技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
鉄やアルコール化合物等を触媒として用いたリビングラジカル重合の低コスト化技術の最新動向を紹介!
均一系鉄触媒の開発研究
~基礎化学から分離回収再利用可能な原子移動型リビング重合用触媒系まで~
今年度を含め過去10年間の少なくとも3つのノーベル化学賞には、金属錯体触媒の化学が大きく係わっている。錯体触媒の特徴は、溶液中で進行する他の有機反応では達成できない反応を多く実現するだけでなく、金属あたりの活性が高く、触媒となる有機金属分子の設計次第で反応の選択性を自由自在に制御することが可能である。
一方において、現代の資源制約下で高価な貴金属の使用に限界が出ていること、および、金属の生成物からの分離回収が大きな課題となっている。鉄は生体に必須な元素であり、安全で環境負荷を与えない。また、地球上に広く分布して多量に存在しており、安価である。このため、鉄錯体触媒は今後の有機合成、高分子合成における大きな課題となっている。
本講演では、この鉄錯体触媒の開発研究を、鉄錯体の基礎化学と研究手法を例をあげて解説する。とくに、具体例として原子移動型ラジカル反応用触媒の開発を錯体触媒の設計、合成、同定から機能開発にいたる研究を紹介することにより、鉄触媒開発の指針を示す。
非遷移金属触媒を用いたリビングラジカル重合の低コスト化技術
近年、リビングラジカル重合法が、最先端分野に用いられる高付加価値高分子を製造する精密重合法として注目されている。
例えば、エラストマー、接着剤、ポリマーアロイ、レジスト、コーティング、塗料、インク、界面活性剤、分散剤、化粧品、潤滑剤、電子・光学・力学・分離・潤滑・生体・医療材料分野等への利用が期待されている。
私共は、最近、汎用の安価で低毒性のリン、窒素、アルコール、炭素化合物がリビングラジカル重合の優れた触媒として作用することを発見し、各種の機能性モノマーの重合を制御している。触媒は、取扱いが容易で、重合は簡便です。経済性、環境安全性、簡便性に優れると期待しえる。
本講座では、この重合法を解説し、有機触媒の活性やその長所、実用化への技術的な課題等について、紹介したいと思う。
東京ビッグサイト会議棟 6階 609会議室 (135-0063 東京都江東区有明3-11-1 東京ビッグサイト会議棟)
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
---|---|---|---|
2025/1/31 | 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 | オンライン | |
2025/1/31 | メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 | オンライン | |
2025/1/31 | ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント | オンライン | |
2025/1/31 | 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 | オンライン | |
2025/2/3 | 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 | オンライン | |
2025/2/3 | 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ | オンライン | |
2025/2/3 | カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック | オンライン | |
2025/2/5 | 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 | オンライン | |
2025/2/6 | 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 | オンライン | |
2025/2/6 | エポキシ樹脂 2日間総合セミナー | オンライン | |
2025/2/7 | バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 | オンライン | |
2025/2/7 | プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 | オンライン | |
2025/2/7 | カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 | オンライン | |
2025/2/7 | リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 | オンライン | |
2025/2/7 | メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 | オンライン | |
2025/2/7 | 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 | 東京都 | 会場 |
2025/2/12 | 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 | オンライン | |
2025/2/12 | プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 | オンライン | |
2025/2/12 | プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 | オンライン | |
2025/2/12 | CO2を利用した化学品製造の技術体系・世界動向と触媒技術の最前線 | オンライン |
発行年月 | |
---|---|
2020/1/31 | 添加剤の最適使用法 |
2019/12/20 | 高分子の表面処理・改質と接着性向上 |
2019/10/31 | UV硬化技術の基礎と硬化不良対策 |
2019/1/31 | マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集 |
2018/11/30 | エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方 |
2018/7/31 | 高耐熱樹脂の開発事例集 |
2018/4/12 | 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018 |
2018/3/19 | 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 |
2018/3/18 | 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2017/9/29 | 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略 |
2017/7/31 | 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集 |
2017/7/31 | プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 |
2017/6/19 | ゴム・エラストマー分析の基礎と応用 |
2017/2/27 | プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術 |
2017/1/31 | 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術 |
2016/8/31 | ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ |
2014/11/30 | 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2014/8/28 | 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法 |
2014/7/15 | 乳化・懸濁重合法の基礎と応用 |
2014/6/15 | 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |