技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

EU-GVP Moduleと日本の新規安全性規制の相違と (RMP, GCP, GVP, GPSP、安全性定期報告) 相違への対応

EU-GVP Moduleと日本の新規安全性規制の相違と (RMP, GCP, GVP, GPSP、安全性定期報告) 相違への対応

~新規安全性省令を遵守しつつ、企業としてどうEU-GVP Moduleに対応するか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年5月23日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • EU-GVP Module の (日本企業から見た) 問題点の理解。
  • 日本企業PV体制の問題点の理解
  • 日本の製薬企業としての対処法

プログラム

 2012年7月に最初の一連の主なEU-GVP Moduleが公布されて10か月。2012年年末にJ-GCPの改正、2013年4月よりJ-RMP の施行、新GVP、新GPSP省令の交付等の日本での急ぎの対応も迫られる中で、日本企業さんには少し「EU-GVP Module慣れ」も出て来ているのではないかとの不安があります。EU-GVP Moduleの精神・要件を理解せぬままにEU当局の査察に臨み、思わぬ指摘を受けて混乱に陥っている大手企業も散見されます。
 本講では、日本の新規安全性省令を遵守しつつ、企業としてどうEU-GVP Moduleに対応するかを究極の目標に、日本の規制、慣行からみてEU-GVP Moduleの何が困難な問題かを再度確認し、日本企業としてどうすべきかを考えて見たいと思います。

  1. EU-RMP と新規安全性規制の制度的相違
    1. 対象品目
    2. 提出時期
    3. 要求される情報の質、とるべき対策、逐次の報告義務における相違
    4. 添付すべき文書
  2. 日本に特異的な安全性情報収集・処理のPractice (海外に周知すべき事)
    1. QPPV と総括責任者、安全性管理責任者 (責任の取り方の相違)
    2. Additional Monitoring 制度と直後調査制度 (全例調査と承認条件)
    3. Risk Management Plan とリスク管理制度
    4. RMP要求事項とリスク管理制度の要求事項
    5. SOPを作成しない日本企業と標準操作手順書
    6. 信頼性保証のあり方と日本企業の組織の問題点
  3. PMDA向け症例報告と海外向け症例報告の差異 – 収集から評価・報告まで –
    1. Double SDB とReconciliation
    2. グリーンブックとEU Business Rule
    3. 細かいルール (E2B (R1) ) の相違
    4. 医学的評価者 (医師) の資質と実際
    5. 医療制度 (医療用DB) の相違と副作用報告
  4. PBRERはPSURの変形か新規の取り組みが必要か?
    1. Accumulative Exposure
    2. SmPCと添付文書の相違 – Global Labelingの必要性
    3. EEA域外の非重篤症例の扱い-PBRERにLine Listは不必要?
    4. Benefit / Riskの評価-方法論?
    5. CCDS (CCSI) をPBRERにどう位置付けるか?CCSIの社内的位置づけ
    6. 提出方法の落とし穴-準備出来ていない日本企業
  5. 市販後調査をどうEUの文書に反映させるか? その位置づけは?
    1. 日本特有の市販直後調査のPBRERへの反映方法
    2. 市販後調査のEVP Moduleにおける意味合い
    3. 市販後調査にEDCを利用した場合の注意点 – Validationだけでは不足なPIC/S審査
    • 質疑応答・名刺交換

本テーマ関連法規・ガイドラインなど

  • EU-GVP Module I~X、XV
  • J-GCP
  • J-RMP
  • GVP省令
  • GPSP省令

講師

  • 岩岡 貞樹
    ロックヒルコンサルティング
    代表

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 CSR、SDGsを考慮した食品飲料、無菌医薬品、化粧品、医療機器等包装容器の電子線滅菌について オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/11 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/12/12 GLP省令の基礎知識とGLP試験における現場調査 (試験操作調査と施設調査) 手法 オンライン
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -