技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

インド自動車ビジネスにおける市場・政策動向と日本企業の参入戦略

現地メーカーの戦略・部品調達から参入戦略を詳解する

インド自動車ビジネスにおける市場・政策動向と日本企業の参入戦略

会場 開催

中国に次いで成長が著しいインドの自動車市場を詳解する特別セミナー!

概要

本セミナーでは、今後著しい成長が見込まれる、インドの自動車市場に参入するための具体的な方法やノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2010年12月1日(水) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • インド進出を検討している経営者
  • 海外進出を検討している方
  • 市場調査の担当者
  • インドの自動車ビジネスに興味のある方

修得知識

  • インドの自動車ビジネスの市場・政策動向
  • 部品の調達のノウハウ
  • 参入戦略

プログラム

第1部 (10:30~12:00)

インドビジネスの実情と自動車産業
~国内外企業の動向と市場、排ガス規制、規格、周辺政策~

 インドビジネスの一般的事情、自動車産業の動向について触れた上で、自動車に関連して次のような項目について概説する。

  • 日印、周辺国を含めたFTA、EPAの及ぼす効果と今後
  • インドを中心とした部品、完成車の輸出入の状況
  • 環境、排ガス規制
  • 産業インフラ、現地法人設立
  • 交通インフラの整備
  • 燃料事情
    ガソリン価格の高いインドでは、CNG仕様車など独特の燃料事情があります
  • 自動車ローン、保険など
  • インドにおける日本企業の商機 (まとめ)
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 (12:45~14:15)

Tata Motors社の戦略から見る、インド自動車市場での事業展開

 近年インドの自動車産業の発展は目覚ましいものがある。国の政策としても経済発展の核ととらえ2008年のリーマンショックからの立ち直りも早く2009年2月にはすでに前年同月比を上回った。中国と違って主体性を持って車を開発している地場の自動車メーカー (タタモーター) に焦点を当て、2010年1月に開かれたインドオートエキスポの状況から今後のインド自動車産業の動向、またインドへ参入する企業へ留意点を述べたい。

  1. インドの基礎データー
  2. 何故インドは自動車産業を発展させたいのか
  3. インドの自動車政策
  4. インドオートエキスポ (2010 1月) の状況
  5. オートエキスポで発表された車の特徴
  6. 地場企業タタモーターの開発した車
  7. 超低価格車 タタナノの開発ストーリー
  8. タタナノの開発におけるイノベーションとは
  9. タタにおける人材育成施策
  10. タタモーターのものづくり能力
  11. インドにおける各社の開発戦略
  12. ナノ開発から学ぶ開発途上国におけるものづくり
  13. インド自動車産業に参入するときの留意点.
  14. これからの車づくりの競争店は
  15. インド自動車産業の強みと弱み 人材、インフラ整備
  16. インド、中国のものづくり実感
  17. インド自動車産業の競争力
  18. オバマ政権施策とインド自動車産業
  19. 自動車の環境対応
  20. 日本、インドビジネスにおける課題
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 (14:30~16:00)

低価格車で変わる部品調達戦略

 今後インドを始めとする新興国市場へ投入される日本の新興国戦略車の増大が見込まれるが、これらの車は現地の低価格ニーズに応えるために従来のレベルをはるかに超えた 低コスト化が求められている。低コスト実現のためには車の製造原価の70%~80%を占める部品調達コストの低減が決め手であり、部品調達戦略の変革がカギを握っている。
 低コスト化を目指して変革を迫られる自動車メーカーの部品調達戦略と それが部品メーカーに及ぼすインパクト、部品メーカーの対応などをお話します。

  1. 超低価格車 “NANO” の衝撃
  2. インド小型低価格車動向
  3. 日本の自動車メーカーの新興国戦略車
  4. 新興国低価格車で変わるコストダウン活動
    • 日本車のコストダウン活動の特徴
    • コストの80%は設計で決まる
    • 開発プロセスはコストダウンプロセス
    • 変わるコストダウン活動
    • ドラスティックに低下するコスト目標値
    • 新たな発想が求められる車両・部品開発
  5. 変わる部品調達戦略
    • 日本自動車メーカーの部品調達戦略
    • コストマネジメントとサプライヤーマネジメント
      機能簡素化、共用、流用に舵を切る開発購買
    • 世界最適調達はLCCSの世界ネットワーク構築
    • 新たな段階へ入る集中購買
  6. 部品メーカーへのインパクトと対応
    • 存在感を増す欧米Supplier
    • 現地化を拡大する部品メーカー
    • ハーフコストへの取り組み
    • 日本国内のものづくり競争力強化の取り組み
    • 部品再編拡大の引き金に
    • 質疑応答・名刺交換

会場

東京・大田区平和島 東京流通センター 2F 第1会議室

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

第1部 講師

(株)インド・ビジネス・センター
マルチメディア事業部
伊藤 周太 氏

第2部 講師

東京大学 大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター 特任研究員
元 ホンダエンジニアリング (株) 取締役
伊藤 洋 氏

インドの他、パキスタン、タイの自動車産業の調査を行う。

第3部 講師

藤樹ビジネス研究所 代表
藤樹 邦彦 氏

第3部 講師 略歴

日産自動車、日立製作所等で部品調達部長など一貫して資材調達業務を歴任。2001年から現職。
早稲田大学自動車部品産業研究所やJETROなどと共同でコンサルティングを実施。
自動車事業拡大をめざす北九州市や長崎県の地場企業支援活動なども行っている。
平成22年度機械振興協会経済研究所の研究事業「新興国の低価格自動車市場における日本企業の競争力強化」プロジェクト委員長。

第3部 講師 著書

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/21 研究開発部門による3つの重要要素に基づいた「良い事業戦略」の構築と策定 オンライン
2024/11/22 必要な情報を正確に伝えるための「企画書作成スキル」入門講座 オンライン
2024/11/27 IPランドスケープ入門 オンライン
2024/11/29 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成・強化手法 オンライン
2024/11/29 新しいアイデア・取り組みを成功させるための戦略的組織マネジメント オンライン
2024/12/3 企業価値向上のための事業ポートフォリオとROICツリーの活用のポイント オンライン
2024/12/6 共創の知財戦略による新規事業の創出と実施体制の構築 オンライン
2024/12/11 研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方 オンライン
2024/12/12 市場の潜在ニーズを見つける方法 オンライン
2024/12/18 研究開発部門を対象とした情報収集のテクニック オンライン
2024/12/19 自社保有技術・コア技術をベースとした革新的な研究開発テーマの創出活動 オンライン
2024/12/23 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2024/12/23 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2025/1/10 新規事業を生み出す社内起業家の育成と必須スキル オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン
2025/1/30 特許情報からみたBeyond 5G 材料開発戦争 2023 オンライン