技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イソシアナートの基礎講座

イソシアナートの基礎講座

~種類・特徴・選択法・使い方・反応~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イソシアナートの反応機構、種類、特徴と用途、製造方法、機能の向上、今後の技術動向について詳解いたします。

開催日

  • 2013年7月8日(月) 12時30分16時30分

修得知識

  • 現在上市されているすべてのジイソシナネートおよびその誘導体の特徴と応用分野に関する知識
  • イソシアネートをベースとするポリマーの生成方法とその特徴に関する知識
    • ポリウレタン
    • ポリウレア
    • ポリアミド
    • ポリカルボジイミド
    • ポリイソシアヌレート
  • 機能性を有するモノイソシアネートに関する知識
  • 新規イソシアネートに関する知識

プログラム

 反応性の高い官能基であるイソシアナート (-NCO) 基を有する化合物は高分子材料の用途拡大に大きく貢献してきた。イソシアナート基の反応性が高いという特徴はイソシアナートベース高分子材料の組成選択幅と生成法あるいは成型法選択幅を広げるうえで大きな役割を果たしている。
 組成の選択という観点からみると、多官能イソシアナート化合物からポリウレタンをはじめとしてポリウレア、ポリカルボジイミド、ポリイソシアヌレート、ポリアミド、ポリイミドなどさまざまな結合種をもつ高分子組成物が選択できる。
 また、高分子材料の生成法あるいは成型法の選択という観点からみると、モノマーから瞬時に最終成型物を得ることのできるRIM成型法をはじめとして、一液湿気硬化法、一液加熱硬化法などさまざまな材料形成方法が選択できる。
 一方、単官能イソシアナート化合物は脱水剤、カップリング効果をもつ化合物あるいは生物活性のある化合物の原料として幅広く使用されている。
 本講座では、イソシアナート化合物を反応性と分子構造から分類し、各種イシアナートの特徴が機能発現あるいは加工成型にどのように生かされているのかを解説する。
 また、イソシアナートの反応性制御触媒についても言及する。
 さらに、イソシアナート化合物の機能・用途拡大および環境保全に関する今後の動向を展望する。

  1. はじめに-イソシアナートの化学
  2. イソシアナートの合成と硬化メカニズム
  3. イソシアナートベース高分子材料
    1. ポリウレタン
    2. ポリウレア
    3. ポリカルボジイミド
    4. ポリイソシアヌレート
    5. ポリアミド
    6. ポリイミド
    7. ナイロン-1
    8. ヘテロ環含有ポリマー
  4. 多官能イソシアナート化合物およびその誘導体
    1. TDI
    2. MDI
    3. NDI
    4. TODI
    5. PDI
    6. XDI
    7. HDI
    8. IPDI
    9. TMHDI
    10. 水添XDI
    11. TMXDI
    12. 水添MDI
    13. NBDI
    14. DDI
    15. LTI
  5. 単官能イソシアナート化合物
    1. ビニル基含有タイプモノイソシアナート
    2. アルコキシシリル基含有タイプモノイソシアナート
    3. PTSI
    4. 脂肪族および芳香族モノイソシアナート
  6. イソシアナートの反応性制御
    1. 構造と反応性
    2. 組成分布の制御-特に遊離ジイソシアナート残存量の制御
    3. 原料由来不純物の影響
    4. 触媒の選択-ウレタン化触媒を中心として
    5. イソシアナート基の安定化-ブロックイソシアナートを含む
  7. 今後の展望
    1. 開発中のジイソシアナートの動向
    2. ジイソシアナート製法の展望
    3. 安全指針-残存遊離TDIの分析法を含む
    4. 環境保全指針
  8. まとめ-イソチオシアナート
  • 質疑応答・名刺交換

会場

大阪産業創造館

5F 研修室D

大阪府 大阪市 中央区本町1丁目4-5
大阪産業創造館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/8 ポリイミドフィルムの特性、技術動向と加工、応用 オンライン
2025/12/8 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/12/8 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/12/8 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/9 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2025/12/9 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン
2025/12/9 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/10 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2025/12/10 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン
2025/12/10 高速通信用低誘電損失 (低誘電率・低誘電正接) ポリイミド開発に向けた分子設計と特性制御 オンライン
2025/12/11 二軸・単軸押出混練機のスクリュ制御、デザイン最適化 オンライン
2025/12/11 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/12/11 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2025/12/11 高速通信用低誘電損失 (低誘電率・低誘電正接) ポリイミド開発に向けた分子設計と特性制御 オンライン
2025/12/12 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2025/12/12 高分子技術者のためのレオロジー (入門と活用) オンライン
2025/12/12 塗装・コーティング・フィルム製造現場のゴミ・異物対策セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/12/15 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/12/15 ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向 オンライン
2025/12/15 溶解度パラメータの基礎・求め方から実務事例・最新研究事例 オンライン