技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄バリデーションの基礎から査察対応までのポイント

洗浄バリデーションの基礎から査察対応までのポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、洗浄プロセス、残留許容値の設定、サンプリング、分析方法の留意点、また海外からのGMP査察にどのように対応したらよいのかなどの要点を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2013年4月16日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 医薬品業界は製品特性の競争から価格の競争へ向っており、ジェネリック業界には追い風が吹いている。それだけに企業数は多く利幅は薄いため、高薬理活性薬の受託など他社との差別化を図るとともに、設備稼働率の向上を図り、収益性向上の努力がなされている。
 当然、汎用設備、高薬理活性薬施設の交叉汚染リスクに関連するデータ、例えば洗浄バリデーション結果等については、GMP適合性調査時に時間をかけて精査される。
 闇雲に洗浄バリデーション実施すればタスクは膨大となり、設備稼働効率を低下させかねない。合理的・科学的根拠をもとに、無駄なく、失敗なく洗浄方法を設定し検証するか、そのポイントを教示する。

  1. はじめに
    1. 洗浄バリデーションの目的と限界
    2. 交叉汚染の原因
    3. 交叉汚染の防止策
    4. 施設専用化の要件
  2. 3極の法規・ガイドライン
    1. 国内の洗浄バリデーション規定
    2. 国内査察でのチェック事項
    3. アメリカの洗浄バリデーション規定
    4. FDAの洗浄バリデーションに関する指摘
    5. EUの洗浄バリデーション規定
    6. 3極の法規・ガイドラインの要請すること
  3. 洗浄バリデーション関連文書
    1. 洗浄バリデーション関連業務
    2. 洗浄の記録方法
    3. 実施計画書への記載内容
  4. 洗浄バリデーションの種類
    1. 予測的バリデーションでの実施事項
    2. 設計時適格性の確認 (DQ)
    3. 設備・機器デザインの基本
    4. 腐食対策
    5. バイオフィルムとデッドレッグ
    6. 据付時適格性の確認 (IQ)
    7. 稼働性能適格性の確認 (OQ)
    8. PQでの留意点
    9. 定期的な再バリデーション
    10. 変更時の再バリデーション
    11. 工程管理の定期照査
    12. コンカレントバリデーション
  5. 洗浄の留意点
    1. 汚れの種類
    2. 洗浄のプロセス
    3. 洗浄水の影響
    4. 分解洗浄 (COP) の留意点
    5. 手洗浄のバリデーション
    6. タンク・配管のCIP
    7. CIP操作の例
    8. 洗浄剤の留意点
    9. タンクや配管の殺菌・滅菌法
  6. 残留許容値
    1. 当局の考え方
    2. 対象となる汚染物質
    3. 0.1%投与量基準
    4. 10ppm基準
    5. 目視判定基準
    6. 目視限度値の留意点
    7. 目視限度値法の補完方法
    8. PICの勧告
    9. 許容値計算例
    10. ISPE Baseline Guide Risk-MaPP
    11. 最大無作用量 (NOEL) の算出
  7. サンプリング方法
    1. サンプリング方法の留意点
    2. サンプリング時の服装具
    3. サンプリング時に留意したい外乱要素
    4. リンス法
    5. スワッブ法
    6. 回収率試験
    7. 接薬表面積の算出例
    8. サンプリングポイントの例
    9. 主要機器の洗浄困難箇所 (ワーストポイント)
    10. サンプリングのタイミング
  8. 分析方法
    1. 分析方法の留意点
    2. 残留物を特定した分析法
    3. 残留物を特定しない分析法
    4. TOC計の留意点
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/30 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 化学プロセスのコスト削減 オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集