技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ/抗体医薬品における特性解析/構造解析・物理的化学的性質測定ノウハウとタンパク質の不安定要因/安定化手法

バイオ/抗体医薬品における特性解析/構造解析・物理的化学的性質測定ノウハウとタンパク質の不安定要因/安定化手法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、糖蛋白質性医薬品の申請に必要な構造解析などのノウハウや実例を交えながら解説いたします。

開催日

  • 2014年8月20日(水) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部 タンパク質の不安定の要因と安定化させる手法

(2014年7月31日 10:30〜12:30)

東京大学医科学研究所 疾患プロテオミクスラボラトリー 教授 博士 (工学)
津本 浩平 氏

 バイオ医薬品開発において、タンパク質の安定性に関する精査がもっとも重要である。
 本講座では、安定性に影響を及ぼす要因と安定化の方法について、科学的な知見を基盤に解説する。

  1. バイオ医薬品開発と物性解析
  2. タンパク質の安定性:フォールディング
  3. タンパク質の安定性に影響を及ぼす要因
  4. タンパク質の安定化方法:溶媒、添加剤、精製方法
  5. タンパク質の安定化方法:タンパク質への変異導入
  6. まとめ

  • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ医薬品 (糖蛋白質性医薬品) における申請に必要な特性解析/構造解析と物理的化学的性質の測定方法・ノウハウ

(2014年7月31日 13:20〜16:00)

(株) 東レリサーチセンター 生物科学研究部 主席研究員 Meister
水野 保子 氏

 最近、抗体医薬品やバイオ後続品などのバイオ医薬品の開発が活発化している。
 本講演では、これらのバイオ医薬品 (糖蛋白質性医薬品) の申請に必要な特性解析のうち、構造解析・構造確認及び物理的化学的性質の測定方法について、ノウハウや実例を交えながら紹介する。

  1. バイオ医薬品の構造、特性解析について
    1. バイオ医薬品に関連するレギュレーション (Q6B等) について
    2. バイオ医薬品の構造・特性解析 (構造解析) について
  2. 物理的化学的性質
    1. 分子量測定
    2. アイソフォームパターン及び電気泳動パターン (キャピラリー等電点電気泳動等)
    3. モル吸光係数
    4. 液体クロマトグラフィーパターン (イオン交換等)
    5. 分光学的性質 (CDスペクトル)
  3. たん白質部分の構造解析
    1. アミノ酸組成分析
    2. N末端アミノ酸配列解析
    3. ペプチドマップ及び全アミノ酸配列解析
    4. C末端アミノ酸配列解析
    5. ジスルフィド結合位置の解析
  4. 糖鎖部分の構造解析
    1. 糖蛋白質の糖鎖について
    2. 糖組成分析
    3. 糖鎖構造解析
    4. 糖鎖マップの再現性
    5. 糖鎖結合位置の解析

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 津本 浩平
    東京大学 医科学研究所 疾患プロテオミクスラボラトリー
    教授
  • 水野 保子
    株式会社 東レリサーチセンター ライフサイエンス営業部

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/13 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン
2024/12/13 ミトコンドリア医薬における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2024/12/13 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/13 バイオ医薬品の薬物動態学 オンライン
2024/12/16 製薬用水の製造法・品質管理・バリデーション方法の基礎、査察事例を踏まえた考察 オンライン
2024/12/16 試験検査室管理におけるOOS/OOT対応とサンプリング実施のポイント オンライン
2024/12/16 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/16 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/17 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 LNP (脂質ナノ粒子) 製剤における品質評価/製剤設計・品質管理・製造プロセスとDDS技術・動向 オンライン
2024/12/17 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/17 動物細胞におけるバイオリアクターの装置・操作設計/スケールアップと大量培養における注意点 オンライン
2024/12/17 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/17 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2024/12/17 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/17 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)