技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日本市場で利益を上げるためのバイオシミラー事業設計・構築

日本市場で利益を上げるためのバイオシミラー事業設計・構築

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオシミラーとそれを取り巻く環境を俯瞰し、利益を出すための方法について実例交えて解説いたします。

開催日

  • 2014年4月24日(木) 12時30分 16時30分

プログラム

 今後、ブロックバスターの生物製剤 (主に抗体) が相次いで特許切れをむかえ、製薬業界においてはバイオシミラーという新たな製品群が登場する。
 バイオシミラーはジェネリクス医薬品とは似て非なる商業的特徴をもち、日本市場の様子も異なる。バイオシミラーとそれを取り巻く環境を俯瞰したのち、バイオシミラーの実例を参考にしながら、特に日本においてバイオシミラー事業にて利益を出すための「利益側の事業ストラクチャー」を議論する。
 さらに、バイオシミラーを開発・製造するオプションをなるべく具体的に例示し、想定する自社将来像を実現するように「コスト側の事業ストラクチャー」の設計をお手伝いする。

  • バイオシミラーという製品の特徴
  • バイオシミラー事業を取り巻く環境要因
  • バイオシミラー事業にかかわることによって、御社に起こる副次的効果
  • 日本市場向けの最適事業ストラクチャーの設計
  • 製品別のバイオシミラービジネス展開についての具体的ヒント
  1. バイオシミラー市場とは
    1. そもそもバイオ医薬品とは
    2. 低分子医薬品との違い
    3. 生産細胞株:細胞株構築がバイオ医薬品生産の入り口
    4. 生産や精製の特徴
    5. 抗体バイオシミラーの登場により、市場はさらに拡大する
    6. 予想される市場規模
  2. バイオシミラー (特に抗体のバイオシミラー) とは、オリジナル品とは
    1. バイオシミラーの商業的特長:顧客にとってのバイオシミラーの利点
    2. バイオシミラーを取り巻く日本という特異な環境
    3. 新薬会社:オリジナル品はほとんど輸入。
    4. グローバルなジェネリクス企業:規模の経済と世界展開の脅威
    5. 日本のローカルなジェネリクス企業:業界の危機?
    6. バイオシミラーについて:自社経営資源の自己分析
    7. コストを下げる:
    8. 利益を増やす:積極的な販売戦略
    9. コスト削減は重要だが、利益をどう上げるかの方がもっと重要
    10. バイオシミラーに対する規制当局のあり方
  3. バイオシミラー事業で利益を上げるために
    1. 製品内のシナジーを最大化する:販売のシナジー
    2. 自社内のシナジーを最大化する:事業のシナジー
    3. 日本市場を足がかりに海外に展開する
    4. バイオシミラー事業を展開するための準備:
      • 利益を最大化する販売方法、「利益側事業ストラクチャー」の構築
    5. 必要な業界全体でのプロモーション・啓蒙活動
  4. バイオシミラー事業による業界変革
    1. バイオシミラーによって、何が起こるか
    2. 新薬会社における事業シナジー
    3. ジェネリクス会社のバイオ新薬会社化
    4. CMOが製薬会社化
    5. 大学・バイオベンチャー、社会はどうなる?
    6. 自社の将来像を実現するために、こうした変革を利用する
    7. 自社将来像の実現を指向する「コスト側事業ストラクチャー」の構築
  5. バイオシミラー事業のコスト側の事業ストラクチャー
    1. 旧来型タイプ:細胞株を単独の製薬会社が専有する
    2. 大型CMOタイプ:細胞株をCMOが専有する
    3. 日本新型タイプ:細胞株を複数の製薬会社で共有する
    4. 新たなタイプ
    5. 自社の将来像に合致するようにオプションを選ぶ・作り出す
  6. まとめ:バイオシミラー事業を攻める
    1. 利益を最大化する形で、利益側事業ストラクチャーを構築する
    2. 自社将来像に合致するように、コスト側事業ストラクチャーを構築する
    3. 事業開発にとって、選択肢は選ぶのではなくて作るもの
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第5展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 バイオ医薬品に残存する宿主細胞由来タンパク質 (HCP) の測定並びに原因と改善策を含めた品質及び安全性に及ぼす影響 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法