技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄性・使用感の優れたオイル洗浄料の開発

洗浄性・使用感の優れたオイル洗浄料の開発

~スキンケア製品で求められる感性価値の特徴をうまく捉えた開発のポイントとは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年3月3日(火) 12時30分 16時40分

プログラム

第1部 洗浄性・使用感に優れたオイル洗浄料の処方設計

(2015年3月3日 12:30〜14:30)

クレンジング料 (メイク落し) はスキンケアの第一ステップと考えることができます。メイクを完全に取り除くことで、皮膚を清潔に保ち、さらにスキンケア製品の効果を高めることが期待できます。その中でも、オイルを高含有するクレンジング料 (本講演では、オイル洗浄料と呼ぶ) は、メイクの成分を溶解して落とすことができるので、界面活性剤を主成分とするタイプに比べて大幅に洗浄性が高く、少ない力で落とすことができます。本講演では、洗浄性・使用感に優れた様々なオイル洗浄剤の処方設計についてご紹介します。

  1. 一般的なオイル洗浄剤の処方設計
  2. 両連続マイクロエマルション技術を利用したオイル洗浄剤の処方設計
  3. 耐水性オイル洗浄剤の処方設計
  4. オイル洗浄剤の評価方法
    • 質疑応答

第2部 感覚的な言葉に見る~ お客さまの嗜好に求められるクレンジングオイルの使用感

(2015年3月3日 14:40〜16:40)

クレンジングオイルはダブル洗顔の第一段階の洗顔料として市場に広く浸透しており、その使用感や中味の特性は化粧品の中でも非常に特異なものになっています。お客さまが化粧品の使用感や中味の特性を言い表すとき、密度や粘度などの理化学的な測定量ではなく、お客さま独自の感覚的な言葉になる訳ですが、この言葉の真意が掴めないとお客さまの求める商品を提供することができません。そのためには、メーカー側でも使用感や中味特性を表す官能用語を整備して、お客さまの期待に応えていく必要があります。本講では、官能用語によってお客さまに応えていく価値の本質から、そのアプローチについて、基礎から実際のデータを活用してお伝えします。

  1. 感覚的な言葉で表された価値と化粧品
    1. 商品の価値構造と感覚的な言葉で表された価値 (感性価値)
    2. 化粧品の感性価値構造
  2. 感性価値開発のためのツールの整備
    1. 創造型官能評価
    2. 化粧品の官能評価
    3. 官能用語の開発 (ソムリエの言葉とブレンダーの言葉)
    4. QDAの使いこなし
  3. スキンケアの使用感
    1. スキンケア使用感の感性価値
    2. スキンケア・洗顔料の使用感分析
  4. オイル洗浄料におけるお客さまの感覚的言葉と開発現場の用語
    1. 市場でのお客さまの反応にみる言葉
    2. お客さま用語とオノマトペとの考察
    3. 洗顔料の官能用語の実際
  5. オイル洗顔料の使用感・効果感と嗜好
    1. 洗顔料の使用感
    2. お客さまの洗顔料の嗜好分析
    • 質疑応答

講師

  • 脇田 和晃
    日油(株) 油化事業部 油化学研究所 1G
    主任研究員
  • 高橋 正二郎 (髙橋 正二郎)
    株式会社日本オリエンテーション SDP(Sensory Design Program:感性価値開発設計プログラム) 研究所
    客員主席研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/30 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/31 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/5/31 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2024/5/31 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ