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CSVセミナー (中級編) + GAMP 5 2nd Editon

CSVセミナー (中級編) + GAMP 5 2nd Editon

~CSVとCSAはいったい何が違うのでしょうか~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間はそれぞれ2025年4月21日〜5月12日、2025年4月25日〜5月15日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年4月21日まで承ります。

開催日

  • 2025年4月16日(水) 10時00分 16時00分
  • 2025年4月22日(火) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 医療機器ソフトウェア設計者
  • 医療機器ソフトウェア業界へ新規参入する企業担当者
  • 医療機器製造業者へソフトウェアを供給するサプライヤ
  • 認証機関担当者

修得知識

  • 具体的なCSV文書のサンプル
  • 適切かつ高効率な対応方法
  • CSVはどこまでやれば良いのか
  • CSAでは何を実施するべきか
  • CSVではどの程度の文書化とテストを実施すべきか
  • クリティカルシンキングとは何か
  • CSAに従ったテスト方法と文書化の程度とは
  • GAMP 5 改訂の背景
  • 実践的な実装方法
  • AIやクラウドなどの新技術への対応
  • データインテグリティの確保
  • 効率的なバリデーションアプローチ
  • 具体的な事例
  • 規制要件を満たしながら、効率的にシステムを導入・運用する実践的な方法論

プログラム

2025年4月16日「CSVセミナー (中級編)」

 CSVに関するセミナーや書籍は沢山ありますが、実際のCSVの成果物の作成方法を解説したものはほとんどありません。百聞は一見にしかずです。 ぜひ具体的な文書の例を見て、CSV実施方法を体感してみてください。
 本セミナーでは、実際のCSV成果物を開示しながら、成果物の作成方法とノウハウを徹底的に伝授いたします。長年に渡ってCSVを実践してきた経験から、難解なGAMP 5をわかりやすく、適切かつ高効率な対応方法を解説いたします。これまで入門コースを受講された方にとって、次のステップアップとなる講座です。またFDAが提唱しているCSAに沿ったテストの実施方法と文書化の程度について詳しく具体的に説明します。CSV担当者必見のセミナーです。

  1. はじめに
    • 「スコッティ」のデザインはクリティカルシンキングにより決められた
    • クリティカルシンキング
    • CSVに対する思い込み
    • CSVからCSAへ
    • CSA概要
  2. 成果物の種類と作成の留意点
    • システムライフサイクルフェーズとステージ (段階)
    • CSV成果物の種類と属性
    • 仕様書はシステムに対して1冊
    • 計画書・報告書はプロジェクト毎に作成
    • テストスクリプトとログの関係
    • Document IDの付け方 XXX – 01 – VP – 01
    • トレーサビリティマトリックスとは
    • トレーサビリティマトリックス
    • トレーサビリティマトリックスは、後段の文書の添付資料
  3. 構想フェーズ
    • 構想フェーズの成果物
    • ユーザ要求仕様書 (URS) とは
    • ユーザ要求仕様書執筆手順
    • ユーザ要求仕様書の要件
  4. プロジェクトフェーズ
    1. 計画策定段階
      • プロジェクトフェーズの成果物 計画策定段階
      • リスク評価報告書
      • 初期リスクアセスメント 〜製品とプロセスの理解〜
      • バリデーション計画書 (VP)
    2. 仕様、構成設定、およびコーディング段階
      • プロジェクトフェーズの成果物 仕様、構成設定、およびコーディング段階
      • 市販のパッケージソフトウェアに関するドキュメンテーション
      • 機能仕様書 (カテゴリ4、カテゴリ5)
      • トレーサビリティマトリックス
      • 機能仕様書 (FS)
      • 構成設定仕様書 (カテゴリ4のみ)
      • 機能リスク評価 (詳細なリスクアセスメント)
      • FMEAによる詳細なリスクアセスメント
      • トレーサビリティマトリックスと機能リスク評価
    3. 検証段階
      • プロジェクトフェーズの成果物 検証段階 (サプライヤ内で作成する成果物)
      • ソフトウェアの特徴とテスト
      • テスト計画書 (TP)
      • CSAによるStreamlined Risk – Based CSV 〜文書化の程度〜
      • 適切な記録の確立 〜保証活動および記録の例〜
      • テストスクリプト
      • テストスクリプトとテストデータ
      • Scripted Test (サンプル)
      • Scripted Test (テストスクリプトとテストデータ)
      • Scripted Test (テストログ)
      • 要求テスト (PQ) とは
    4. 報告とリリース段階
      • プロジェクトフェーズの成果物 報告とリリース段階
      • バリデーション報告書 (VR)
      • 障害・変更および逸脱の対応方法
      • バリデーション報告書 (VR)
  5. 運用フェーズ
    • ライフサイクル内開発フェーズと支援プロセス
    • 変更管理 (Change Control) の要点
    • 変更要求書、変更管理一覧表
    • 変更管理プロセス
    • Traceability Matrixの更新
    • 障害管理 (Incident Management) の要点
    • 障害報告書、障害一覧表
    • 障害管理 (Incident Management)
    • サービスレベルアグリーメントと災害対策
  6. PIC/S GMP ANNEX 11概要
    • PIC/S GMP Annex 11 Computerised Systemの改定
    • PIC/S GMPの構成
    • ANNEX 11改定版目次 (EU GMP 2011.6.30、PIC/S GMP 2013.1.1)
    • ANNEX 11改定版 (2013.1.1より施行)
      • Principle (原則)
      • 1.Risk Management リスク管理
      • 2.Personnel 要員
      • 3.Suppliers and Service Providers サプライヤ及びサービスプロバイダ
      • 4.Validation バリデーション
      • 5.Data データ
      • 6.Accuracy Checks 正確性チェック
      • 7.Data Storage データ保管
      • 8. Printouts 印刷物
      • 9. Audit Trails 監査証跡
      • 10. Change and Configuration Management 変更およびコンフィグレーション管理
      • 11. Periodic evaluation 定期評価
      • 12. Security セキュリティ
      • 13.Incident Management 障害管理
      • 14.Electronic Signature 電子署名
      • 15.Batch release バッチリリース
      • 16.Business Continuity 業務の継続性
      • 17.Archiving アーカイブ
    • 質疑応答

2025年4月22日「GAMP 5 2nd Editon 徹底解説」

 デジタルトランスフォーメーションの加速とともに、製薬・医療機器業界におけるコンピュータ化システムの重要性は増す一方です。GAMP 5は、これらのシステムの適切な管理とバリデーションの国際標準として広く認知されています。2022年に発行されたGAMP 5 Second Editionでは、クリティカルシンキングの導入やデジタルトランスフォーメーションへの対応など、大幅な改訂が行われました。
 本セミナーでは、改訂の背景から実践的な実装方法まで、経験豊富な専門家が徹底的に解説します。特に、AIやクラウドなどの新技術への対応、データインテグリティの確保、効率的なバリデーションアプローチについて、具体的な事例を交えながら詳しく説明します。規制要件を満たしながら、いかに効率的にシステムを導入・運用していくか、その実践的な方法論を学ぶことができます。

  1. はじめに
    1. GAMP 5の歴史的背景と発展
    2. GAMP 4からGAMP 5への移行
    3. インダストリー4.0時代における位置づけ
    4. 各国規制当局の期待
    5. 第2版改訂の具体的な背景
    6. デジタル技術の進化
    7. リモートワークの普及
    8. データドリブンアプローチの台頭
    9. 規制環境の変化
    10. FDA、EMA、PMDAの最新動向
    11. Annex 11とPart 11の関係性
    12. データインテグリティ要件の厳格化
  2. 主要な変更点
    1. リスクベースアプローチの強化
    2. リスクアセスメントモデルの更新
    3. 重要性評価の新しい考え方
    4. スケーラブルなアプローチの導入
    5. クリティカルシンキングの概念
    6. 従来のチェックリストアプローチからの転換
    7. 科学的根拠に基づく判断の重要性
    8. ドキュメンテーションへの影響
    9. データインテグリティ対応
    10. ALCOAプラスの原則の組み込み
    11. データライフサイクル管理の強化
    12. メタデータの重要性
  3. Critical Thinking (クリティカルシンキング)
    1. クリティカルシンキングの実践
    2. 思考プロセスの構造化
    3. エビデンスベースの意思決定
    4. チームアプローチの重要性
    5. バリデーション活動への適用
    6. 要件の適切性評価
    7. テスト戦略の最適化
    8. 文書化レベルの判断
    9. 組織文化の変革
    10. マインドセットの転換
    11. トレーニングアプローチ
    12. 変更管理の考え方
  4. リスクベースアプローチの実践
    1. 新しいリスクアセスメント手法
    2. 患者安全影響度評価
    3. ビジネスクリティカリティ評価
    4. システム複雑性評価
    5. スケーラブルなアプローチの実装
    6. カテゴリ分類の見直し
    7. 検証活動の最適化
    8. 文書化レベルの調整
    9. 継続的モニタリング
    10. KPIの設定と評価
    11. パフォーマンスレビュー
    12. 是正措置の実施
  5. デジタルトランスフォーメーションへの対応
    1. クラウドシステムのバリデーション
    2. IaaS/PaaS/SaaSの違い
    3. 共有責任モデル
    4. セキュリティ要件
    5. AI/MLシステムの評価
    6. バリデーションアプローチ
    7. 性能検証の方法
    8. 継続的モニタリング
    9. サプライヤーマネジメント
    10. 評価基準の見直し
    11. 監査アプローチの変更
    12. 契約管理の重要ポイント
    • 質疑応答

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 100,000円 (税別) / 110,000円 (税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
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  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間はそれぞれ2025年4月21日〜5月12日、2025年4月25日〜5月15日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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