技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全身性エリテマトーデスの治療薬開発で医療現場が求める試験デザイン

全身性エリテマトーデスの治療薬開発で医療現場が求める試験デザイン

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

開催日

  • 2013年6月25日(火) 12時30分 16時30分

プログラム

 関節リウマチの新薬開発は進み、続々とBiologicsが上市され、患者の治療満足度は格段に良くなっています。片や膠原病の代表的疾患である全身性エリテマトーデス (SLE) ではどうかと言うと、新薬開発は非常に遅れていると言わざるを得ません。
 最初にSLEの疫学・病因・病態 (特に難治性の臓器障害) ・治療の現状を述べ、SLEとはどんな病気であるのか、一筋縄では行かない、特殊な病気であることを先ず理解して頂きます。
 次に以前からの新薬開発状況と今後上市されそうな薬剤を述べながら治療薬開発の問題点をあぶり出して行きます。
 そして医療現場で医師はどの様な薬を求めているのか、その為にはどの様な臨床試験を行えば良いのか、エンドポイントをどこに置くべきなのかを話して行きたいと思います。

  1. SLEの概要
    1. 代表的なSLE患者像と臨床経過
    2. 社会的影響と疫学からみたSLE
    3. SLEの病因と病態
    4. 抗リン脂質抗体症候群
  2. SLEの診断と治療
    1. SLE診断基準
    2. 診断のための血清学的マーカー
      • 抗核抗体
      • 抗dsDNA抗体
      • 抗Sm抗体
      • 血清補体価
  3. SLEの臓器障害 (難治性病態)
    1. 血小板減少症
    2. ループス腎炎・ネフローゼ症候群
    3. 中枢神経障害 (精神症状)
    4. 肺高血圧症
    5. び慢性肺胞出血
    6. 間質性肺炎
    7. 激症型抗リン脂質抗体症候群
  4. SLEの治療
    1. ステロイド治療
    2. 免疫抑制薬
      • ブレディニン
      • タクロリムス
      • シクロスポリン
    3. 公知申請で認可された免疫抑制薬
      • エンドキサン
      • アザチオプリン
    4. 保険適応外使用 (リツキシマブ)
    5. リツキシマブ投与で劇的に改善したNPSLE症例呈示
  5. SLEの合併症
    • ステロイド・免疫抑制薬治療による合併症
      • 骨粗鬆症
      • 感染症
  6. SLEの疾患活動性評価
    1. SLEDAI
    2. BILAG
    3. 実際の医療現場では疾患活動性評価を用いない
  7. SLEの予後
  8. 今までのSLE開発治験
    1. 市販まで至ったSLE治験は?
    2. 途中で中止されたSLE治験は、中止の原因は?
    3. 欧米におけるSLE治療の現状と臨床試験・新薬の開発状況
    4. 我が国における臨床試験・新薬の開発状況
  9. 医療現場が望むSLEの新薬とは?
    1. 今後、早急に行って欲しいSLEの臨床試験は?
    2. 失敗しない為のSLE臨床試験デザインをどの様に設定するか?
    3. 有効性評価に使用出来るガイドラインはあるか?
    4. SLE臨床試験の被験者組入基準をどの様に設定するか?
    5. SLE臨床試験のエンドポイントをどの様に設定するか?
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

タイム24ビル

4F セミナールーム

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/3 治験薬GMP 入門講座 オンライン
2025/3/3 わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2025/3/3 PIC/S GMP Annex I 改定セミナー オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/4 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/3/5 一変申請・軽微変更の具体的理解と齟齬発見時の対応 オンライン
2025/3/5 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/3/5 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 オンライン
2025/3/5 医薬品開発におけるプロジェクト事業性評価の基礎と意思決定の考え方 オンライン
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/5 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/3/5 2025年最新の疼痛治療戦略および求める薬剤のプロファイル オンライン
2025/3/5 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/3/5 早期承認取得のためのPMDA申請戦略および提出資料 (照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2025/3/7 初任者のためのQA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/3/7 滅菌バリデーション実務および各種バリデーションのポイント オンライン
2025/3/7 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策