技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

EU GDPの重要点とグローバル時代のサプライチェーン

物流、保管計画、温度監視、偽造品防止

EU GDPの重要点とグローバル時代のサプライチェーン

~PIC/S加盟による影響と包括的な品質保証~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年6月12日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 EU GDP要件の重要点・PIC/S加盟の影響と製薬企業のサプライチェーン管理

~グローバル化の中での適正品質管理とその課題~

(2013年6月12日 10:30〜13:00)

(株) 大氣社 環境システム事業部 顧問 村上 大吉郎 氏

 2007年に改正されたPDAテクニカルレポートNo.39「温度管理された医薬品のためのガイダンス:輸送環境を通して温度に影響を受け易い医薬品の品質の維持」が出され、2013年3月7日にEU Guidelines on GDP of Medicinal Products for Human Useが発出された。
 また、日本では2007年 (医療用医薬品) 、2008年に (OTC医薬) に対して、それぞれJGSP (Japanese Good Supplying Practice) として日本医薬品卸売協会よりGDPに相当する指針が当局に提示されている。
 国内の関連規定ではGQPの一部として、製品の移送中における品質管理において、第15項にGDPに関する文言がある。
 日本の製薬連合会では、卸行と製薬企業間の医薬品および生物製剤の輸送に関する適用情報の業界基準指針として2012年8月に配送合理化委員会編集による3.1版が出されている。さらに、2012年5月22日~23日に開催されたUSP Forum Workshopでは、新一般情報<1083>GDP – Supply Chain Integrityとして提案された。
 PIC/Sは、これらの新たな流れの中で、PIC/Sとしての指針は出されていないが、サプライチェーン管理として、厳格な温度管理が査察時に求められることは必須と考えられ、本講では、特にEU GDPを中心に最新傾向に基づく概念を解説する。

キーワード
  • GDP (Good Distribution Practice)
  • Cold Supply Chain Management (冷温保持管理による供給連鎖)
  • USP (United States Pharmacopeia:米国薬局方)

第2部 出荷判定および輸送時の品質保証体制の構築・トラブル事例と品質マニュアルでの必須規定事項

(2013年6月12日 13:50〜16:30)

ヒトミライフサイエンス研究所 代表 [元 医薬品医療機器総合機構GMPエキスパート] 人見 英明 氏

 医薬品の流通プロセスに脆弱な点がある場合、不法に輸入された医薬品、規格を満たさない不良医薬品がサプライチェーンに侵入することにつながることがあります。
 本講座では、医薬品のサプライチェーンに含まれる流通プロセスの各側面で責任を果たすための方策について解説します。具体的には、医薬品の調達、購買、保管、流通、輸送、リパッケージング、ラベル張り替え、文書作成、及び記録管理に関する手順、記録の管理システムの構築について事例紹介します。

  1. 組織及び管理
    1. 組織体制、業務及び責任、権限、職務分掌の記述
    2. 従業員の要件
  2. 品質システムの原則
    1. 医薬品のトレーサビリティ
    2. 品質に関する重要事項
    3. 品質に関する要求事項
  3. 保管区域、保管条件及び在庫管理
  4. 用途に適した車両及び設備の要件
  5. 輸送用容器の取扱い条件・保管条件及び容器のラベル表示
  6. 発送と受領の留意点
  7. 輸送及び輸送中の製品
  8. 文書管理のポイント
    1. 流通に関する指示書・記録
  9. 再包装及びラベル貼り替え
  10. 苦情処理に関する手順
  11. 回収に関する手順
  12. 返品された製品の取扱い

講師

  • 村上 大吉郎
    平原エンジニアリングサービス 株式会社
    顧問
  • 人見 英明
    合同会社 ヒトミライフサイエンス研究所

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,429円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 40,429円 (税別) / 42,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)