技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリイミド樹脂の合成・分子設計と高性能化

基礎から学ぶ

ポリイミド樹脂の合成・分子設計と高性能化

~耐熱性・透明性・柔軟性向上の工夫~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、「多脂環構造の脂環式ポリイミド」を話題の中心に据え、化学構造と光学特性や耐熱性との相関、モノマー・ポリマー合成法、フィルム作製法、柔軟性向上の工夫について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2014年4月24日(木) 13時00分16時30分

受講対象者

  • ポリイミドの応用製品に関連する技術者
    • 絶縁基板
    • フレキシブルプリント基板
    • 半導体素子の保護膜
    • 航空宇宙 など
  • ポリイミドに関連する技術者

修得知識

  • 耐熱・透明フィルムの開発動向
  • ポリイミドの特徴
  • 化学構造と光学特性や耐熱性との相関
  • 脂環式ポリイミド合成技術
  • フィルム作製技術
  • 柔軟性を向上させる技術
  • フレキシブル基板としての応用例

プログラム

 耐熱・透明フィルムのターゲットはフレキシブル基板であり、利用分野は液晶ディスプレイ、有機EL、太陽電池など多岐にわたっている。最近、フレキシブルTFT基板向けのサンプル供給が続けられ、スマートフォンの一部機種において透明FPC基板材として採用されるようになった。
 本セミナーでは、「多脂環構造の脂環式ポリイミド」を話題の中心に据え、化学構造と光学特性や耐熱性との相関、モノマー・ポリマー合成法、フィルム作製法、柔軟性向上の工夫について基礎から解説する。

  1. 高分子材料の化学構造と耐熱性
    1. 耐熱性高分子の分子設計
    2. 物理的耐熱性と化学的耐熱性
    3. 高分子材料の耐熱性評価
  2. 高分子材料の化学構造と光学特性との相関
    1. 無色透明材料の分子設計
    2. 化学構造と屈折率
    3. ポリイミドの複屈折
    4. 屈折率から見積もる誘電率
  3. 脂環式ポリイミドの合成法
    1. 多脂環構造モノマーの合成法
    2. ポリイミドの合成法
    3. イミド化温度と分子量との相関
    4. 柔軟なフィルムの作製技術
    5. 化学・熱併用低温イミド化法
  4. 脂環式ポリイミドの特性
    1. 溶解性、耐薬品性
    2. 多脂環構造と熱的性質
    3. 機械的性質と熱機械的特性
    4. 光学的特性
    5. 透明度の耐熱性・耐光性
  5. 耐熱・透明フィルムの開発動向と脂環式ポリイミドの利用分野
    1. 耐熱・透明フィルムの開発動向
    2. フレキブル有機EL基板としての応用例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/18 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/8/19 樹脂・プラスチックにおける「低塩素化」、「ハロゲンフリー」に関する材料設計、各種分析・解析、その応用 オンライン
2025/8/19 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/8/19 プラスチック強度設計の進め方 オンライン
2025/8/19 電子材料・回路基板用ポリイミドの分子設計と市場動向 オンライン
2025/8/20 高分子架橋反応メカニズムと架橋密度測定 オンライン
2025/8/20 高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価およびその規制動向 オンライン
2025/8/21 押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化 オンライン
2025/8/21 流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例 オンライン
2025/8/21 部分放電から学ぶ絶縁材料の劣化機構とオンライン診断技術 オンライン
2025/8/22 ポリイミドフィルムの特性、技術動向と加工、応用 オンライン
2025/8/22 部分放電から学ぶ絶縁材料の劣化機構とオンライン診断技術 オンライン
2025/8/22 高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価およびその規制動向 オンライン
2025/8/25 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/26 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/8/26 光学用透明樹脂の基礎と応用 東京都 会場
2025/8/26 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/26 二軸押出機のスクリューデザイン 超入門 オンライン
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 2コースセット 東京都 会場
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価