技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イオン交換樹脂の基本知識と活用技術

イオン交換樹脂の基本知識と活用技術

~原理の把握と応用・用途展開におけるポイント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イオン交換樹脂の基礎から解説し、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までを詳解いたします。

開催日

  • 2013年6月21日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • イオン交換樹脂の応用分野・応用が見込まれる分野の技術者、開発者、研究者
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

修得知識

  • イオン交換樹脂の基礎知識
  • イオン交換樹脂の取り扱いと操作
  • イオン交換樹脂の応用例
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

プログラム

 最先端の半導体工場から排水処理、リサイクルまで、イオン交換樹脂は幅広い分野で分離精製材として用いられており、現在も活用用途は広がっている。
 本セミナーではイオン交換樹脂の基本知識と多彩な応用用例を紹介すると共に、
目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までの手順を分かりやすく解説する。

  1. イオン交換樹脂における吸着・分離のメカニズム
    1. イオン交換体の用途と分類
    2. イオン交換のメカニズム
      • イオン交換反応
      • イオン交換選択性
      • イオン交換速度
  2. イオン交換樹脂の性質
    1. イオン交換樹脂の構造
      • 化学的構造 (官能基・高分子母体)
      • 物理的構造 (細孔構造)
      • 架橋度と性質
    2. イオン交換樹脂の種類と特徴
      • 陽イオン交換樹脂
      • 陰イオン交換樹脂
      • キレート樹脂
      • 合成吸着剤
      • 触媒用イオン交換樹脂
    3. イオン交換樹脂の反応と性質
      • 物理的性質
         ~水分保有能力、耐熱性、物理的強度、膨潤収縮~
      • 化学的性質
         ~イオン交換反応・選択性・再生~
  3. イオン交換樹脂の取り扱いと操作
    1. イオン交換樹脂の実験方法と基本操作
      • 原液の適用範囲
      • イオン交換樹脂の選定方法
      • 実験方法と解析
         ~処理液質・実用的交換容量・再生実験~
      • スケールアップ
    2. イオン交換樹脂の取り扱い方
      • イオン交換樹脂の性能低下
         ~熱分解、化学的分解、有機物による汚染、破砕~
      • 性能劣化の管理と対策
      • イオン交換樹脂の再生方法と再生剤
         ~再生方法と水質の関係、経済的再生方法~
  4. イオン交換樹脂の利用・応用のポイント
    1. 水処理への利用
      • 用水処理
         ~純水/超純水~
      • 環境対策
         ~排水処理・回収・リサイクル 有害物質の除去~
      • 飲料水処理、浄水器
         ~飲料水中の硝酸イオン、ホウ素、塩素酸の除去~
         ~浄水器・軟水器用イオン交換樹脂~
    2. 化学プロセスへの利用
      • 電子材料の精製
         ~微量金属除去、触媒除去、溶媒の高純度化、リサイクル~
      • 金属の回収・精製への応用
         ~金属回収、金属の精製、メッキ浴の回生~
      • 新エネルギー ~バイオディーゼル、燃料電池~
      • 触媒としての利用
         ~固体触媒としての利点と用途例~
    3. 医薬・食品産業への利用
      • 食品工業への応用
         ~機能性食品の精製、糖類の精製、アミノ酸の精製、酒類の精製~
         ~食品の風味改善 (酒類、果汁など) ~
      • 医薬の精製分離
         ~合成吸着剤を用いた分離精製~

*質疑応用・名刺交換

講師

  • 伊藤 美和
    オルガノ 株式会社 開発センター 機能材グループ
    グループリーダー

会場

大田区産業プラザ PiO

6F E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 CSR、SDGsを考慮した食品飲料、無菌医薬品、化粧品、医療機器等包装容器の電子線滅菌について オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/10 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2024/12/11 錠剤、カプセル剤等食品 (サプリメント) へのGMP実施 (2026年9月) にむけた理解と対応 オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 MOFの低環境負荷合成と水処理用吸着剤への応用 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EUの包装及び包装廃棄物規則 (PPWR) と今後の日本の対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/20 放射性物質除染・除去技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 放射性物質除染・除去技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/20 導電・絶縁材料の電気および熱伝導特性制御
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/4 食と健康の高安全化
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/9 フォトレジスト材料の評価