技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

これだけはおさえたいGLP試験の信頼性基準確保と試験の効率化

当局指摘や逸脱対応をふまえた

これだけはおさえたいGLP試験の信頼性基準確保と試験の効率化

~失敗に学ぶ信頼性の確保と合理的な試験 / 試験の逸脱事例とQC並びにQA~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年5月30日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • GLP試験に係わる “これだけはおさえたい” 視点
  • GLP適合性実地調査事例

プログラム

 試験の「ねつ造」や「改ざん」という信頼性に係わる言葉を耳にする不幸な機会に遭遇する。間違いのないことを証明することは、当事者にとって意外に困難を伴う。先人たちは、このような疑いを起こさない試験方法としてGLP (Good laboratory Practice) が作られた。GLPは安全性に係わる省令に則った制度で、あまりに深く追求すると、どうして良いか身動きがとれなくなりがちである。軽視すると疑いを晴らすことができない。このような状況を効率的に改善するため、失敗に学ぶ信頼性の確保と合理的な試験を紹介する。GLP試験に係わる“これだけはおさえたい”という視点は、日々日常の信頼性の確保に役立つと考えられる。

  1. はじめに
    1. 試験の信頼性とその基準とは
    2. ねつ造、改ざんから学ぶもの
    3. データの電子化の課題
    4. GLPの経緯と求めるもの
    5. 試験計画の習熟、試験操作の標準化
    6. 試験と施設の管理並びに指揮系統の遵守
    7. 業務量の管理、教育並びに資格の活用
    8. 実地検証と記録によるQC/QA活動
    9. GLPの種類
  2. GLPの概要と適用範囲
    1. GLPの適用範囲と基本構成
    2. GLP適合性調査と非臨床試験
    3. 医薬品GLの経緯とその他のGLP
  3. 一般的な毒性試験のフローチャートとポイント
    1. 一部委託試験と全委託試験
  4. 運営管理者の責務
    1. ヒトとモノの管理と導線
      • 主計画表
      • GLP組織図
      • 職務経歴
      • 教育・訓練
    2. 標準操作手順書 (SOP)
  5. 試験責任者の責務
    1. 試験計画書の作成
    2. 試験現場における指導・管理
    3. 最終報告書の作成
  6. 信頼性保証部門責任者の責務
    1. 試験計画書・試験の実施状況・最終報告書の調査
    2. 試験施設・設備・機器 (コンピュータを含む) の調査
    3. 信頼性保証システムの構築・管理
  7. GLP試験の実践
    1. 試験実施施設及び機器の取扱などのSOP
    2. 飼育管理並びに被験物質の取扱
    3. 試験従事者の役割
    4. 資料保管管理者
    5. 複数場所試験の取扱
  8. GLP適合性調査とチェックリスト
    1. GLP試験施設査察のための事前審査票の作成
  9. 信頼性を高めるための方策と資料の保管期限
    1. GLP適合性実地調査事例
    2. 試験の逸脱事例とQC並びにQA
    3. 資料の移転と保管期限
    4. 電子化の課題
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 飯島 護丈
    AEIC研究所
    代表 非臨床開発コンサルタント

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 ミトコンドリア医薬における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2024/11/29 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/12/2 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発