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電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材の考え方、設計法入門

電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材の考え方、設計法入門

~ミリ波帯での吸収体・透過材設計例を中心に詳解 / 反射特性、透過特性を計算するエクセルのプログラムを配布~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電波吸収体、シールド材料の具体的用途や市場を分かりやすく解説いたします。
また、低周波数帯からミリ波帯までのEMC対策を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2022年9月29日(木) 13時00分 17時00分

修得知識

  • 電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材設計に必要な電波伝搬基礎
  • 層構造の等価回路の作り方、設計への応用法
  • 反射、吸収、透過、整合などの現象の理解
  • 電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材設計の考え方と設計例
  • ミリ波帯電波吸収体の設計例
  • 全透過条件と構成法、斜め入射の取り扱い
  • 導電材板の遮蔽特性、遠方界・近傍界遮蔽の考え方

プログラム

 本講演では、電磁波の吸収体、遮蔽材、透過材の設計技術について、電波工学が専門ではないエンジニアの方々を対象とし、基礎的な事柄を重視して解説を行います。自動車レーダ用のミリ波帯電波吸収体や透過材、ハイブリッドや電気自動車のような低周波から高周波に渡る電磁遮蔽材などの設計の基礎知識とすることを念頭にして、電波伝搬基礎、等価回路の作り方、設計の考え方、設計例を解説します。簡単な数学を用いますがセミナーで説明しますので、事前の準備等は不要です。
 まず、電波伝搬の基礎事項である周波数と波長、波動インピーダンス、伝搬定数と誘電率や透磁率などの関係について解説し、次に、反射、透過、整合など吸収体、遮蔽材、透過材に特有な電波伝搬現象を説明します。本セミナーでは層構造への電磁波の入射・反射・透過などの現象を等価回路で表し、等価回路を用いた設計法を解説します。
 電波吸収体については、近年需用の多いミリ波帯を対象とした吸収体設計について、考え方と設計例を紹介します。透過材については、全透過条件、および、これに基づいた幾つかの構成例、さらに斜め入射における全透過設計例について解説します。電磁遮蔽については、近傍界・遠方界の説明、導電材の遮蔽特性、金属筐体の遮蔽特性などについて解説します。
 本セミナーでは理解を深めるために、誘電率、透磁率、厚み、入射角などを設定し、反射特性、透過特性を計算するエクセルのプログラム例を紹介します (このプログラムはセミナー終了後配布します) 。

  1. 電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材概略
  2. 電波伝搬の基礎と反射、透過、吸収、および等価回路
    1. 電波伝搬の基礎
    2. 電波伝搬と伝送線路、2端子網電気回路
    3. 電磁波の反射、透過、吸収
  3. 吸収体、遮蔽材、透過材の構成材料
    1. 誘電体、導電材、磁性材
    2. 人工誘電体
  4. 吸収体設計の考え方
    1. 各種電波吸収体
    2. 整合法と吸収体構成法
    3. ミリ波電波吸収体の設計例
    4. 電波吸収特性のシミュレーション
  5. 透過材設計の考え方
    1. 全透過条件とこれを満たす構成法
    2. 単層構造の透過材構成例
    3. 多層構造の透過材構成例
    4. 斜め入射の取り扱い、斜め入射と全透過
    5. 斜め入射特性のシミュレーション (単層構造)
  6. 電磁遮蔽材設計の考え方
    1. 遠方界と近傍界
    2. 導電材板の遠方界遮蔽特性、近傍界遮蔽特性
    3. 金属筐体による低周波磁界の遮蔽

主催

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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