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治験薬GMP

治験薬GMP

~3極の対応を踏まえて~

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  • 2014年10月16日:
    好評につき完売いたしました。 (絶版)

 日米欧3極における治験薬に係る法規制及びガイドラインについては、GMP、GCPなどが関係しており、多くの点で違いが見られその対応は簡単ではない。医薬品GMP、特に治験薬GMPについてのハーモナイズは進んでいない状況にある。
 『治験薬GMP ~3極の対応を踏まえて~』では、日米欧3極の治験薬関連の基準・ガイドライン、治験薬GMPの組織体制、出荷判定・出荷、品質管理、品質保証、文書・保管管理、製造管理、包装及び表示、教育訓練、洗剤・バリデーション・(ドラッグ)マスターファイル、CTD、変更事項、などについて可能な限り3極を比較していきたい。

目次

第1章 3極における治験薬GMPの比較

  • 1. 日米欧3極の治験薬関連の基準・ガイドライン
    • 1.1 治験薬に係る法規制及びガイドラインの経緯
    • 1.2 3極の医薬品GMP・治験薬GMP・原薬GMPの比較
    • 1.3 GMP・GCPと治験薬GMPの関係
  • 2. 3極における治験薬GMPの比較
    • 2.1 治験薬GMPの組織体制
    • 2.2 出荷判定・出荷
    • 2.3 品質管理
    • 2.4 品質保証
    • 2.5 文書・保管管理
    • 2.6 製造管理
    • 2.7 包装及び表示
    • 2.8 教育訓練
    • 2.9 変更管理
    • 2.10 逸脱管理
    • 2.11 洗浄
    • 2.12 バリデーション
    • 2.13 (ドラッグ) マスターファイル
    • 2.14 CTD (世界共通化資料)
    • 2.15 変更事項

第2章 3極に対応した治験薬GMPにおけるバリデーションの留意点

  • 1. 治験薬に関連するバリデーション
    • 1.1 プロセスバリデーション
    • 1.2 予測的バリデーション
    • 1.3 コンカレント・同時的バリデーション
    • 1.4 回顧的バリデーション
    • 1.5 洗浄バリデーション
    • 1.6 分析法バリデーション
    • 1.7 設備・機器のバリデーション
    • 1.8 実生産規模のバリデーション
    • 1.9 重要工程のバリデーション
    • 1.10 無菌工程のバリデーション
    • 1.11 製造支援システムのバリデーション
    • 1.12 コンピュータバリデーション
    • 1.13 統計解析のバリデーション
    • 1.14 ソフトウェア・ハードウェアのバリデーション
    • 1.15 スプレットシートのバリデーション
    • 1.16 供給業者 (Vendor,Supplier) のバリデーション
    • 1.17 変更時の再バリデーション
    • 1.18 定期的な再バリデーション
    • 1.19 電子記録・電子署名 (ER・ES) のバリデーション
  • 2. バリデーション・マスタープラン (VMP:Validation Master Plan)
  • 3. 電子記録・電子署名 (ER・ES) 対応のバリデーション
  • 4. 治験薬におけるバリデーション実施の留意点

第3章 3極に対応した治験薬GMPにおけるデータ・文書管理の留意点

  • 1. 治験薬GMPにおけるデータ管理の留意点
    • 1.1 データの誤りとその防止策
    • 1.2 人と信頼性確保・保証の関係
    • 1.3 ヒューマンミス・エラーの防止策
    • 1.4 データの信頼性 (Quality & Integrity)
    • 1.5 電子データ処理システム使用における留意点
    • 1.6 データマネジメントのための要求事項
  • 2. 治験薬GMPにおける文書管理の留意点
    • 2.1 文書化・文書管理方法
    • 2.2 ISO/FDIS9000:2000の文書管理
    • 2.3 治験薬GMPのドキュメント管理の特徴
    • 2.4 申請資料作成の留意点 (医薬品医療機器審査センター)
  • 3. 治験薬GMPで求められるバリデーション関連の文書類
    • 3.1 治験薬GMPで求められるバリデーション関連の手順書
    • 3.2 バリデーション実施計画書・報告書
    • 3.3 バリデーションライフサイクルの必要文書類と運用管理手順書
    • 3.4 各適格性の確認・評価の文書類
  • 4. 治験薬GMPで求められる主な文書類
    • 4.1 治験薬GMPで求められる主な文書類
    • 4.2 治験薬製品標準書 (製剤)
    • 4.3 製造販売承認書
    • 4.4 品質標準書
    • 4.5 治験薬製造管理基準書
    • 4.6 治験薬製造管理に関する手順書
    • 4.7 製造指図書原本
    • 4.8 ロット試験成績書 (製剤)
  • 5. 治験薬GMP実施文書体系 (治験用原薬研究開発施設)
  • 6. 治験薬の製造・管理/保存記録・必須文書
  • 7. その他治験薬関連の文書
    • 7.1 技術移転文書
    • 7.2 治験薬概要書
    • 7.3 治験薬に関するチェックリスト
    • 7.4 委受託製造契約書の内容 (基本契約)

第4章 3極に対応した治験薬GMPハードにおけるレギュレーションと構造設備

  • 1. GMPの開発と統合の過程
    • 1.1 我が国におけるGMPの意義
    • 1.2 我が国におけるGMPレギュレーションの開発
  • 2. 治験薬GMPハードのレギュレーション
    • 2.1 治験薬GMP省令の成立
    • 2.2 医薬品GMPと治験薬GMPの違い
    • 2.3 治験薬GMP (ハード) の主な構成
    • 2.4 医薬品開発の種々の段階における各レギュレーション
      • 2.4.1 我が国の関連する法規制/規格
      • 2.4.2 WHO
      • 2.4.3 米国 (FDA)
      • 2.4.4 EU諸国
  • 3. 治験薬製造設備
    • 3.1 治験薬の意義
      • 3.1.1 効果/効能を有する物質の探索
      • 3.1.2 安全性の確認
      • 3.1.3 効果の確認
      • 3.1.4 製剤開発
      • 3.1.5 スケールアップ
    • 3.2 治験薬製造設備の特徴と計画
      • 3.2.1 製剤の種類,剤型による治験薬製造設備の切り分け
      • 3.2.2 多品種
      • 3.2.3 小ロット
      • 3.2.4 要員の関与
      • 3.2.5 治験薬製造設備の計画
      • 3.2.6 洗浄バリデーションに関する考察
      • 3.2.7 査察への対応
      • 3.2.8 EU諸国におけるその他の規制
  • 4. 治験薬製造設備のバリデーション
    • 4.1 GMP
    • 4.2 バリデーションの流れ
    • 4.3 SOPの作成と使用場面
    • 4.4 文書管理と記録の管理
    • 4.5 治験薬製造設備のバリデーションマスタープラン
    • 4.6 バリデーションマスタープラン作成の実務
    • 4.7 SOPの作成の実際と書式設定
    • 4.8 IQ/OQ/PQプロトコルの実務
    • 4.9 キャリブレーションの対象機器
    • 4.10 キャリブレーションプロトコル作成の実務
    • 4.11 多言語対応
    • 4.12 参考例
      • 4.12.1 事例の説明
    • 4.13 文書管理規定の例 (抜粋)
    • 4.14 バリデーション手順書の例 (抜粋)

第5章 3極に対応した海外の製造サイトからの輸入・施設への供給

  • 1. グローバル開発方針と臨床試験
  • 2. 外国製造サイトから治験薬供給の流れ
    • 2.1 治験薬コーディネーターの役割
    • 2.2 供給スケジュール
    • 2.3 包装・表示
      • 2.3.1 包装
      • 2.3.2 表示
    • 2.4 割付
    • 2.5 割付後の第三者確認試験
  • 3. 海外の製造サイトで治験薬を製造し,3極間で共通使用する際の留意点
    • 3.1 規格および試験方法
    • 3.2 品質試験
    • 3.3 外観品質に対する各国の要望の違いと対処方法
  • 4. グローバル開発における品質管理
  • 5. グローバル開発における治験薬の品質保証
    • 5.1 製造サイトとの品質取り決め
    • 5.2 輸送時の品質保証方法
    • 5.3 治験薬品質管理者の役割
      • 5.3.1 製造管理および品質管理の適切性の確認
      • 5.3.2 国内での治験薬の出荷判定 167
      • 5.3.3 バリデーション,自己点検および教育訓練記録の確認と,指示に対する改善措置が 講じられていることの確認
      • 5.3.4 苦情・回収処理に関する業務
    • 5.4 品質保証に必要な書類
      • 5.4.1 製造管理および品質管理の適切性の確認
      • 5.4.2 バリデーション,自己点検および教育訓練の確認
      • 5.4.3 治験薬の出荷可否判定 (国内)
      • 5.4.4 苦情・回収処理

第6章 3極に対応した品質管理

  • 人的組織
  • 標準書、基準書
  • 製造管理
  • 品質管理
  • 出荷判定
  • バリデーション等
    • 原料及び治験薬については…
    • 採取した検体について…
    • 治験薬について…
    • 試験検査に関する設備及び器具について…
    • 試験検査結果の判定について…
    • 試験検査結果に関する記録について…
    • 試験検査を他の試験検査設備又は試験検査機関について…
  • 原料ロットごとの試験検査時の留意点
    • それぞれの原料Lotで特殊な原料を除いて…
    • 新規に原料を購入する場合には原料評…
    • ろ過助剤、危険な試薬、特殊な試薬等については…
    • 原料のサンプリング方法については基準書については…
    • サンプリングを行う場所については…
    • サンプリングを行った原料については…
  • 製品ロットごとの試験検査時の留意点
    • それぞれのLot, Batchについて…
    • 抽出物、動物細胞以外の治験薬について…
    • それらの不純物について…
  • 保存サンプルの保管時の留意点
    • 保存サンプルは将来…
    • 保存サンプルの保存期間は…
    • 保存サンプルの保管量は…

第7章 3極に対応した出荷判定

  • 人的組織
  • 標準書、基準書
  • 製造管理
  • 品質管理
  • 出荷判定
  • バリデーション等
  • 治験薬品質管理者
  • (副) 治験薬品質管理者
    • 製造指図記録等の手順が…
    • 重要工程について…
    • 製造工程、品質検査時のすべての逸脱記録…
    • 中間体等の移動に伴う判定については…

第8章 3極に対応した査察対応

  • 1. 一般的な査察対応
    • 1.1 資料の整備確認・査察実施場所への移動などと応対の基本
    • 1.2 当日の受け入れ体制
    • 1.3 当局に見られたくない所はないか
  • 2. WHO GMPから
    • 2.1 基本的留意事項
    • 2.2 品質保証とバリデーション
    • 2.3 苦情と回収
    • 2.4 従業員
    • 2.5 施設と設備装置関連
    • 2.6 規格
    • 2.7 製品標準書および製造指図書
    • 2.8 包装指図書
    • 2.9 表示作業指示書
    • 2.10 バッチ製造および製造の記録
    • 2.11 品質管理
  • 3. 原薬GMPガイドラインから
    • 3.1 一般事項
    • 3.2 品質
    • 3.3 装置及び設備に関して
    • 3.4 製造に関して
    • 3.5 バリデーションに関して
    • 3.6 変更に関して
    • 3.7 試験室の管理に関して
    • 3.8 文書化に関して

第9章 治験薬GMPにおける変更・逸脱管理の実際

  • 変更管理
    • 「大幅な変更 (major change) 」
      • 生産菌の変更 (バクテリアから大腸菌)
      • 細胞融合・DNA組換え菌への変更
      • 有害物を含む原料への変更
      • 安全性が未確認の原料への変更
      • 合成法から発酵法への変更
      • 精製プロセスの根本的な変更 (クロマト処理から晶析法) 。
      • 精製法の大幅な簡略化
    • 「軽微な変更 (minor change) 」
      • 自社で使用実績のある他の原材料等への変更
      • 他社で使用実績のある他の原材料等への変更
      • 安定製造を目的とした製造パラメーターの変更
        • 製造および管理に影響するすべての変更を…
        • 原料、原料および製品規格…
        • GMPに関わる変更については…
        • 「変更管理」において製品品質への影響を…
        • 変更管理が承認され実施される場合には…
        • 変更が実施された後では…
        • リテスト期間あるいは有効期限に影響するような大幅な変更の場合には…
        • 原薬の品質に影響を及ぼす製造方法の変更の場合は…
  • 逸脱管理
    • 製造指図及び製造関連の手順書類に記載された規定及び管理値からの逸脱
    • 品質管理関連の手順書類に記載された管理値及び標準値からの逸脱
    • 計測機器キャリブレーションにおける管理値からの逸脱
    • 安定性試験設備の管理方法及び管理値からの逸脱
    • 製造設備の管理方法からの逸脱
    • 製造支援設備の管理方法及び管理値からの逸脱
    • 特定作業室関連の手順書類に記載された規定及び管理値からの逸脱
    • バリデーション実施計画書等バリデーション関連の文書類に記載された規定及び管理値からの逸脱
    • その他、医薬品製造管理者、品質部門及び製造部門の責任者が対応を必要と認めた逸脱
    • 「大幅な逸脱」
      • 工程重要パラメーターの逸脱
      • 特別指図からの逸脱
      • 再加工を伴う逸脱
      • 他部署・他品目・他ロットに影響を及ぼす逸脱 (用役)
    • 「軽微な逸脱」
      • 工程重要パラメーター以外の逸脱
      • 文書類の齟齬

第10章 内部監査についての留意点

  • 1. 原薬GMPにおける品質マネージメント
    • 1.1 原則
    • 1.2 品質部門の責任
    • 1.3 製造部門の責任
  • 2. 内部監査 (自己点検)
  • 3. 製品品質の照査
  • 4. 変更管理
  • 5. ANNEX13におけるQuality Management
  • 6. 医薬監第64号における内部監査

第11章 海外製造所の認定

  • 1. 用語の解説
  • 2. 認定申請について
    • 2.1 提出方法
    • 2.2 申請時期
    • 2.3 認定申請に必要な添付書類 (薬事法施行規則第35条第2項)
      • 2.3.1 申請者 (申請者が法人であるときは,その業務を行う役員) に係る精神の機能の障害又は 申請者が麻薬, 大麻,あへん若しくは覚せい剤の中毒者であるかないかに関する医師の診断書
      • 2.3.2 製造所の責任者の履歴を記した書類
      • 2.3.3 製造品目の一覧表 (日本に輸出を予定している品目の一覧で差し支えない) および 製造工程に関する書類
      • 2.3.4 製造所の構造設備に関する書類
      • 2.3.5 放射性医薬品の種類および放射性医薬品を取り扱うために必要な設備の概要を記載した書類
      • 2.3.6 当該外国製造業者が存する国が医薬品等の製造販売業の許可,製造業の許可, 製造販売の承認もしくは製造販売の認証の制度又はこれに相当する制度を 有する場合においては,当該国の政府機関等が発行する当該制度に係る許可証等の写し
    • 2.4 審査過程
    • 2.5 外国製造業者の認定区分変更/追加申請
    • 2.6 外国製造業者の認定更新申請
    • 2.7 変更届 (薬事法施行規則第100条)
  • 3. 関係する通知等

執筆者

  • 橋爪 武司 : GXPコンサルタント/QAサポートアドバイザー
  • 阿久津 東眞 : (株)エーケー
  • 濱嶋 良 : アストラゼネカ(株)
  • 長村 聡仁 : 協和発酵工業(株)
  • 野村 章 : QAアドバイザー、元 塩野義製薬(株)

出版社

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体裁・ページ数

B5判並製本 244ページ

ISBNコード

ISBN978-4-903413-17-4

発行年月

2007年7月

販売元

tech-seminar.jp

価格

42,750円 (税別) / 47,025円 (税込)

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