技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CO2分離膜の設計・開発動向とCO2回収・利用・貯蔵技術の現状と展望

Zoomを使ったライブ配信セミナー

CO2分離膜の設計・開発動向とCO2回収・利用・貯蔵技術の現状と展望

~ガス分離膜の基礎、CO2分離膜の要求性能や開発、CCUSの現状と可能性など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ガス膜分離の基礎から、CO2分離回収を目的とした分離膜の設計、ガス分離性能評価法などから、CO2分離膜開発の歴史、そして現状とこれからの課題について紹介いたします。
また、分離回収したCO2の有効利用も昨今のトピックになっており、その現状や可能性について概説いたします。

開催日

  • 2020年10月15日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • CO2分離回収技術に関心のある方
  • これからCO2分離膜の開発に携わる方
  • CO2分離膜開発で課題・疑問のある方

修得知識

  • CO2分離回収における定量的な理解
  • 膜分離技術とCO2分離膜の開発
  • CO2分離膜の最前線

プログラム

 温室効果ガスの主成分であるCO2の排出抑制が喫緊の課題となっており、火力発電所など大規模CO2排出源におけるCO2分離回収技術として、アミン水溶液による化学吸収法が実証試験で用いられてきたが、所要エネルギーが大きく実用化への障壁となっている。これと比較して、膜分離法は省エネルギーであり、次世代分離回収技術として着目され、様々なCO2分離膜が開発されてきた。
 本講演では、ガス膜分離の基礎から、CO2分離回収を目的とした分離膜の設計、ガス分離性能評価法などから、CO2分離膜開発の歴史、そして現状とこれからの課題について紹介する。また、分離回収したCO2の有効利用も昨今のトピックになっており、その現状や可能性について概説する。

  1. CO2分離回収技術
    1. 温暖化および気候変動問題
    2. CO2回収貯留技術 (CCS)
    3. 種々のCO2分離回収技術
    4. CO2排出源と分離回収技術
  2. ガス分離膜の基礎
    1. ガス分離膜の歴史
    2. ガス分離膜の基礎
    3. ガス分離膜の種類
    4. 高分子膜のガス透過
    5. ガス分離膜の評価方法
  3. CO2分離膜の開発
    1. 開発の指針と要求性能
    2. CO2分離膜の開発動向
    3. キャリア介在型促進輸送膜
    4. I2CNERのCO2分離膜
    5. 分離膜の今後の検討項目
  4. CO2回収有効利用 (CCUS) と今後の展望
    1. CCUの現状と可能性
    2. ネガティブエミッション
    3. BECCS研究
    4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 谷口 育雄
    京都工芸繊維大学 大学院 工芸科学研究科 バイオベースマテリアル学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

Zoomを使ったライブ配信対応セミナーの留意点

  • ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • 開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • セミナー資料は印刷物を開催日までに発送予定でございます。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/14 化学吸収法による二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の最前線 オンライン
2025/7/15 吸着の基礎と吸着材の選定および吸着分離装置・プロセスの最適設計 オンライン
2025/7/15 化学吸収法による二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の最前線 オンライン
2025/7/17 超臨界CO2の基礎物性と応用技術 オンライン
2025/7/25 高分子膜のガス透過メカニズムと高分子CO2分離膜の技術動向 オンライン
2025/7/29 光触媒による二酸化炭素の光燃料化・高付加価値資源化技術動向と今後の展望 オンライン
2025/8/7 日本の2040年排出削減目標とGX推進戦略およびGX-ETSの本格稼働と企業がとるべき対応 オンライン
2025/8/21 LCA・CO2排出量計算の考え方と適用事例 オンライン
2025/8/21 川崎重工業株式会社 :CO2分離回収技術「Kawasaki CO2 Capture」 その開発・実証と今後の応用展開 東京都 会場
2025/8/22 LCA・CO2排出量計算の考え方と適用事例 オンライン
2025/8/22 DACが拓く新市場 : 事業化へのロードマップと最新技術動向 オンライン
2025/8/28 GHG排出量、削減貢献量の算定方法 オンライン
2025/8/29 CO2回収、DAC技術の研究動向とカーボンニュートラル実現への展望 オンライン
2025/9/2 岩石風化促進 (ERW) による大気からのCO2除去技術の現状と展望 オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン
2025/9/12 車両用CO2分離・回収装置の国内外における研究開発動向 オンライン
2025/9/25 膜分離技術の基礎と膜濾過プロセスの設計および膜ファウリング対策 オンライン
2025/9/29 CO2の電解還元技術における基礎と有用化合物への変換および将来展望 オンライン