2: バリデーション文書編)

 GMP省令で作成を義務付けられているバリデーション手順書をPIC/S GMPの要請するバリデーションマスタープラン (VMP) と同等の文書にするための記載内容、大規模プロジェクトで有用な個別のマスタープランの記載内容、バリデーションプロトコル (実施計画書) の具体的な記載例を紹介する。

  1. PIC/S GMPガイドの要請
    1. 一般的事項
    2. 組織化及び計画
    3. 文書化
    4. バリデーションマスタープラン (VMP) への記載項目
  2. バリデーション基準の改正項目
  3. バリデーション関係文書
  4. バリデーション手順書への記載事項
  5. バリデーションを総括するマスタープラン
    1. 総括するマスタープランの必要性と目的
    2. バリデーション手順書との関係
    3. 総括するマスタープランに記載すること
  6. VMP (バリデーション手順書) の作成事例
    1. 目的欄の記載例
    2. 適用範囲欄の記載例
    3. 構成文書の定義例
    4. バリデーション方針の記載例
    5. 予測的バリデーションの条件記載例
    6. コンカレントバリデーションの方針記載例
    7. 既存設備の適格性評価の方針記載例
    8. 洗浄バリデーションの方針記載例
    9. 分析法バリデーションの方記載例針
    10. 再バリデーションの方針記載例
    11. 変更時のバリデーション方針記載例
    12. バリデーション組織の記載例
  7. バリデーション実施計画書/実施報告書の作成事例
  8. GMP事例集のバリデーション関係のGMP事例集
  9. 付録 バリデーション実施計画書/報告書の事例
    • 質疑応答・名刺交換

2015年12月15日「PIC/S査察に対応した洗浄バリデーション / 残留限度値の設定」 (コース3: 洗浄バリデーション編)

 改正PIC/S GMP Annex15、EMAの「共用施設における健康への影響に基づく曝露限界の設定ガイドライン」、検討されているICH M7ガイドラインは、洗浄バリデーションの残留許容値は科学的根拠とリスクに基づき設定すべきと提唱しており、今や洗浄バリデーションの考え方については目が離せない状況にある。これら最近の動向を踏まえ、洗浄バリデーション実施上のポイントなど実例を交えて分かり易く解説する。

  1. 洗浄バリデーションへの要請事項
    1. PIC/S GMP Annex15の要請
  2. バリデーションの実施対象
  3. 洗浄対象は有効成分とは限らない
  4. 洗浄バリデーション業務の概要
  5. 接薬表面積の算出例
  6. 施設専用化の要件
    1. 施設専用化の対象物質
    2. Risk Mappの論点
    3. PIC/S GMP 第3、5章
    4. PDE 1日許容暴露量とは (Permitted Daily Exposure)
  7. 残留許容値の設定
    1. 検出限度からの設定
    2. 洗浄能力からの設定
    3. 一日最小投与量の0.1%以下基準
    4. 10ppm基準
    5. 目視限度基準
    6. TTC (毒性学的懸念の閾値) (threshold of toxicological concern) とは
    7. 残留許容値のまとめ
  8. 洗浄バリデーションの種類
    1. 適格性の確認
    2. 再バリデーション
    3. 変更時のバリデーション
  9. 洗浄方法と留意点
    1. 手洗浄のバリデーション
    2. CIP
    3. 洗浄剤選定の留意点
  10. サンプリングの留意点
    1. 各種サンプリング方法
    2. サンプリング箇所の設定
    3. 回収率
    4. サンプリングのタイミング
  11. オンラインモニタリングの方向へ
  12. 分析方法・分析操作の留意点
    • 質疑応答・名刺交換

2016年1月27日「PIC/S GMPをふまえた設備適格性評価、設備管理とURSの作成例」 (コース4: 設備適格性評価編)

 新たに施設を構築する、あるいは新設備を導入する場合に最も重要なことは、施設や設備のデザインがユーザーの要求を反映しているかを充分に吟味することである。このデザインクオリフィケーション (DQ) がおざなりであると追加工事が発生してコストアップ、工期遅延の原因となる可能性だけでなく、使い勝手が悪いために、逸脱発生要因になりかねない。
 本講では、特にユーザー要求仕様書作成時の留意点と、DQ時のチェックポイントを重点的に解説する。

  1. DQで必要になるユーザー要求仕様書 (URS:User requirements specification)
    1. DQ、IQ、OQ、PQって何?
    2. URSとは
    3. URS作成時の留意点
    4. ユーザーが提示すべき事項
    5. URSの作成手順
  2. デザイン適格性評価 (DQ)
    1. 業者の選定・調査の要点
    2. DQの判定基準
    3. 建屋計画のポイント
    4. 作業者保護策のチェック
    5. 封じ込め対策のポイント
    6. ヒューマンエラー対策のチェック
    7. 監視性・情報伝達性のチェック
    8. 空調システムのチェック
    9. 交叉汚染対策のチェック
    10. 異物対策のチェック
    11. 防虫対策のチェック
    12. セキュリティ対策のチェック
    13. コストを予算内に収めるには
    14. 工期を短縮するには
  3. IQ/OQの実施
    1. IQ、OQ の手順
    2. OQの基本原則
    3. 校正
  4. PQの実施
    1. PQの基本原則
    2. チャレンジテストとは
  5. 空調システムのバリデーション
    1. 清浄度の測定タイミング
    2. 日米欧3極の空調要件
    3. GMPの要請に対応した空調システムの適格性確認
  6. 製薬用水システムのバリデーション
    1. 超ろ過法の問題点
    2. 用水設備設計の基本
    3. 6dとは
    4. 製薬用水のPQ (Phase I、II、III)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 85,500円 (税別) / 92,340円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申し込みの場合、割引が適用されます。
    • 2名様以上で1コースお申込みの場合、
      1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 2名様以上で2コースお申込みの場合、
      1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 2名様以上で3コースお申込みの場合、
      1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    • 2名様以上で4コースお申込みの場合、
      1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース申込割引受講料について

  • 通常2コース 受講料 : 82,080円 (税込) → 2コース申込 割引受講料 61,560円 (税込)
  • 通常3コース 受講料 : 123,120円 (税込) → 3コース申込 割引受講料 82,080円 (税込)
  • 通常4コース 受講料 : 164,160円 (税込) → 全4コース申込 割引受講料 92,340円 (税込)

複数日コースのお申込み

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策