技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

誘電エラストマーの基礎物性と医療機器への応用

誘電エラストマーの基礎物性と医療機器への応用

~センサ、アクチュエーターとしての人工筋肉の可能性を探る~
東京都 開催 会場 開催 実験付き

概要

本セミナーでは、センサーやアクチュエーターとして優れた性能を発揮する誘電エラストマー (人工筋肉) の動作原理等の基礎的な解説と共に、医療・介護用途を中心に様々な用途展開を詳解いたします。

開催日

  • 2012年12月12日(水) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉の応用分野の技術者、開発者、研究者
    • 機械
      • アクチュエータ
      • ポンプ
      • モータ
      • ブレーキ
      • ロボット
      • 位置決め
    • 電子機器
      • センサ
      • 携帯用オートフォーカス・ズーム機構
      • 大型平面ディスプレィ
      • スピーカー
      • 携帯電話向けバイブレータ
      • ノイズリダクション・システム
      • MEMS/MEMS EAPスイッチ
      • EAPアパチャー
      • EAPバルブ
    • 医療機器・医療用器具
      • 内視鏡
      • カテーテル
      • 使い捨て器具
    • エネルギー・ハーベスティング
      • 高効率人工筋肉発電システム
      • エナジーシューズ
      • 化学反応を利用した人工筋肉発電
      • 潮力発電・風力発電 など
  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉に関連する技術者、研究者
  • 高分子アクチュエータで課題を抱えている方
  • これから高分子アクチュエータに携わる方

修得知識

  • 人工筋肉型アクチュエータの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーアクチュエータの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーセンサーの基礎と応用例
  • 誘電エラストマーを用いた高効率発電システム

プログラム

 政府が閣議決定した「高齢社会白書」によると、2010年10月1日時点で、65歳以上の高齢者人口は過去最高の2958万人で、1億2806万人の総人口に占める割合 (高齢化率) も前年比0.4ポイント上昇し、23.1%となりました。今後、高齢者人口は更に増え続け2025年には、高齢化率が30.5%に達し3人に1人が65歳以上と言う超高年齢者社会になると予想されています。このような中、介護や医療などでも今までにない新しい技術が求められている。
 これらの技術を支える新素材として、ポリマーをベースにした素子の研究が急速に進歩しており、その中でも誘電エラストマートランスデューサーは、製作コストが安く、また柔軟で生物と同じような動きができることから、人の身近で使用されるロボットや医療用器具などのキーデバイスになると考えられる。
 最新の実験データでは、0.1gの誘電エラストマーで1kgの重りを持ち上げられ、介護や医療機器等への応用以外にも、自動車や産業用ロボットなど、ヘビーユーズへの応用も期待されている。また本アクチュエーターを逆駆動することにより得られる電気エネルギーは、再生可能エネルギーの新しい回収手段として、人の動き・波力・水力・風力・太陽熱を利用した各種発電システムなどが注目を集めている。本セミナーでは、誘電エラストマーの現状や様々な応用、今後の展開などを最新の実験結果の解説やデモを交えて徹底解説する。

  1. 誘電エラストマー人工筋肉の概要
  2. 誘電エラストマー人工筋肉を用いたアクチュエータとその応用
    1. デバイスとロボツトアプリケーションへの応用
    2. リニアアクチュエータの医療用機器への応用
    3. 先端医療への応用
    4. バイブレータの応用例
    5. その他 アクチュエータの医療用機器への応用
  3. 誘電エラストマー人工筋肉を用いたセンサーシステムとその応用
    1. センサーの動作原理
    2. 人体センサーとリハビリへの応用
  4. 誘電エラストマー人工筋肉を用いた発電
    1. 発電原理
    2. 人体の動きを利用した発電とその応用
    3. ヘルスケアー関連への応用
  5. 実機を用いた発電デモ・質疑応答
    • アクチュエータ
    • 発電システム
    • センサーシステム
    • スピーカーシステム

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/25 高出力モータの性能と品質を極める オンライン
2025/11/25 医療機器プロセスバリデーションの進め方と統計的手法・サンプルサイズ オンライン
2025/11/25 カーボンナノチューブ・グラフェンの薄膜形成・低抵抗化技術と透明導電膜への応用 オンライン
2025/11/25 医療機器の梱包箱に対する輸送、保管試験 (試験方法を含む) などの要求事項 オンライン
2025/11/25 体表面における生体信号の低侵襲・非接触計測技術と応用 オンライン
2025/11/26 生成AIを使用した市販後安全監視・副作用報告 オンライン
2025/11/27 「寄り添いロボット」開発の舞台裏と医療介護から住宅・街づくりへの展開戦略 東京都 会場・オンライン
2025/11/27 低濃度CO2の回収・資源化技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/11/28 ペロブスカイト太陽電池の高効率化・高耐久性化と今後の展望 オンライン
2025/11/28 燃料電池・水電解の電極触媒およびセルの構造観察・分析法 オンライン
2025/11/28 低濃度CO2の回収・資源化技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/12/1 モータ品質トラブル対策の実務と事例で学ぶ解決ノウハウ 東京都 会場・オンライン
2025/12/1 燃料電池・水電解の電極触媒およびセルの構造観察・分析法 オンライン
2025/12/2 医療機器の承認申請書・添付資料作成のポイント 基礎講座 オンライン
2025/12/2 量子水素エネルギー (QHe) の実用化と事業化戦略 東京都 会場・オンライン
2025/12/3 スズ系ペロブスカイト太陽電池の材料、プロセス技術 オンライン
2025/12/3 局所止血材の使用法と今後の開発ニーズ オンライン
2025/12/4 グリーン水素製造技術を見据えた水電解の役割 オンライン
2025/12/4 原子力発電安全性向上の取り組みと新規制への対応 東京都 会場・オンライン
2025/12/8 GX (グリーントランスフォーメーション) 時代における水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/1 2013年版 太陽光発電市場・部材の実態と将来展望
2013/1/30 再生可能エネルギー・エネルギー有効利用企業便覧 2013
2012/12/20 エレベータ〔2012年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2012/12/20 エレベータ〔2012年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/12/10 スマートシティの電磁環境対策
2012/12/7 2013年版 スマートコミュニティの実態と将来展望
2012/11/9 2013年版 蓄電デバイス市場・部材の実態と将来展望
2012/10/30 ステッピングモーター 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/10/30 ステッピングモーター 技術開発実態分析調査報告書
2012/10/12 2013年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2012/9/24 スマートハウス時代の戦略と技術
2012/9/3 2012年版 燃料電池市場・部材の実態と将来展望
2012/7/13 '13 一次電池・二次電池業界の実態と将来展望
2012/7/1 太陽光発電【2012年版】 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/7/1 太陽光発電【2012年版】 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/28 熱電材料と製造プロセス技術
2012/6/28 小型モータを材料で科学する
2012/5/11 '12 リチウムイオン電池業界の実態と将来展望
2012/5/1 リチウムイオン電池 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)