技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品研究開発プロジェクトにおけるポートフォリオ定量評価

Excel実習で学ぶ

医薬品研究開発プロジェクトにおけるポートフォリオ定量評価

~特別なツールを必要とせずにスプレッドシートで実施可能な評価法~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、研究開発プロジェクトの事業価値とリスクを、経済的な尺度で測るための基礎知識、考え方、および手法を事例と実習を交えて解説します。

開催日

  • 2013年12月20日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • DCF法を用いて事業価値の定量的評価が行える
  • 事業価値の定量モデルを構築し、それを用いてリスクの定量評価が行える
  • デシジョンツリーを用いて、連続した意思決定とリスクのモデルを構築し、期待価値およびオプション価値を評価することができる。
  • 事業ポートフォリオの概念を理解し、全体最適のための意思決定に応用することができる

予備知識

  • 本セミナーではExcelを使って実習を行いますので、Excelの動作するパソコンを持参してください。

プログラム

 研究開発プロジェクトのマネジメントにおいて、最適な選定や資源配分を決定することは重要です。経営意思決定では、最適な解を計算で求めることはできませんが、事業価値を定量的に測定する評価方法を利用することで、より合理的な決定ができます。
 本セミナーでは、研究開発プロジェクトの事業価値とリスクを、経済的な尺度で測るための基礎知識、考え方、および手法を事例と実習を交えて解説します。また、研究開発テーマの選定における意思決定を、個別最適および全体最適 (事業ポートフォリオ) の視点から行うための方法について解説します。
 なお、セミナーではExcelを使って実習を行うので、参加者はExcelの動作するパソコンを持参してください

  1. 研究開発プロジェクトの意思決定のための定量的な評価
    1. 事業性の2つの尺度とは何か
      • (事業リターンと事業リスク)
    2. 事業リターンはどのように測るのか
      • (経済的尺度による評価、フリーキャッシュフロー、NPV、ROI)
    3. 事業リスクはどのように測るのか
      • (事業リスクとは何か、テクニカルリスクとコマーシャルリスク、期待価値およびその他のリスク尺度)
    4. 研究開発の投資効率をどのように測るのか
      • (RD-ROI他)
  2. デシジョンツリーによる評価 (テクニカルリスク)
    1. デシジョンツリーによる期待値最大化の意思決定
    2. リスク加重キャシュフローとは何か?
    3. デシジョンツリーを使ったオプション価値評価
    4. 事例演習
      • 設備更新プロジェクトの意思決定
      • 新製品開発の戦略
      • プロジェクトの持つオプションの事業価値評価
  3. 事業ポートフォリオ評価手法による戦略意思決定
    1. 事業ポートフォリオ評価とは何か?
    2. 事業ポートフォリオの3つの目的
    3. 研究開発マネジメントにおける事業ポートフォリオ評価とは
      • プロジェクトの優先順位付けとポートフォリオの最適化
      • リスク/リターンによるプロジェクトのポジション分析
      • 最適なプロジェクトポートフォリオを定量的方法で探索する
      • R&Dポートフォリオの全体最適によるプロジェクト構成の更新
      • 事例:SKB社のポートフォリオ最適化
    4. 演習
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 北原 康富
    名古屋商科大学 大学院 マネジメント研究科
    教授

会場

東京流通センター

2F 第2B会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/26 製造・試験室におけるGMP記録/データインテグリティ管理 オンライン
2024/7/29 分析法バリデーションにおける統計解析の基礎 オンライン
2024/7/29 ICH-Q9改訂をふまえた品質リスクマネジメント/リスクアセスメント/リスク評価の具体的な進め方 オンライン
2024/7/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2024/7/29 データ分析のための統計入門 オンライン
2024/7/29 DLVO理論に基づくゼータ電位の理解と活用法 オンライン
2024/7/29 中国における体外診断薬の薬事規制及び市場動向と取るべき戦略 オンライン
2024/7/29 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/7/29 バイオ医薬品・再生医療等製品におけるシングルユースの基礎とリスク管理・管理戦略・製造設計 オンライン
2024/7/30 汎用的インフォマティクス&統計的最適化 実践入門 オンライン
2024/7/30 三極 (日米欧) の規制・承認体制に基づいた治験薬GMPのポイントと設備管理・適格性評価 オンライン
2024/7/30 マルチパーパスプラントの設備設計と洗浄バリデーション オンライン
2024/7/30 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/7/30 バイオ医薬品におけるタンパク質の凝集分析と処方決定までの具体的事例 オンライン
2024/7/30 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/30 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン
2024/7/31 乾燥技術のすべて。 オンライン
2024/7/31 「統計的品質管理」総合コース2024 オンライン
2024/7/31 Excelスプレッドシートの運用管理・バリデーション方法と信頼性確保と当局指摘事例 オンライン
2024/7/31 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)