技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

承認申請を踏まえたNOAEL・NOEL・MABEL設定とヒト初回投与量算出

承認申請を踏まえたNOAEL・NOEL・MABEL設定とヒト初回投与量算出

~臨床リスク低減と承認申請を見据えたデータの信頼性~
東京都 開催 会場 開催

臨床試験でのリスク軽減のために毒性量をどのように生かして初回投与量を設定すべきか?

概要

本セミナーでは、NOAEL・NOEL・MABEL設定について基礎から解説し、申請時の非臨床安全性試験データの信頼性保障、ICHの最新動向とガイドラインについて詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月27日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の品質担当者、担当者
  • 臨床試験の計画担当者、管理者

修得知識

  • ICHガイドラインと非臨床安全試験の関連
  • ICH M3(R2)・ICH S9ガイドラインの概要
  • 臨床試験のリスク軽減のための毒性量を考慮した初回投与量の設定法
  • 製造販売承認申請に用いる非臨床安全性試験データの信頼性保障

プログラム

 まず、日米EU医薬品規制調和国際会議 (ICH) について振り返り、今現在ICHでどのようなことが問題になっているかを考える。
 その後、新規ICHガイドラインの現状を交えて、ガイドラインと非臨床安全試験の関係について考えた後、M3 (R2) 及びS9ガイドラインの簡単な内容を紹介し、両ガイドラインを医薬品に開発にどのように生かすかについて考える。
 また、今回のメインテーマである臨床試験でのリスク軽減のために毒性量 (NOEL/NOAEL/MABEL) をどのように生かして初回投与量を設定すべきかについて考える。
 最後に、製造販売承認申請に用いる非臨床安全性試験データの信頼性保障について考える。

  1. はじめに (演者自己紹介を含む)
  2. 日米EU医薬品規制調和国際会議 (ICH) について
  3. ICHプロセスとは
  4. 非臨床安全性試験に関連するICHガイドライン
  5. ICH M3 (R2) ガイダンスと非臨床安全性評価
    1. ガイダンスの目的、背景及び適用範囲
    2. 一般毒性試験のための高用量選択
    3. 急性毒性試験
    4. 反復投与毒性試験
    5. 臨床開発及び製造販売承認申請に必要な毒性試験の投与期間
    6. 小児における臨床試験
    7. 配合剤のための非臨床試験
  6. ICH S9ガイドラインと非臨床安全性評価
    1. ガイドラインの目的、背景及び適用範囲
    2. 一般毒性試験
    3. 臨床試験での増量計画と最高投与量
    4. 初回臨床試験に必要な毒性試験の投与期間とスケジュール
    5. 医薬品の併用
    6. 小児で臨床試験を実施するために必要な非臨床試験
  7. 毒性量
    1. 無作用量 (NOEL)
    2. 無毒性量 (NOAEL)
    3. 最小薬理作用量 (MABEL)
  8. 臨床試験における初回投与量の設定
    1. 一般医薬品の場合
    2. 抗悪性腫瘍薬の場合
    3. バイオテクノロジー応用医薬品の場合 (抗悪性腫瘍薬を除く)
  9. 製造販売承認申請と非臨床安全性試験データの信頼性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 甲斐 修一
    (株)シミックバイオリサーチセンター 研究支援室
    室長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/19 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/9/19 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/9/19 医薬品HPLCの基礎と予想されるトラブルへの対応 オンライン
2024/9/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン
2024/9/20 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン
2024/9/20 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/9/20 医薬品工場の計画・設備設計及びバリデーションの進め方とトラブル対応 オンライン
2024/9/20 医薬品容器 (滅菌バイアル) の製造における微生物汚染管理、無菌性保証およびバリデーション オンライン
2024/9/20 点眼剤の処方設計・評価・スケールアップと品質保証 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/24 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2024/9/24 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/9/24 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/25 微粒子・微生物の環境モニタリング測定方法と留意点、アラート/アクションレベルの設定・管理 会場・オンライン
2024/9/25 新興国 (中国・ASEAN主要国) の医療保険・薬価制度の概要と薬価戦略 オンライン
2024/9/25 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/9/25 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築