技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

「演習 + 課題・添削」で学ぶGMP基本事項

超入門

「演習 + 課題・添削」で学ぶGMP基本事項

~GMP超入門コースI : GMP基本事項編~
東京都 開催 会場 開催

GMP適合性調査の関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2012年5月14日(月) 10時30分 17時30分

受講対象者

  • 医薬品GMP経歴が比較的浅い方でGMP全般の習得を目指していらっしゃる方
  • 医薬品開発部門の方で、GMPの知識の吸収を目指していらっしゃる方
  • 異業種 (食品、化粧品、医療機器、化成品等) の方でGMPの基本を習得したい方
  • 当該部署ではないが、最低限のGMP知識を身につけたい方

修得知識

  • 医薬品製造管理及び品質管理におけるGMPの役割の理解
  • GMP品質システム全般の知識の習得
  • GMP基本事項の理解と習得
    • 衛生管理
    • 保管管理
    • 設備管理
    • 製造管理
    • 試験室管理
    • 品質保証管理 (逸脱・変更・バリデーション管理を含む)

プログラム

 初級者向けとしてGMP全般を理解する上で必須事項として、薬事や医薬品GMPの基本事項、衛生管理、保管管理、設備管理、製造管理、試験室管理、品質保証管理、逸脱及び変更管理の諸要件とその相互の関連について学びます。
 この講座は化粧品GMP、食品GMP、医療機器GMPに共通するGMPに関する基本事項が学べます。

 テキストのパワーポイントには約40個の空欄 ( ) 及び約5設問が設けてあります。テキストの解説の中で、講師と受講者がお互いにキャッチボールしながらGMP全般の基本事項のポイントを身に付けます。
 二日目の後半には演習を設定しています。演習はグループ学習とロールプレーを通してGMPへの理解度を高めることを意図しています。但し、一日目の終わりに宿題を提供します。この演習は一部スキルアップを考慮しました。
 講座終了後に、この講座全体の復習及びスキルアップを目的とした通信添削の課題を提供します。2週間後に解答をお願いします。採点及び添削に加えて講評を提供します。

  1. 第1部 薬事及びGMPの基本事項の理解
    1. 医薬品は他の製品とどのように違うか。また製造にはどのようなプロセスが必要か?
    2. よい医薬品の条件とは?
    3. なぜ、GMPが必要か?
    4. GMPが生まれた背景とGMP3原則とは?
    5. 医薬品の製造・品質管理にGMPはどのように役立つか?
    6. 医薬品の製造過程で起こりやすい代表的事例で考えられることは?
    7. 国内GMPの変遷と改正薬事法のポイント (製造業と製造販売業の分離など) は何か?
    8. 製造販売業許可の要件であるGQPの導入とGMPとの関係は?
    9. GMP省令 (基準) のポイントは?
    10. GMPに要求される組織と業務
    11. GMPを構成する6サブシステム及び必要な文書類
  2. 第2部 GMP各論の習得
    1. 衛生管理
      1. 衛生管理基準書に必要な記載要件
      2. 衛生管理に必要な文書・記録類
      3. 交叉汚染・異物制御管理のポイント
      4. 微生物汚染防止管理の基本
      5. 清浄度区分とゾーニング
      6. 衛生管理の留意点
      7. 防虫・防そ管理。
    2. 保管管理
      1. 施設での製造・保管システムの業務フロー
      2. 保管管理で要求される手順書類
      3. 原材料・中間製品の搬入における塵埃防止 (事例)
      4. 入荷 (検収) ・保管・入出庫・出荷・原材料運搬作業の留意点
      5. 保管条件 (温度) の留意点
      6. 保管・搬入中での昆虫混入に対する注意事項
      7. 保管に係る帳票類
    3. 製造管理
      1. 製造管理 (表示・包装管理を含む) に必要となる管理要件
      2. 製造管理基準作成上の留意点
      3. 運転操作手順書作成上の留意点
      4. 製造指図書原本作成上の留意点
      5. 製造記録書作成の留意点
      6. ロット管理の留意点
      7. 製薬用水管理の留意点
      8. 空調設備及びユーティリティ管理の留意点
      9. 工程管理の留意点
    4. 設備管理
      1. 設備管理のベースとなる設備適格性評価の目的
      2. 設備管理に必要な手順書、文書及び記録類
      3. ゾーニングで考慮すること
      4. 動線計画のポイント清浄度基準
      5. 室間差圧管理のポイント、
      6. 製薬用水設備
      7. 機器校正のポイント
    5. 試験室管理
      1. レギュレーションが要求する試験室管理に必要な要件とは?
      2. 品質管理に必要な重要管理項目
      3. 日本薬局方の基本事項 (通則)
      4. 日本薬局方の基本事項 (製剤総則)
      5. 日本薬局方の基本事項 (一般試験法)
      6. サンプリンクのポィント、
      7. 試験検査作業の留意事項、
      8. 規格外結果の処理の留意事項、
      9. 生データ処理及び数値の丸め方の留意点、
      10. 試薬・試液・標準品の管理
    6. 品質保証管理
      1. 品質保証管理のポイント
      2. GMP運営に該当するGMP対象文書・記録類
      3. 逸脱と変更の違い
      4. 逸脱管理・変更管理のサイクル
      5. 逸脱管理の必要性
      6. 逸脱管理の対象
      7. 逸脱に関するランク区分
      8. 変更管理の必要性
      9. 日常の生産活動において変更が起こりうるケース
      10. 変更管理の対象 (事例)
      11. 変更におけるランク区分
      12. 工業化研究とバリデーションとの関係
      13. バリデーションの目的
      14. バリデーションの実施対象
  3. 第3部 演習及び通信添削

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

三田NNホール&スペース

B1F スペースAB

東京都 港区 芝4丁目1番23号 三田NNビル地下1階
三田NNホール&スペースの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 63,000円 (税込)
複数名
: 53,000円 (税別) / 55,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/28 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/8/29 製造とラボの現場におけるペーパレス化実践セミナー: データインテグリティに適合した記録方法とレビューの実務 オンライン
2024/8/29 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2024/8/29 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2024/8/29 QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬確認と点検方法 オンライン
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/8/30 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/9/4 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/9/5 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 オンライン
2024/9/5 再生医療等製品の輸送方法の開発、安定性試験の実施 オンライン
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点